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2005年2月

2005.02.28

『図書館学と情報学、法情報学』感想

 図書館員の愛弟子で連載され、先日完結したコラム「図書館学と情報学、法情報学(1)(9)」について、ずうっと気になっていましたが、本日ようやく読了することができました。
 正直法学についてよくわかっているわけではないので、的はずれな点も多いかもしれませんが、以下にメモ的な感想を述べさせていただきます。

(『法情報学』のあり方について)
 法学と図書館情報学の共通点というのは、共に実社会に密接に関わる学問分野であるということ。しかし、大きく異なるのは、法学は法の解釈次第で社会の命運を変えうるということ。図書館情報学にその可能性が0とは言いませんが、通常はそこまでには至らないと思います。

(「従来の法学を『情報』の観点で考える」について)
 恐縮ながら陳腐な例えを持ち出しますと、例えば昔は産業スパイの仕事が紙の書類を盗み出すことだったとすれば、現代のスパイの仕事は何重ものセキュリティ対策の施された企業内ネットワークをかいくぐって書類のデータを盗み出すこと。そのように時代が変遷し取り扱う媒体が異なっても、適切に事件・事例の状況を読み取り解釈し、普遍的に裁くことができるのが本来の法学のあり方のはず。わざわざ「『情報』の観点」とか言って、裁き方を区別する必要が果たしてあるのでしょうか。

(2005.3.1補記)
 何だか「法情報学」を否定してしまっているような書き方ですが、別にそうではなくて、法廷や立法府において現実社会に即応していくためには情報関係に限らず新技術を恒常的に取り込むための学問的な検証の場が必要だと考えます。

(『図書館情報学』のあり方について)
「法の解釈と文学の解釈」より:

図書館・情報学は、まさに「情報」とコンテンツとの関わりを一般的に論じうるはずの学問領域であり、そのための方法論が問われているはずです。

これはその通りだと思います。

図書館学と情報学、法情報学(6) : 基礎法学と「法情報」より:

そして少し先取りすれば、情報学と一体となるべき「図書館情報学」には、このような「図書館が扱う情報に関する方法論」が"ない"のではないか…というのが、自分の見解である。

 個々のコンテンツに応じた方法論はそれぞれ存在しますね。ただ、それらを普遍化するものというのは・・・さて存在したでしょうか?もしかして昔受けた「図書館情報学概論」の講義で取り上げられていたかもしれませんが、不真面目な学生だったこともありあまり記憶がありません。
 現場での実践学としての図書館情報学の立場から見ると、方法論をあえて普遍化する必要ってあるんだろうか、とつい思ってしまいます。例を挙げると、やはり現場での実践学である「看護学」がどれだけ学問として普遍化されているかというと、疑問です。
 しかしながら、roeさんがつぶさに指摘されているように、確かに現状のままでは、「図書館情報学」という1つの学問分野を名乗っていながらその名前の意味をこなし切れていないという印象があります。また、学問分野として細分化されすぎてしまっているのが、悔しいですが図書館が社会で今ひとつ軽視されている原因の一つでしょう。
 図書館情報学という学問をもっと普遍化することで図書館学と情報学、その他の学問分野が手をつなぐことが可能になり、結果として図書館情報学という学問分野が成熟し、更には図書館の社会的立場が向上することにつながるのなら、それが良いと考えます。
 今のところ「基礎情報学」というのが、未成熟ながら図書館学と情報学の間を埋めるためのキーになりうるらしいのですが、テキスト内で紹介されている西垣通さんの同名の本を読んでいないのでよくわかりません。

 以上、つらつらと書かせていただきました。長文にお付き合いいただきありがとうございます。それにしてもこういう時、自分が図書館情報学以外に専門分野を持っていないというのが非常に悔しいというか恥ずかしいです。複数の専門分野を持つことで物事を多面的に見ることができると信じておりますので。

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先週最大の失敗

 とある掲示板で詳しい顛末を書かせていただいたのですが、先週の夕方職場でちょっと恥ずかしいものをこっそりプリントアウトしまして、それをうっかりプリンタに置き忘れたまま帰ってしまいました。それはまあいいんですが、問題なのは翌朝、同じプリンタを利用していてそのプリントアウトを見つけたバイト嬢から何の迷いもなく「はい」とそれをまっすぐ自分に手渡したことで。・・・そんなに恥ずかしいものをプリントアウトしそうに見えたでしょうか、私?それともそのプリンタを日常的に利用している3名のうち、消去法で「そういうことをしそうな奴」ということで選ばれてしまったんでしょうか?こういう事態は意外に「よくあること」なのかもしれませんが、いずれにしても業務外でのプリントアウトはやめましょう。(^_^;)

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2005.02.26

西武新装開店チェック!

 木曜日、近所にある筑波西武が新装開店し、クラブオンカード(ポイントカード)所有者限定で招待セールをやっていたので、仕事が終わった後残業を早めに切り上げて出かけてきました。最近ずっと新装開店のための工事を続けていて、お店に行くたび中のテントとか防護壁がうっとうしかったので、ちょっとは綺麗になったかなー、とわくわくしながら入店したところ、あ然。
 まず、確か開店以来お店の真ん中の吹き抜け部分にあって名物だった、カーブ状のエスカレーターが撤去され、普通のエスカレーターに換わっていました。驚きましたが、うんうん、あのエスカレーターって形は珍しいけどのろかったもんね、と納得して2Fのコスメやバッグ売り場のあるメインフロア(注:ここの西武では地階がなく、そのかわり1Fが食品売り場としてデパ地下扱い、普通のデパートでは1Fにあるコスメやバッグが2Fで販売されています)に入ったところ、さらにぼう然。
 改装前・後の写真があれば話は簡単なのですが、あいにくないので文章で説明しますと、以前はどことなく詰まっている感じだったテナントの配置が、空間を広く感じさせるように変更されていました。また、今までは吹き抜け側の入口から入り通路を歩くといきなり下りのエスカレーターが設けられていて、自分がまず行きたい3Fの婦人服売り場などに行くにはフロアの反対側まで回り込まなければならずちょっと不満だったのですが、改装後は上り・下りのエスカレーターの位置が逆転し、大変便利になっています。3Fの婦人服売り場には、ブランドショップが増加。やはり空間のせせこましさが解消された上、休憩所として椅子まで置かれていました。お店の大変身に動揺し、また、ブランドショップで試着した結果自分のサイズ増、体型崩れに大打撃を受けつつ、結局2Fに新規設置されたちょっとカジュアルなパンツ屋さんで普段ばきのパンツを購入し、裾揚げを頼んで退散。

