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2004年8月

2004.08.31

夏が終わる

 こんにちは、「つくば占い」の結果は「つくばエキスポセンター」だったMIZUKIです。

 近頃急にコメントスパムがつき始めました。まあ、ついたら消す、を繰り返すより仕方なさそうです。

 ここ茨城の地は日曜の晩寒くなったかと思えば、今朝火曜日は台風でなま暖かい暴風雨が吹き荒れています。夏も終わりです。夏の終わりの気候の変化とともに連れ合いが高熱を出してしまいました。38℃もあるのでかなりつらそうです。
 いつも愛読しているデイリーポータルZ、最近地元ライターによる西日本ネタを多く取り上げていますが、やはりレギュラーの長い東日本ライター陣営に比べるとパンチが弱いというかウイットに欠けがちな面は否めません。でも、長い目で見守りたいと思います。東日本のライターさんでも、最初「なんじゃこりゃ」と思ったヨシダプロさんの記事が、最近徐々に独自のヘタレ感(例.スキーができない→リフトが怖い→ジャンプ台の高さへのこれでもかなこだわり など)が面白くなってきています。それに、やはり記事の行間に漂う絶妙な素人感がDPZの持ち味だと個人的に考えているので、全部の記事がツボでなくてもよいのだろうと思います。

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2004.08.29

図書館系同人誌

 某同人誌即売会(通称夏コミ)から早2週間が経過しようとしております。時期が大変空いてしまいましたが、今回購入した図書館系(一部違うのも混ざってます)の同人誌をご紹介したいと思います。

『秘書のお仕事』(サークル名:麒麟館)
途中空白期間はあったものの、足かけ15年はここの発行誌を入手し続けています。実は友人がやっているサークルなのですが、義理抜きで面白いです。
図書館物の本は、とある市立図書館の分館を舞台に司書の20代女性3人組と担当係長(苦労人の男性)と大学生のバイト君の日常をちょっと毒入りで描いた『図書館のおねーさん』シリーズ(既刊7巻)と、同シリーズの主人公の友人(女性)が勤務する大学附属図書館医学部分館を舞台にした番外編『図書館のおねーさん 番外編・大学図書館編』(既刊3巻)が発行されています。いずれも4コママンガです。
作者は公共図書館業界の方ではないので、少なくとも本編については全面的にフィクションの筈ですが、以前の巻に登場した担当係長の台詞「図書館の女性はすべて例外なく気が強い」は限りなく真実を突いていると膝を叩いた覚えがあります。
今回の本は図書館物ではありませんが、大学医学部の基礎医学研究室の大胆不敵な秘書コンビを主人公としており、『大学図書館編』と同じ世界の物語のようです。次回は冬コミ(スペースが取れれば)で『図書館のおねーさん 8』発行予定とのことですので気長に待ちましょう。
『図書館のおねえさん』(サークル名:お菓子のやま)
以前コメントでも紹介しましたが、こちらは現在、この春正式開館したばかりの某公共図書館にアルバイトとして実際に勤務されている女性が執筆されているエッセイマンガです。あまり毒もなくほのぼの可愛い系ですが、可愛い分現場の生々しさがこれでもかと伝わってきます。「もっとリアルに描いてくれ~」と思うエピソードがすっと流されていて若干の不満はありますが・・・。
例えば舞台になっている図書館ではICタグが全面的に導入されているそうですが、カウンターで正常に貸出処理されているにも関わらず出口でBDSに引っかかってしまうというトラブルが発生したというエピソード。どういうシステム上の理屈でこのエラーが起きてしまったのか、図書館屋としては気になるところです。しかしそれを微細に描いてしまうと万人が楽しく読めるマンガではなくなってしまいますね。(^_^;)
この夏発行された『おねえさん』のVol.1には正式開館以降のエピソードが収録されていますが、正式開館前の準備室段階のエピソードが準備号として過去に何冊か発行されたようです。今回は直近の準備号1冊しか購入しませんでしたが、次回このサークルを見かけたらぜひ新刊とバックナンバーを揃えたいと考えています。