 そして金曜。裾揚げしたパンツの回収を口実に、閉店間際の数十分ではありましたが再度西武に挑みました。そして、改装前によく利用していた無印良品やリブロのある5Fをチェック。無印良品フロアもやはり広くなり、レイアウトも歩き回りやすく改善されていたので◎。心なしか品揃えも豊富になったように見えます。リブロは時間がなかったのでざっと歩いただけでしたが、やはり広くなり、しかもブックカフェ(!)まで新設されており、再訪が楽しみとなりました。
 残念なのは、CDショップと文具フロアが撤去されてしまったこと。特に文具フロアはちょっとおしゃれな文房具やバースデーカードを買うのに重宝していたのに残念です。3月18日に新しくできるショッピングビルQ't(このビルの存在が西武に大改装を行わせた)には文具店は入っていたでしょうか。あと、以前の西武はとある方曰く「ジャージで行ける西武」、つまりはつくばの住人、とりわけオシャレ感薄い学生が気兼ねなくうろうろできる場所だったのですが、改装後はそういう気軽さが薄れてしまったように見えます。大げさに言えば一つの時代が終わったという感を覚えました。
 それでも今後もめげずに筆者は西武に出かけることでしょう。何しろ家から歩いて一番近いお店のひとつなので・・・。

(2005.2.26追記)
つくばQ'tのオフィシャルサイトによれば、文房具関係は“ CUB”とかいうお店で扱うようです。また、西武の5FにあったCDショップ“WAVE”もQ'tにて新装オープンとのこと。文房具の充実度が不安ではありますが、首を長くして開店を待つことにいたします。

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2005.02.24

No―!な感じ

 本日仕事はちょっと落ち着き気味。来週には出張があるし、また、年度末に購入した図書とかモノがそろそろ届き始めるころなので、嵐の前の静けさ、といった感じです。

 さて、お昼前に、職場のとある目上の男性が「業務連絡のメールが届かない」と騒いでいたので詳しくお話を伺ったところ、メールを受信するために最低限必要な設定がされていなかったことが判明。
 設定のためにWebフォームに必要事項を入力しなければならないなど、確かにちょっと面倒な設定ではありますが、私の記憶では、その設定を各ユーザさんにお願いしたのは3年も前のこと。その頃は前の職場にいたので、その方の設定がされているかなどはもちろん関知しておりません。しかも半月以内には新しいシステムに切り替えなんですが・・・。ぐっとこらえて、「3年も前なんですが」等々ちくちく刺しながらも設定完了。ため息。

 そういえば今朝のテレビの占いで自分の星座の結果があまり良くなかったことを思い出しました。「気分が落ち込みパワーダウン」とか。あと半日、何とか気力を保てるよう努力しましょう。

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つくばエクスプレス(TX)開業日決定

 ASCII24 2月23日付け記事およびつくばエクスプレス公式サイトによれば、つくばエクスプレスの開業がいよいよ2005年8月24日(水)に決定したそうです。つくばエクスプレスの略称って“TX”なんですよね。なぜ“TeX”じゃないんだ?と昨年あたりわが家では騒いでおりましたが(^^;)、それはさておき。
 秋開業予定の“ヨドバシAKIBAビル(仮称)”よりちょっと早めのお披露目となるとか。交通僻地つくばの住人にとってはかなり便利になります。でも東京→つくばへのお客が増える(=東京の人が地元にお金を落とす)かは微妙です。筑波西武のそばに開業予定の“Q't”はたぶん地元民にとってはありがたいお店になるでしょうけど、東京からの集客力があるとは思えないですし。それでも最初は珍しさで来てくれるか?テレビ“王様のブランチ”の姫様あたりはお供を連れてお出ましになるかも、とちょっとだけ期待しております。

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フランス国立図書館責任者、Googleに反発

 MonNikki(2005年2月23日付け)経由の情報です。GoogleWikipediaとの提携を望んでいるとの記事が、google-blog.dirson.comに掲載されていました。Wikipedia側もそんなに悪い反応は示していなさそうです。
 一方で、ITmediaニュースに「Googleの蔵書デジタル化計画に偏り? フランスから反発の声」という記事が掲載されていました。記事にあるフランス国立図書館の責任者の方の発言に見え隠れしている、ヨーロッパ圏以外の文化に対する偏狭さは気になりますが、一つの大国が世界の文化を飲み込み支配することに対する危機感については理解できます。Googleの良いところは、利便性を追究する一方で、例えば検索メニューの表示言語としてクリンゴン語を用意するなど遊び心を忘れないところだと思います。直感でしかありませんが、仮に事業拡大の結果そうした遊び心が失われたなら、その時点でGoogleはGoogleでなくなるのではないでしょうか。Googleにはくれぐれも初心を忘れずにいてほしいものです。

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スキルアップのための勉強時間の確保について

 連れ合いの眼病、目薬+内服薬の効果でどうにか経過は良好のようです。きっと明日明後日養生すればだいぶ回復することでしょう。1日も早い回復を願うばかりです。

 さて今日は、協力関係にある図書館同士の交流セミナーに出てきました。退職を間近に控えた大先輩の皆様から貴重な体験談などを伺う他、以前同じ場で開催された、仕事の将来について語る世代別討論会の総まとめ議論を行うというのが本日の趣旨でした。大先輩の皆様のお話を伺って、昔の図書館で働いていた人は現在の我々よりもマメに、スキルアップのための業務研究論文の執筆、あるいは外部図書館との情報交換に取り組んでいたようだという印象を受けました。
 そんなことを考えていたら、ちょうど同じことを考えた方がいたらしく、「何故昔はそんなに勉強できたのか?」という質問を大先輩に投げかけられていました。大先輩の回答は、

  • 日常業務の中に分析研究すべき事項は常に存在する。自分はそれらを分析し実施しただけ。意志があれば実践できること。

というものでした。もちろん昔話(20~30年前)なので多少の誇張は入っているかも知れませんが、その発言に嘘はないと筆者は思います。このほかに以下のような要因があったのではないでしょうか。
  1. 現代と比較して抱えていた仕事の絶対量が少なかったので勉強する時間の余裕があった。
  2. 忙しくても勉強する時間をひねり出すだけの強い向学心があった。
  3. 現代ならコンピュータ化が可能な業務(例.利用者や使用される資料に関する分析)について人力で工夫して行う必要があり、従って日常業務そのもので研究を行う機会が多かった。

 特に3に関してですが、現代の方が業務の機械化により仕事自体は全然楽になっているのは確かでしょう。しかし、仕事を楽にするための技術にはまだまだ改善の余地があります。そうした意味で努力のし甲斐は存在すると言えるでしょう。もっとも、努力して楽になったところへ新たな仕事を背負い込んで自分の首を絞めてしまうという危険性とも常に隣り合わせですが。
 また、見過ごせない現代の風潮として、「公務員が余裕を持つ」ということ自体が許されなくなっている。と言うより、社会全体が倫理にとらわれて不寛容になっているということがあると思います。倫理にとらわれることがマイナスとは言いませんが、社会的規範がなし崩しになるのに反比例して何にでも「倫理に照らした正しさ」を求めすぎているのではないか?それによって何か違う大切なものを失ってしまっているのではないか?と、声に出して叫びたいです。
 しかしそんな文句をたれている暇があったら、とにかく地道にスキルアップのための勉強や他館との交流を続けることが、結局は将来につながるのだと信じたいところです。まずは、そうした機会があればできるだけ逃さず実践すること、そして、自分の後に続く世代が同じように実践できるように道をつないでおくことを心がけたいと思います。何だか抽象的な結論になってしまいましたが、今後も私的課題のひとつとして掲げ続けていくつもりです。

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2005.02.23

破れほころびゆく人間

 仕事から帰宅した後の生活パターンとして、(1)夕食の支度→(2)テレビなど鑑賞→(3)メールチェックもしくはゲーム→(4)なし崩し的に1、2時間眠り込む→(5)のそのそ起き出す→(6)入浴→(7)RSSリーダのチェック→(7)就寝 というのがひんぱんにあります。自分的には(4)がいつも失敗だと思っているわけです(同居している人物にはそう見てもらえないかもしれませんが)。
 確かに今日は割と仕事が充実してはいました。自分が編集して印刷中のパンフレット類の校正で朝から駆け回ってましたし、最後の予算を使い切る伝票を切りまくりましたし。でも18時過ぎには職場を出て、買い物をしてから19時半には家に帰り着く程度の仕事です。その程度で家で眠り込まなくても・・・と自虐的になっております。連れ合いの他に同居家族がいるわけでもないですし、このぐらいで疲れてたまるか!と自分で自分に憤っております。かといって、疲れているのではなくただ睡眠が趣味なだけ(笑)と認めるのも悔しいですし。
 では何がいけないのかと冒頭に記したパターンを見返すに、(3)と(6)と(7)の行動順序がいささかおかしいようです。(6)→(3)→(7)のように行動するのが一番問題が少ないと頭では理解しているのに、何故そうできないのでしょう。このままでは人として破れほころびていくばかりだと危機感を覚えております。

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2005.02.20

司書の権力?

 少し前に山中湖情報創造館のブログで提起されていた「司書の権力」、特に公務員としての司書が特権的に行使できる権力についてずうっと考えていましたが、なかなか難しいです、これ。

 蔵書の購入とか設備改善の提案によって一つの図書館を創り上げていくというのが、司書という仕事に与えられた最大にして最もオイシイ権限だと思いますが、これは公務員司書に限った権限ではないですし。正職員か否かなど、ある図書館における司書さんの身分に応じて予算の請求権限がある/ないということはあると思いますが、それは「公務員か否か」という問題とは違いますし。

 上記ブログのコメント欄で通りすがりの大学生さんが述べられている、資料の制限などについては、行政機関とか自治体とかに与えられている権限であって(それを執行するのは確かに図書館長などの公務員ではありますが)、現場の司書自体に与えられている権力ではないなあ、と思います。
 結局のところ、DORAさんのおっしゃるように、司書の所属している図書館が「『公』が設置した施設か『民』が設置した施設かという所での違い」であって、司書が公務員かどうかは実はあまり関係ないのではないのでしょうか。上級機関に所属する者ならともかく、下っ端の公務員には「守秘義務」や「兼業禁止」など、守るべき義務や制限こそあれど、特権というのが本来あってはならないのではないか、と筆者は考えます。