 今回入手したのは以上の2誌でしたが、このほかにも公共図書館系とおぼしき内容のサークルを1、2カ所カタログで見かけました。そちらはあまり食指が動かなかったのですが、次回余裕があればもう少しきちんとチェックしたいです。

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2004.08.27

「だいがくとしょかん占い」をやってみる

 G.C.W.さんのblogの記事に掲載されていた「だいがくとしょかん占い」、遅ればせながら試してみました。以下、結果です。

MIZUKIさんは ブックエンド です♪

● ブックエンドさんのあなたは、何事にも粘り強く、とても忍耐強い頑張り屋さん。与えられた環境のなかでコツコツと努力を重ね、自分なりのペースで物事を進めていきます。隣り合った本を支えながらじっくりと考えるタイプで、途中で投げ出したりしないため、着実に物事を吸収していけるでしょう。ただし万が一、隣り合った本を投げ出してしまった時は、思ったよりも大きな音が館内に響くので、周囲がびっくりするという一幕もあります。恋愛面でも同様で、自分の恋を一途に守り続けていくタイプ。家庭的で、どちらかというと古風なところもあるため、好きな人には惜しみない愛情を注いで一心に尽くすことでしょう。ただし、ケンカになったら急に意固地になりそう。持ち前の忍耐強さで、良く話し合うことが大切です。

● MIZUKIさんの辞書にない文字は「不可能」です。

 自分的には意外とうなずける結果となりました。
 ケンカになったら意固地になる、というのは結構合ってるかもしれません。何に対してもまず自分が我慢しよう、と思って押さえ込むわりに、いったんカチンと来ると言動に歯止めがきかなくなる(そしてすぐに後悔する)ところがあります。しかし、「辞書にない文字は『不可能』」って、ナポレオンか、私は。(^_^;)

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2004.08.26

雑誌の製本について

 前の記事に雑誌の製本について書いたところ、「それはどんなことをするのか?」という質問コメントをいただきました。回答を書いたところえらく長くなってしまったので、新しい記事に起こしてみました。図書館に無縁の方(そういう人でこちらをお読みの方はいらっしゃるのでしょうか?)には何のことやら?かも知れませんがご容赦を。

 主に学術雑誌を購読しているような大学図書館や専門図書館では、バラのままでは傷んだり散逸してしまう可能性の高い雑誌を、保存用に巻や号ごとに1冊にまとめて製本しています。
 製本の方法としては、自前の簡易製本機を使用するなどして専用のカバーをつけて製本してしまう方法と、専門の製本業者に依頼して布貼りの上製本にしてもらう方法とがあります。今回ネタにしたのは後者の方です。
 例えば、月ごとに1号発行されており、1年間12号分を1巻として数える雑誌があるとします。雑誌によっては、1巻を1~6号分と7~12号分の2冊に分けて製本する場合もありますし、あるいは雑誌の厚さによって1~4号、5~8号、9~12号の3冊に製本する場合もあります。
 それから、去年赤い布貼りで製本されていた雑誌が今年は青い布貼りで製本されるようなことがあると書架に配置したとき格好悪いので、気をつけなければなりません。
そういった、どの雑誌をどういう風に製本するかについての指示書を業者さんに提示しなくてはならないので、製本予定の雑誌名と巻号のリストを作成し、製本する巻号毎に仕分け、輪ゴムで束ねて別置するなどの作業が必要なのです。他にも指示すべき事項はいくつかありますが、ここでは省略します。

 こうして指示書とともに業者さんにゆだねられた雑誌たちが無事製本されて返ってきたら、今度は製本の受入印を新しく押し直し、元あった書架に再排架するなどの作業を行います。また、時たまこちらの指示通りに製本されていないものなどがあったりするので、リストと照らし合わせてのチェックも欠かせません。なじみの業者さんの場合、逆にこちらの指示から抜け落ちていた事項を補完してくれたりして大変ありがたかったりします。

 色々書きましたが、実は自分も製本を依頼した経験は今まで2回ぐらいしかありません。しかも実際の書架作業は非常勤さんにお願いすることが多いので、作業の流れの細かいところは抜け落ちている可能性があります。お目こぼしください。

 ―と、こんな感じで答えになっておりますでしょうか?(^_^;)>まる3@山中湖様

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2004.08.25

今日のお仕事

 ふと思い立って、今日1日のお仕事を子細に書き出してみました。


  • 新着雑誌の購入伝票のシステム入力&印刷&決裁を行う。(不定期刊行の雑誌は到着ごとに後追いで購入伝票を作成することになっています)
  • 9月末に製本に出す予定の雑誌について、雑誌のまとめ作業を依頼している非常勤さんと追加作業の検討を行う。合間に別の非常勤さんからのPC関係の質問に答える。
  • 某部長がオンラインの文献複写依頼プログラムを使えないと言ってくる。Internet Explorerのセキュリティ設定が原因と推測されたので、設定をやり直すよう詳細な手順メモをお渡しする。(普段ならお伺いして設定し直すところですが持ち場を離れられない事情があったので・・・)
  • 新聞各紙の、研究関係記事の見出しチェックを行う。
  • 新型プリンタの利用上の注意(配布用と貼り紙用)の作成とそのための打ち合わせを行う。
  • プリンタの試験を兼ねて、先週から依頼を受けていた(プリンタ未納入のため保留されていた)ポスターの印刷
  • 10月から始まる書誌データベース遡及入力の業者と、取りまとめ役の中央館の職員の方が下見にいらしたので、それへの対応と打ち合わせをする。
  • 書架の整理を行うにあたり、作業の段取りその他についてベテラン司書の課長にご相談する。目からウロコなアドバイスを頂戴し感謝。
  • 自分のPCに新型プリンタのドライバとユーティリティをインストールしたところ、他のプリンタ(新型プリンタと同一メーカ)への印刷ができなくなる。ユーティリティのせいだと思いユーティリティをアンインストールし、該当プリンタのドライバの再インストールを試みるも、システムファイルがどこか壊れたのか、二度とインストールできなくなりどつぼにはまる(泣)。

 ・・・こうしてみるとあまり実のある仕事をしていないのになぜ気づくと定時を過ぎてしまっているのでしょう?不思議です。

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2004.08.24

本棚情報公開システム

 日常業務で頼り切っていた同僚がついに明日から期間不確定(少なくとも今後4ヶ月~7ヶ月間)の産休に入ります。今ひとつ自信がありませんが、とにかく最小限、仕事が停滞しないようがんばることにしましょう。筆者の何十倍もしっかり者でがんばりやさんのNちゃん、しっかり休んで元気な子を産んできてください。

 日外アソシエーツのレファレンスクラブ経由で得た情報。独立行政法人産業総合技術研究所の増井俊之さんという方が作成された本棚情報公開システムが本棚.orgとして公開されています。もちろん全部の「本棚」が登録者の実際の蔵書というわけではなさそうですが、それらを眺めるとき、何だか他人の心の内を透かし見るようなそんな気恥ずかしさを覚えてしまいます。そして、皆むずかしそうな本を読んでいるのだな、と観察するにつけ、やわらか本ばかりの自分の本棚をもう少し何とかしようかと思ってみたり。

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2004.08.22

北海道に優勝旗

 こうさぎのアクセス解析をチェックしたところ、このBlogの存在、一部職場関係者にバレてるかもです。別にやましいことを書いているわけではありませんが、気づいた方はいましばらくしまっておいてください。

 第86回全国高校野球選手権大会、南北海道代表駒大苫小牧高校が愛媛県代表済美高校を13-10で下し優勝しました(スポニチの記事)。甲子園には人並み以下の関心しかありませんし、ましてや駒大苫小牧のOBでもありませんが、これまで春夏の大会を通じて優勝旗が渡ったことの無かった北海道にそれをもたらしたのは画期的出来事だと思います。めでたいことです。