 そんなわけで、筆者的には以下のように堂々巡りして、未だに答えを出すことができないのが現状です。
 指定管理者制度などで民間団体や企業が、自治体等から委託された立場ということで「司書の権限」を行使するのは(たぶん)問題ない。
 →下っ端の公務員司書的には、じゃあ私たちは一体なんなんだ?これから何をして生きていったらいいんだ?ということになってしまう。
 →でも前述のような理由から、公務員じゃなくても別に司書の権限は行使できる。
 →逡巡。
あまり役に立たない思考ですみませんです。

(ここからは公務員の権限がらみで筆者が連想した全くの番外的記述なので読みたくない方は無視してください)
 筆者は公的機関に勤務しており、それ故に普通のアパートを借りるよりも遙かに安い家賃で宿舎(いわゆる社宅)に入居できていたりしますが、それを「特権」というのには断固抵抗します。もし家賃が普通のアパートなみに値上がりしたなら素直に払うまでですが、そのお金の分はきちんと宿舎のメンテナンスに還元していただきたい、と願っております。
 そんな自分もさすがに大阪市のいわゆる「厚遇な福利厚生」は確かに厚遇が過ぎるんじゃないかと思います。でも、大阪市労連の「給与や手当までどさくさに紛れて削るな」と、市側の提案の重箱の隅をつつく気持ちも1%ぐらいはわかってしまう。そんな風にほんのちょっとでも理解を示してしまう自分に嫌悪感を覚えたりしています。

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購入図書リスト(2005.2.13-19)

 最近1週間に購入した図書、マンガのリストです。普通の字だけの本は1冊もありません。

『エロイカより愛をこめて』の創りかた(青池保子著. マガジンハウス, 2005.2)
名作スパイ・アクションマンガの作者が、作品の創作過程やキャラクター誕生の背景、自らの生い立ちなどについて楽しい挿し絵とともにたっぷりと語ってくれているエッセイです。
 コミックスのおまけマンガ等からも感じ取っていましたが、青池さんの極めて男性的、言い換えれば骨太でさばさばとして明快な視点や論理が文章にもにじみ出ています。1980年代末期の冷戦終結後長期にわたり連載を中断するなど悩みながらも、深い愛情と高い技術をこめて作品を仕上げていく創作姿勢に好感が持てました。プロとして当然と言えば当然なんでしょうけれども、本気を投入しているからこそシリアスシーンもお笑いシーンも輝くのでしょうね。

エロイカより愛をこめて 31(プリンセスコミックス)(青池保子著. 秋田書店, 2005.2)
というわけで『創りかた』より1日早く購入、読了したのがこちらの単行本。珍しく番外編ばかり3編収録されています。2番目の話だけ以前に書店で掲載誌を立ち読みしていて、その時はそれほど面白いと思わなかったのに、今回再読したところ大笑いしてしまいました。甘いものが匂いをかぐのも嫌いなほど苦手なエーベルバッハ少佐が上司命令でパティシエ修行をする羽目になってしまい、生物兵器の実験でもするかのような仰々しいいでたちで美味しいケーキを仕上げる描写が実に面白おかしいのです。このおかしさは絵の力によるところが大きいため、こうして文章にしても伝わりにくいでしょう。他2編とあわせて、作者が楽しんで描いているのがわかる1冊です。

女のシゴト道(太田垣晴子著. 文藝春秋, 2004.9)
人気の画文家太田垣さんのちょっと前に出た単行書。この方もとても精力的にお仕事されていて、1年に何冊も新刊が出るので、最近はさすがに全部追いかけきれなくなってきましたが、仕事量が増えても考現学で鍛えられた独自の観察眼やわかりやすく親しみやすい絵柄は健在。質が落ちていないのは偉いと思います。

※以下、タイトルのみ

シュプルのおはなし 3(電撃文庫)(雨宮諒著. メディアワークス, 2005.1)

魔法使いの娘 2(那州雪絵著. 新書館, 2005.1)

 次回はもう少し堅い本も読んでみたいところです。

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2005.02.19

韓流ムダ突っ込み

 暇なので夕方ぼうっと韓流ドラマ『天国の階段』を見ています。今年の1月初めて実家で見て以降、ここ3、4回見続けておりますが、あまりに突っ込みどころが満載なので試しに視聴しながらツッコミを記してみます。ちなみに韓流ドラマを途中からとは言えちゃんと続けてみるのは初めてです。

  • 主人公カップル。いろいろ災難はあるけど気心の知れた幼なじみでこれだけ言いたいことを言い合ってるのに、失明の危機とかそういう肝心なことは言えなかったり、相手の目の異変に気づかなかったり。人間て不思議。
  • 知らなかったんだねチョンソ。君と憎みあっていた義妹が君を車ではねた上に死体すり替えまで実行した犯人だと。(気づかなかったんかい・・・) そしてお父さんも本当にこれまで何が起こっているか全然気づかなかったんだろうか?
  • テファお義兄ちゃん、チョンソの目の異変に気づきましたね。それよりデッサンを右手で描いてましたが、確か右手ケガしてたような気がします。いつ治ったのでしょう。
  • チョンソの目、先週の予告にもありましたが、お約束通りやはり悪性でした。しかも手術をしても治癒率は50%の上100%失明とは。しかし確か冬ソナのストーリーを斜め見した時も、「命が助かっても失明」という展開だったような。
  • テファお義兄ちゃんの行動には共感できるんですけどあまりに報われなさすぎなのが気になります。
  • あっ、オフィスにアトムとウランのぬいぐるみが!
  • 憎みあってる義姉妹が同居してるオフィスってかなりイヤかも。でもキム・テヒちゃんはこんな根性悪の役なのに可愛いと思います。
  • 手術しないつもりかチョンソ・・・。でもなぜ彼とか義兄とか友達とか、人間関係切りまくる?
  • でもパパだけは大事なんだね。やり方間違っているけど。
  • ユリ、あっさり辞表を出されて何かに気づきましたか?
  • お義兄ちゃん、けなげすぎる。
  • ソンジュお兄ちゃん、色々な意味で坊ちゃんなんだなあ、としみじみ。
  • えーと、いきなりウェディングドレスですか?写真館の貸衣装?
    (補足)公式Webによればブライダルショップの衣装だそうです。
  • 次回予告。えーと、あれだけ啖呵切ったのにもう出てっちゃうんですか?お義兄ちゃん。何が起きるのでしょう。あと、公式Webの予告によれば主人公カップルが海辺の家で一夜を過ごすらしいですが、でも別に何も起こらないんでしょうね・・・。
  • ドラマ後の芸能ニュースでやっていたNG集。海の潮に水没しかけたピアノのその後を真剣に心配してしまいました。(そもそも♪海辺にピアノを置いたらさびる~♪と思いますし)