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2004.08.21

肉体労働と頭脳労働

 筆者、一応図書館に勤めていながら、肉体労働がそんなに得意ではありません。肉体労働と頭脳労働のどちらかを優先させるとしたら、つい頭脳労働を優先させてしまう人間です。しかも、肉体労働に取りかかる前に必要以上に頭で考えてしまって、石橋を叩いて渡れないことが多いと来ています。
 そんなわけで、目の前にやらなければならない肉体労働(書架整理など)がたまっていても、なかなか取りかかれずに先送りにしていました。どれくらいの間先送りにしてきたかは、あまりに長期間で恥ずかしいのでここでは言わないことにします。
 そのように悩んでいた時に、こちらのlib_blogさんの記事を見て猛反省してしまいました。確かに自分の場合も、頭脳労働を優先させた結果、肉体労働をいとわなければ程なくかたづく筈の仕事を随分ため込んでいて、その結果迷惑をかけている人が大勢いるわけです。同じ課の人だけでなく、利用者の方に対しても。
 幸い、立て続けにこなしてきた職場のイベントの手伝いもだいぶ落ち着いてきたので、来週から取りかかりたいと思います。頭脳労働を午前中にかたづけて、午後は肉体労働にがんばるよう配分すれば、随分違うでしょう。
 ―と思っていると、頭脳労働がどかどかと降ってきそうな恐怖があるのですが。でも今度こそ本気でやります。

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2004.08.19

日本学会事務センター破産

 読売新聞の記事などによれば、日本の学会事務の代行を行っておりそれら学会からの預かり金を財団の運営資金に流用していた(財)日本学会事務センターが、8月17日とうとう破産してしまったそうです。しかも流用された預かり金は返還困難とか。
 今日調べたところ、うちの図書館にも同センター経由で購入している学会誌が5種類ほどありました。とりあえず7月に納品されるべき号はすべて届いていましたが、影響が出るのはおそらくこれからでしょう。
 こういう公的機関がらみのニュースが流れるたび(上記センターは文部科学省所管団体です)、もっと早く何とかならなかったものかと思ってしまうのですが、あくまで「所管」であって直接運営に携わっているわけではないから何ともならなかったんでしょうね・・・。宙に浮いた各学会の事務の受け皿が早急に確保されることを願っています。

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2004.08.18

『現代の図書館』vol.42 no.1

 『現代の図書館』の42巻1号(2004.3) p.3-30に、

  土屋俊. 学術情報流通の最新の動向:学術雑誌価格と電子ジャーナルの悩ましい将来

という記事が掲載されていました。ページ数が多かったので読み終わるのに時間がかかりましたが、オンライン・ジャーナルの動向を中心とする過去の歴史および現状についてわかりやすく解説されています。
 特に、学術雑誌の価格高騰に端を発する「シリアルズ・クライシス」について、1990年代から予兆がありながら日本国内での抜本的な取り組み(主に国の予算措置)が遅れたという指摘には大きくうなずかされました。また、SPARC運動やオープン・アクセス、機関リポジトリについても、なぜ、どのような理屈からそのような運動が発生するに至ったのかに関する懇切丁寧な説明にページが割かれています。オープン・アクセスにおいて純粋に投稿料だけで雑誌の発行を維持していくことは非常に困難であり、予算援助が不可欠であること。しかし、日本の場合は科研費補助金の枠組みの中で冊子体の学術雑誌の刊行助成が既に行われているため、これ以上の予算援助は難しいであろうことなどのハードな現状についても余さず記述されていました。
 大変勉強になり、また今後の資料としても大いに活用できそうな記事でした。しかしなぜ『現代の図書館』の掲載記事には抄録がないのでしょう。あまり文章を読むのが早くないのも一因でしょうが、一気に通読するにはちょっと大部にすぎたので、せめて『図書館雑誌』本誌に何回かに分けて連載してあれば・・・などと思ってしまいました。でもたぶん本誌にこの種のテーマの記事の居場所を見つけることは難しそうなので、やはり媒体も掲載方式も今回のようなやり方がベストなのかもしれません。

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2004.08.16

イベント参戦

 とあるイベント(バレバレ)に参加してきました。ここ数年、1日目日程の参加を続けてきましたが、今年はどうしてもその日に休暇を取得することができなかったため、本日3日目の参加となりました。
 年に二、三度、ほとんどこの日程にしか会えない友人とも再会。楽しい時間を過ごすことができました。図書館の日常をテーマにした個人発行誌を新たに見つけるなど、収穫も上々。図書館がテーマの同人誌についてはまた次の機会に記せればと思います。今日はくたびれたのでとにかく眠ってリフレッシュすることにしましょう。

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2004.08.14

続・エゾシカバーガー

 北海道阿寒町でのエゾシカバーガーの試験販売について以前ネタにしましたが、ついに8月13日~15日の日程で阿寒町道の駅にて販売開始されたそうです(N@Nさんの記事より)。
 もちろん食べる以前にシカが増えすぎないようにするのが良いのだとは思います。そもそもシカが増えたのも、最大の天敵だったエゾオオカミを明治期の開拓時代に人間が根こそぎ駆除してしまったのが遠因だそうですし。しかし、北海道環境生活部環境室自然環境課作成のページ「エゾシカの保護と管理」にも掲載されているように、森林や農作物のエゾシカ食害による被害は洒落にならないレベルなのも事実なわけで・・・。駆除したものをただ捨て去るよりは食べて有効活用する方がずっと良いということでしょうか。

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2004.08.11

ゴキ登場

 本日帰宅したら、リビングのカーペットの端で体長5cmほどのゴキブリが瀕死状態に。殺虫剤をかけまくって安楽死させたものの、自分でかたづける勇気もなく、連れ合いの帰宅を待ちかまえて始末してもらいました。
 クロオオアリもさすがに減ったものの1日に1~2匹はまだ見かけます。ウチは昆虫のえさ場か?(^_^;)と疑いたくなる現状。とりあえず明日ゴキブリ捕獲器を買ってこようと決めています。
 しかしなぜあんな場所で文字通り虫の息になっていたかの理由は不明。家の中のあまりの暑さに虫も茹だったのかもしれません。

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オープン・アクセス(Open Access)

 紀伊國屋書店主催の、図書館の外国雑誌担当者向けセミナーに行ってきました。最近よく耳にする、学術雑誌の「オープン・アクセス(Open Access)」という方式について今ひとつよく理解できなかったので事前質問票に記入したところ、他の方も同じような質問をされたのか、丁寧な説明がありました。
 これまでの学術雑誌出版は、購読者からの購読料(会費)支払いにより成立してきました。しかし、現代の学術雑誌には毎年のような価格の上昇や、度重なる出版社の吸収合併に起因する大手出版社の市場寡占など多くの問題が存在しています。これに対し、論文の執筆者が各雑誌への投稿時に投稿料を支払いそれを雑誌の発行資金に充て、オンライン版雑誌(オンライン・ジャーナル)の無料公開を実現する方式が「オープン・アクセス」だそうです。
 最近では“BioMed Central”やOxford University Press社発行の雑誌“Nucleic Acids Research”で実践されているとか。これまでのオープン・アクセス雑誌は大手出版社発行誌への競合という形で出版されてきましたが、“Nucleic Acids Research”のような大手誌が参入したのは大きい動きのようです。
 ちなみに“Nucleic Acids Research”の今後の契約形態については、以下のようになるということです。


・オンライン版は無料公開とする。
・主に組織向けのメンバーシップ料金体系として、オンラインのみ購読料、オンライン+冊子体購読料の2種類を用意。
・メンバーシップ組織に所属する者が同誌に投稿を行う場合は、投稿料を非メンバー料金($1,500)の3分の1($500)とする。