・・・と、思いつくままリアルタイム突っ込みを入れてみましたが、こうして書くこと自体結構イタいかもしれません。
 それよりも、早くリンゴの山を、いや、今すぐ夕食を何とかしましょう>私。
 テレビだけ見てるわけではなく、今週買った本も一部読了したりしてるのですが、それはまた後ほど。

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レゴ・ベルビル(Belville)アンデルセンシリーズ発売

 レゴブロックのお話です。あずむさんのブログ“LEGO-BINGO”のエントリーで、クリブリ「05の日」入荷情報として、ベルビルのアンデルセンシリーズというのが紹介されていました。モデルチーム復刻版などとともに、3月5日(土)にクリブリ渋谷などで発売されるそうです。
 ベルビルというのはレゴブロックの1シリーズで、いわゆるレゴの人形(ミニフィグ)より大きい関節のある人形が入った一応「女の子向け」の製品なのですが、残念ながら肝心の人形の顔が日本人の感性ではとても「可愛い」と思えないデザインなので、普通の日本のおもちゃ屋さんでは売っておらず、クリックブリックなどのレゴ専門店で買うしかありません。しかし人形以外の部品に大変楽しく可愛らしいものが混じっているので、オリジナル作品を作るための部品目当てに購入される方も多くいらっしゃいます。
 で、作品など作らないくせに部品が気になって仕方ない人間がここにひとり(^^;)。「雪の女王」(#5961)のうさぎが履いてる変なスキー板や、後ろに見える雪をかぶったもみの木、「エンドウ豆の上に寝たお姫様」(#5963)に入っているお手のポーズをした犬など、妙な部品に惹かれております。しかしこれらを買うためにはそのためだけに遠い渋谷まで出向かなければなりません。また、わが家のスペースがちょっと逼迫してきております。悩むところです。

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そして2月は逃げていく

 つい先日節分だったと思ったのに、気づけばもう2月も後半を迎えております。3月はもうすぐ目の前です。職場の大規模なシステム入れ替えが2月末~3月に予定されているのは前からわかっていたはずなのに、「どこか遠くへ行きたい」と3月初めに研修出張の予定を入れてしまったバカな私(;_;)。一応、親組織とのシステム運用の連絡窓口担当なんですが。しかも出張している間に、全国の窓口担当者に招集がかかる連絡会議が開催されますし。とりあえず会議には上司が出席してくれることになりましたが、失敗したなー、という思いでいっぱいです。大きい会議の時に恒例になっている職場仲間の飲み会にも参加できないのも残念です。(どちらかと言えば会議よりそっちの方が(自粛))

 気の晴れないことというのは続くもので、今週に入り連れ合いに、以前患っていた眼病が再発していたことがわかりました。最初の発症時に入院加療を余儀なくされて以降、今回で3度目ぐらいの発症となります。とにかく目薬をさぼらず点眼し心身を休養させることで回復につながる病気なので、週末のお出かけ予定はキャンセルしのんびり過ごす予定でおります。ついでにようやく治りかけてきた自分の風邪もきっちり治すことにしましょう。

 その他の出来事。職場で往年の映画俳優の話題になり、年配の非常勤さんが
「昔銀座の街で見かけた有島一郎さん(allcinema ONLINE)は役柄のイメージに反して大変ダンディーで素敵だった」
というお話をされた際、
「へぇ、あの若大将の気弱でとぼけたお父さんを演じていた有島さんがねえ」
と反応したら、妙に感心されました。どうやら筆者の世代(1960年代末期生まれ)で映画の「若大将シリーズ」を知っているのが意外だったようです。でも実は若大将シリーズ以外での有島さんのお姿は存じ上げません。しかも映画を見たのは映画館のスクリーンではなくブラウン管ですし。そうか、ダンディーかぁ、としばししみじみ。

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2005.02.17

地震など雑感

 既に20時間ほど前となりますが、昨日の早朝、茨城県南部で観測された震度5弱の地震(スポニチなど)に遭遇しました。とりあえず一寝入りして完全に夜が明けてから室内をチェックしましたが、高いところに積んであったCD類が床に散乱していた以外は特に目立った被害はありませんでした。後は食器棚の中身が少しずつずれていた程度。これが震度5強以上の強い揺れだったらと思うとぞっとします。もっと恐ろしいのは室内の一部が何の被害も受けていないにもかかわらず地震で物品が崩落したかのような様相を見せていたことですが(笑)。

 電車や高速道路が止まるなどして全国ニュースで報じられたためか、離れて暮らす義母や、高齢の祖母からも珍しく電話をもらいました。出勤間際でなければもっとたっぷり話をしたかったところですが断念。そんなこんなで遅れめに出勤した職場では既に上司が書架の被害点検を済ませてくれていましたが、やはり目立った被害はなかった様子。見回りに来た電動書架納入担当の業者さんにも、「いや、丈夫な書架です!」と調子に乗って褒めちぎってしまいました。整理整頓と言う語から最もほど遠く(情けない・・・)職場内最大のデンジャラスゾーンと目された自分の机も無事で何より。

 今回の地震では多くの親族や友人から心配をいただいてしまいましたが、上記の通り生活を脅かされることもなく無事に過ごすことができています。地震プレートの真上、いえ日本に住んでいる以上いつかは「その瞬間」に直面する可能性が極めて高いにもかかわらず、さて自宅室内が安全な状況かと言うと疑問符が生じまくりです。
 家の中は少しずつ何とかするとして、では職場たる図書館は災害に備えて、また不幸にも災害に遭ってしまったらどうしたら良いか?についての有用な文献リストが、先日こちらにもトラックバックをいただきましたが東京の図書館をもっとよくする会さんの記事「図書館と災害…図書館における災害対策関係資料(稿)」にまとめられています。とにかく情報量がすごいですが、まずは日本語文献から当たってみるだけでも勉強になりそうです。

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2005.02.15

BlogPet本格運用開始

 我がブログ上で愛用している「こうさぎ」が2月14日からKDDI株式会社との共同運営サービスとなり、BlogPetと名前を変えて本格運用を開始したとの通知がメールにてありました。ペットも今までのこうさぎに「こいぬ」「こねこ」「こぱんだ」「こねずみ」を加えた計5種類から選択できるようになったようです。さらに、これまでシンプルだったペットのフレームが何種類か選べるようになったとか。また、これまではペットが投稿できるのはブログの本記事のみでしたが、コメントの投稿やトラックバックも打てるようになったそうです。

 こうさぎについては、いくら可愛くても内容のない記事やコメントを残されるのは面白くないので、どちらかというと「可愛さ」という付加価値のついたアクセス解析ツールとして利用してきました。それでもビジュアルが好みのものに替えられるなら、と思い、早速設定画面にログインし、フレームの設定などをいじってみました。自分的にはなかなかいい感じです。ちなみにペットを変更するつもりは毛頭ありません。

 ひとつだけ文句を言うなら、アクセス解析画面で生ログ(リアルタイムのアクセスログ)が見られなくなったことに対してでしょうか。アクセス統計という視点ではあまり意味のない機能だったのかもしれませんが、自ブログのどの記事について、いつの時間帯にどこのリモートホストからどのリンクを経由してアクセスがあったというデータは結構参考になっていたので、無くなってしまったのはかなり残念です。無くなった理由については推測するのみですが、個人情報保護の観点からでしょうか。普通のブログユーザが、相手方の居住地や使用PC環境を知ることなく、生ログだけを使用して個人情報を特定するのは難しいのではないかと思うのですが。

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2005.02.14

『図書館雑誌』2005年2月号(その2)

 引き続き『図書館雑誌』2005年2月号より。「協会通信」内、常務理事会の議事録で個人的に大変気になる記事が2つほどありました。
 ひとつは中国瀋陽市鉄路図書館(旧・満鉄奉天図書館)が中国の重要建造物として登録保存されることが決まったという理事長報告。一昨年秋に衛藤利夫元館長のご子息である衛藤瀋吉氏からの依頼を受け、日図協として保存の推薦を送ったそうです。負の遺産とは言え、いや、負の遺産だからこそ残されるのは良いことだと思います。そういえば昨年obaさんに勧めていただいた『遺された蔵書』もまだ読んでいないなあ、まずいなあ、と思いつつ、「満鉄奉天図書館」でGoogle検索したところ、せらび書房の雑誌『朱夏』第12号(1999.4発行)に特集として「満洲の図書館とライブラリアン」が掲載されていたことを発見してしまいました。しかもまだ在庫ありとのこと。さてどうやって興味の虫を抑えましょうか。
 もうひとつ、これも理事長報告で、東京子ども図書館の松岡享子理事長から、「著作権への関心が高まるなか、読み聞かせをしている人たちから、権利者に許諾を求めることについての疑問などが起きている」「読み聞かせをする人と権利者・出版社との間に日図協が入って広い視野で考えるようにしていただきたい」との要望があったとのことです。日図協の『図書館活動と著作権Q&A』によれば、「朗読」については著作権法第38条により、聴衆・観衆から料金を徴収せずかつ朗読者が無報酬である場合は著作権者の許諾は不要、とのことですが、図書館での読み聞かせにはこの論理は適用されないということなのでしょうか?あるいは「無報酬」の方が引っかかるのかもしれません。ボランティアサークルが謝金等一切なしでおはなし会を担当する場合には問題ないとしても、図書館で働くことで収入を得ている職員が担当する場合は果たして無報酬とみなしてもらえるのかわかりません。(職員も「上演」についての対価を直接収入として得ているわけではないので良いように思いますが・・・?)

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2005.02.13

『図書館雑誌』2005年2月号(その1)

 ココログのログイン画面に、IEからはすんなりアクセスできたのに、FireFoxでアクセスしようとすると固まってしまいます。何故?