 学術雑誌のオープン・アクセス化は、最近よく耳にする「機関リポジトリ」(大学等研究機関に所属する研究者の論文を当該機関のWebサイトに置き自由にアクセスできるようにすること)の推進にも通じる話なので、研究機関の一員としてはちょっとアンテナを張っておきたいと思っています。エルゼビア社が、今まで出版権や公開権を出版社に帰属させていた論文について、著者自身が自己保管し、自分のWebページや機関リポジトリで公開することを容認したというニュース(Liblog JAPAN)も過去にありましたし。
 同じLiblog JAPANに、「オープンアクセス関連文献リスト」というのもありました。様々な場で公表されている情報をつなぎあわせることにより、より正しい理解にたどりつければと思います。

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2004.08.09

大量昆虫破壊兵器

 自宅キッチンにクロオオアリが大量侵入。はじめ一匹ずつティッシュでつまんで捨ててましたが、あまりに多いので殺虫剤や巣に持ち帰るタイプの毒えさを購入することに。
 毒えさの説明書によれば、えさを巣に持ち帰って食べると、アリのエネルギー生産機能が停止し眠ったように死ぬため、他のアリが警戒心を持たずに食べて、一族滅亡への道を歩むとか。淡々と怖いことが書いてありました。もっとも、毒えさを置いただけでは即効性なしにどんどんアリが侵入してくるため、我慢しきれず殺虫剤をまいたところ、忌避成分が効いたのか少なくともその場所には寄りついてこなくなったようです。当面これでしのぐことにします。

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2004.08.06

続・山中湖情報創造館

「山中湖情報創造館」のBlogについて、「愚智提衡而立治之至也」、「読書日記」でも取り上げられていました。

 「愚智提衡而立治之至也」より:「そして図書館屋としては,図書館の仕事に明るく楽しく長期にわたって従事出来ればこれに勝る幸せはないだろう,と(^^;).」
 長く楽しく、そして生活の心配もなく図書館の仕事をできるのなら、必ずしも公務員という身分に固執する必要はないと思います。しかし、これまでは公共の図書館で一定の権限を持って働こうとするなら公務員試験を受けて合格し、正職員になるという選択肢しかなかったわけで。そういう立場でがんばってきた人々が不安を抱く気持ちはよく理解できます。
 ただ、なぜ自治体が民間委託を検討しているのかを子細に検証し、それが納得の出来るような内容であるならば、民間に委託することで図書館の公共性が失われると言って闇雲に反対するよりも、委託先の団体ときちんと意見交換し、これまでのサービスのあり方を見直しつつ新たな図書館を作り上げていくことが大事ではないかと思います。これまで十二分にノウハウが蓄積されてきたであろう、地域のお客様へのサービスの継続性を重視するなら(そして地域でそのサービスが求められているなら)、民間委託してもそれが失われることのないよう、図書館側で自治体上部の計画に積極的に関われるよう努力していけばよいだろうと外野としては考えるのです。
 ちなみに筆者は館種こそ異なりますが、一応公の禄を正職員という立場で喰んでおります。

 「読書日記」で紹介されていた文科省の資料。こんな資料が掲載されていたのですね。存じませんでした。字、字が細かい・・・。自分は公共図書館の指定管理者制度の影響をもろに受けるような立場ではないものの、この件についてはもっと勉強が必要だなあ、と思います。

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2004.08.03

とほほのWWW入門批判サイト

 Liblog JAPANに当blogの山中湖情報創造館の記事が引用されていました。Liblogを引用することはあっても引用されたことは初めてなので仰天。
 しかし本日の筆者の仕事は図書館とはかなりかけ離れた内容でした。勤務先のトップの方の業績などをしこしことHTMLファイルに仕込み、無事Webサーバにアップロードして完璧にミッション終了、と思っていたのですが、帰宅して更新したページを見たところレイアウトくずれまくりであることが判明。がっくり。