 本日連休3日目。熱はないものの風邪気味のため、家に引きこもって過ごしました。何だか損をした気分ではありますが、休んだおかげで風邪は落ち着き始めています。
 昨日は地元のケーブルテレビの受信用チューナーを、デジタル放送対応のものに交換してもらいました。デジタル放送の映像の綺麗さに感嘆の声を上げると同時に、今までのテレビがそれら映像を十分に表示できていないことに気づいてしまい愕然。何しろデータ放送の細かい文字がちゃんと見えないのですから。家のテレビは29型と決して小さいサイズではないのですが、横長サイズにすると画面の縦が8割ぐらいになってしまうので、影響が大きいです。

 さて、本題です。これも昨日の出来事ですが、『図書館雑誌』2005年2月号(99巻2号)が自宅に届きました。ニュース欄にスマトラ沖地震・津波に対するIFLAの支援アピール等の翻訳が掲載されていた他、スマトラ沖大地震・大津波被災文化遺産救済支援五人委員会アピールが掲載されていました。
 特集は「Webによる図書館サービスの可能性を探る」。上田修一先生による緒言が掲載されていましたが、1点だけ突っ込ませていただきますと、『インターネットで情報探索』(戸田慎一[ほか]著. 日外アソシエーツ, 1994.11)に掲載されている、インターネットでOPACを公開していた日本の図書館として、大学図書館7館がリストアップされていますが、“Jump to Library! (In Japan)”に併載されている国内OPAC公開の記録によれば1994年7月の時点でもう1館OPACを公開しているはずなので、実際には1994年11月時点のOPAC公開館は8館というのが正しいと思われます。もっとも、上記の本が実際に市場に出たのは奥付けの発行年月日より1ヶ月程度早いと思われますので、校了時に間に合わなかったのかも知れません。
 この特集では、他に大庭一郎先生の「日米のデジタルレファレンスサービスの動向」が気になりました。メールあるいは質問フォームでのレファレンスを受け付けてくれ、また、レファレンス事例を蓄積公開してくれる図書館というのが本当に増えたんだなあ、と思います。筆者の職場では、文献探索など普通のレファレンス以外に、専門家の知識やアドバイスを直接要求するような質問(この場合図書館員の介在する余地はほとんどない)も多いので、どこまでをレファレンス事例とみなすかは非常に難しい問題であります。もっとも、専門家が頭の中の知識のみでそらで答えた場合はともかく、何らかの資料を引用して回答した場合はその資料名を記録しておくだけでも随分後から役に立つことでしょう。
 『図書館雑誌』ではあと2点ほど気になる記事が見つかりましたが、それについては別記事にて。

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2005.02.12

風邪っぴき(その2)

 今日の夕方、ちょっとした買い物があったのでコンビニへ。買い物して一旦店を出て家の近くまで来た時、買い忘れがあったことに気づき(しかもメインの買い物を)、再度コンビニとの間を行き来しました。そんなことをしていたためか、昨日より風邪が悪化してしまった模様です。寒気がして全身がだるく、咳が止まりません。鼻づまりもありますが、これは花粉症の症状かもしれません。早く治さねば。ということで、抗アレルギー剤と風邪薬の錠剤を飲みましたが、さて、効いてくれるか?

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2005.02.11

PSPとトロ、ついにやって来る

 連休ですが風邪引きでもあり遠出はせずに近場をうろついて過ごしています。
 出来心で連れ合いとトイザらスに出かけたところ、PSPのバリューパックが大量入荷しているのを発見。ようやくこの地にも伝来したかと、即座にソフト「どこでもいっしょ」とともに購入してもらいました。
 まだゲームをやり始めたばかりですが、PSPの液晶画面の鮮明さに感心しています。また、ゲーム自体も期待に違わず面白く、前々作「トロと流れ星」以降の機能で、覚えた言葉が外出先の店の看板とか学校の黒板などに出現してくれるのが楽しいです。もっとも一番楽しいのは、ポケピ(特にトロ)との空とぼけたやりとりではありますが。
 しかしポケピの世話も随分楽になったものです。1stシリーズでは勤務中もポケットステーションでお世話して、夜ごとにプレイステーション本体に戻してプレイしないといけなかったというのに。車で遠出中の夜更けにポケピとの別れイベントが起きてしまい、本体でのお別れエンディング無しで去っていってしまったという悲しい出来事もありました。でも今はそんなことはありません。毎日確実にプレイしている限りはたぶん・・・。
 と言うことで、まだのどがげほげほするので、今日こそは早寝することにいたします。

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風邪っぴき

 本日の仕事。印刷中のパンフレットを、関係者に校正依頼するとともに自分でも校正作業。職場のイベント実施の打ち合わせ。大判印刷用カラープリンタの利用指導。その他こまごまとした文献検索。それなりに充実していたような気がしたのに、書いてみるとそんなに面白くないのは何故でしょう?
 ここ何日か、暖かかったり寒かったり、そんなに仕事をしたわけでもないのに帰宅したら身体が良く動かなかったりして、どうも体調がおかしいと思ったら、昨日あたりからのどが痛く頭痛がして身体もだるくなってきました。どうやら軽い風邪を引いてしまったようです。明日から三連休なので、せいぜい養生することにします。
 そんなときはさっさと寝ればいいのかも知れませんが、今期話題のTVドラマ『優しい時間』を粛々と鑑賞してしまうのでした。ドラマを見るときめったに女優さんに注目することはないのに、珍しく長澤まさみさんにひきつけられています。主人公の喫茶店で働いている、初恋の人に裏切られて心に傷を負い、繊細でわがままで不器用で純粋な少女アズ(梓)を、共演のベテラン俳優たちに伍して実に見事に演じていらっしゃいます。例えば第4話において喫茶店の売上額のつじつまを合わせるために、売上と合わない分のお金を時に自分の財布から補填したりしまい込んだりしていたことをとがめられ、「自分が泥棒と思われた」と思いこみ逆上した際の演技など、アズの少女らしい潔癖さが大変鮮やかに表現されていて背筋が寒くなるものがありました。このドラマ、ストーリー自体もゆっくりじっくり人間関係を掘り下げて描いていて面白いのですが、毎週見るための違う楽しみを見つけたように思います。
 ―と、ここまで書きかけて、風邪で頭がぼやけてうまくまとまらなかったところへ、連れ合いから「(風呂が冷めるから)早く入れ」との言葉がありました。全然思ったことを書ききれていませんが、一区切り付けてお風呂であったまって寝ることにします。