 ところで、職場でスタイルシートを使う際のカンニングペーパーとして、「とほほのスタイルシート入門」をよく利用しています。しかし今日なぜか「とほほのWWW入門」内でこのページだけ見られなくなっていたので、やむなく別サイトを利用しました。自宅に戻ってから再度「とほほ―」をチェックしようとしてURLがわからなかったのでタイトルでググったところ、「『とほほのWWW入門』を斬る」というサイトを見つけてしまいました。
 「とほほ―」はほとんど辞書代わりにしか使ったことがないため、あまり理論についてきちんと読んだことがありませんでした。でも、上記サイトによればHTMLの仕様についてあいまいで不正確な記述が見受けられるため、HTMLの各タグの記述がどうして必要なのかを理解し、タグの機能を最大限生かしたページ作りを行うには不十分な面もあるようです。結果として、素人が意味もわからず見栄えの良いタグばかりを並べたような、構造的にきちんと設計されていないHTMLファイルが量産されるという困ったことになる。そういった現状を憂えた上での批判が展開されています。
 HTMLの構造や、XHTMLとの違いをきちんと理解すべきである、との主張はかなり耳が痛いです。はっきり言って自作のHTMLファイルは構造ぐちゃぐちゃなので。fontタグは極力使用せず、テキストの加工にはできるだけスタイルシートを使用する、程度は実践していますが、大文字と小文字は混在していたり、また、新しい版のHTMLでは使われないタグが部分的に記述されていたりとひどいものです。古い版のHTMLで書かれたファイルを、修正するのが面倒くさくて部分的に新版の記述を追加してお茶をにごしたりしているのでこんなことになるのですが。(^^;)
 批判はたぶんかなりの部分で的を射ているのでしょうけれども、ひとつだけ残念なのは、批判が重箱の隅をつつくことに終始していて、「では、素人さんにどうしたらHTMLの構造化というものを理解してもらえるか?」についての提言が見あたらないことです。そうした提言があれば明日からこの批判サイトを教科書にできたのに惜しいなー、と思います。もっとも、このサイトがあえて旧仮名遣いで記述されているところに、「自分は素人には媚びない」的な漢の生き方が感じられます。どうでも良いですが旧仮名遣いと横書きって結構ミスマッチかも。

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2004.08.02

泉麻人の昭和ニュース劇場(Vol.1)

 夜、先日購入したDVD『泉麻人の昭和ニュース劇場』のうちVol.1、昭和30年~34年編を鑑賞しました(Vol.2に昭和35年~39年編収録)。
 このDVDに収録されているのは「日本ニュース」(昭和30年代当時の名称は『朝日ニュース』)の映像で、昭和30年代の風俗の再現は最近流行なので見慣れているつもりでしたが、やはりワンダーランド的な楽しさに満ちていました。自分が生まれた時代よりたかだか10年ほど遡っただけなのに、その時代があってこその現代というのが信じられないほどに映像の中の世界は今の世界とは異質な輝きを放っていました。
 印象的だったのは「毒消しゃいらんかねぇ」のニュース。一定の研修を受けた年頃の娘さんを中心とした新潟の薬売りチームが年商1億円もの利益を村にもたらすという内容でした。置き薬が昔ほど盛んでなくなった今、その村がどうなっているのか少しだけ気になります。
 それから、目玉である泉氏と映画監督の実相寺昭雄氏のトーク。最後の方に「のりもの談義」というテーマがあり、もちろんそこでも昭和30年代の乗り物について語られていましたが、それだけでなく、映像全編を通して都電や都バス、修学旅行列車などの乗り物が登場するとそのたび異様に盛り上がっていました。男性はいくつになっても男の子なんだなあ、と思わせてくれた瞬間でした。

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山中湖情報創造館Blog開設

 このBlogでも何度か話題にしてきた「山中湖情報創造館」のサイトBlogが開設されていました。Blogの他メーリングリストも運営しているなど、地元にとどまらない幅広い交流の場を持ち、情報収集を行っていこうという同館の姿勢に好感を覚えました。
 また、同館の運営団体(指定管理者)である「NPO法人 地域資料デジタル化研究会」のスタッフとして活動されている丸山さんのBlog「丸山高弘の日々是電網」についても発見いたしました。こちらも、館運営にあたってのスタッフとしての考え方やちょっとしたウラ話などを知ることができてなかなか興味深いです。

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