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2005.02.08

【事件】大量の雑誌でアパートの床が抜けた

 気力がないので今日のニュースの感想のみ更新です。
 愚智提衡而立治之至也でも取り上げられていましたが、ZAKZAKなどで東京都豊島区の木造アパートの2階に住む56歳男性の居室が、大量の古雑誌の重みで抜け落ち、男性が全身打撲の重傷を負うという事件が報道されていました。真下の人は自室の天井が重みでせっぱ詰まってきていたため警察署に相談に出向いており無事だったとか。本で床が抜けるのは作家・井上ひさし先生のかつてのお住まいぐらいだと思っていましたが、世間は広かったようです。
 わが家の場合、蔵書もそれなりに―家庭用の書架4連分程度―ありますが、それらに加えて危険なのは押入に詰まっている最近使われる頻度の少ないレゴブロックの箱たち。それから、筆者が一時的に独り暮らししていた時にためこみ、捨てきれないまま持ち帰ってきてしまったがらくた類。どうもものを捨てられなくていけません。やはり究極の野望は「蔵のある家」、あるいは「床に耐荷重対策を施した、できれば集密書架(M善の高級書架でも可)のある一戸建て」でしょう。・・・妄想はたいがいに。

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2005.02.05

『夕凪の街 桜の国』を読み込む

 当ブログ2月3日付けエントリーで感想を記した『夕凪の街 桜の国』について、その後何度か読み返しましたが、予想外に一コマ一コマに込められた情報が多く、読み返すごとに新たな発見がありました。作者のこの作品に対する愛情が見て取れるようで、隠された伏線や設定を発見しては悦に入っています。
 どこかにこの作品をそうした視点で解明したコンテンツはないものか、と探したところ、やはりありました。ブログ「ただのにっき」の「こうの史代『夕凪の街 桜の国』読書ノート」が求めていたそれです。カバーを取った表紙の絵柄や、前半の登場人物の後半への再登場などには気づいていましたが、前半の主人公の家族の名前の由来など、気づいていなかった設定もたくさんありました。この「読書ノート」の前段階である同じ方による書評と合わせてお読みいただくと理解が深まります。ただ、どちらもネタバレありなので未読の方はご注意下さい。

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「図書館・情報学」?「図書館情報学」?

 「図書館員の愛弟子」様の記事にコメントをつけさせていただいているうちに、そういえば「図書館 情報学」には「図書館・情報学」と「図書館情報学」の2通りの表記法があったな、と思い出しました。
 いつものごとくGoogleで検索したところ、それぞれ次のような結果となりました。

 図書館・情報学:約 116,000 件
 図書館情報学: 約 27,900 件

いずれもなるべくノイズが少なくなるようにフレーズで検索した結果ではありますが、それでも出てきた結果を見るとどうもノイズが多く(特に前者)、ヒット数の多い方がよく使われている、という結論には結びつかないようです。
 これらの表記はおそらく大学によって異なるのでは?と考え、とりあえず学科・専攻、あるいは大学院のレベルで図書館 情報学を銘打っている(司書課程のみのものは含まない)大学をリストアップしてみました。

●「図書館・情報学」派
慶應義塾大学文学部人文社会学科図書館・情報学系図書館・情報学専攻 慶應義塾大学大学院文学研究科図書館・情報学専攻

●「図書館情報学」派
東京大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻生涯教育計画コース図書館情報学研究室
筑波大学図書館情報専門学群
愛知淑徳大学文学部図書館情報学科
中央大学 文学部 社会学科 社会情報学コース 図書館情報学(記録情報学)専修
京都大学 大学院 情報学研究科 社会情報学専攻 情報図書館学分野
大阪教育大学 大学院 教育学研究科(修士課程) 健康科学専攻 生涯教育組織論講座・図書館情報システム論講座

 どうも中黒(・)を付けない派が圧倒的に多いようです。なぜ2つの流派に分かれたのか、何らかの歴史的経緯があるのでしょうか。
 しかし、鶴見大学文学部ドキュメンテーション学科のように、図書館 情報学の名を冠していない学校も存在します。恐らくは教育・研究内容に拡がりを持たせるために意図的に「図書館」という冠をはずしたのだと推測されますが、そうした理由が「図書館 情報学」という分野への見限りから来るものだとしたら?と考えて少し寂しくなりました。

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2005.02.03

夕凪の街 桜の国

 今週頭から受講していた研修が無事終了しました。明日からの仕事にすぐ活用できるような基礎的かつ実践的という充実した内容でした。教わったことを実際全部1人で業務上実行しようとするとなかなかつらいかもしれません。しかし基本的には業者と分担して仕上げていく種類の仕事であり、今回の研修で「ここまでは業者に任せても良い」「裏を返せば業者の側でやって当たり前」の技術範囲というのが理解できたので、今後はそういうスタンスで仕事に臨みたいと思います。
 夕方、ようやく壊れた乗用車をディーラーに診てもらいました。部品を取り寄せて交換すれば直るとのことで一安心。
 帰りに書店に立ち寄り、しばらく前から気になっていたコミック『夕凪の街 桜の国』(こうの史代. 双葉社, 2004)を入手、読了。描きようによっては重く沈んでしまったり大上段に構えてしまったりしがちなテーマを、しっかりした資料調査に基づきながら、皆実と七波という生きた時代の異なる2人の若い女性の視点を借りて自然体で身近なものとして描くことに成功している“文学”だと思いました。それでいて心に一かけのハードな現実に対する思いを残してくれます。と、左記のような一言でくくってしまうにはあまりにもったいない佳作です。
 おまけ。外カバーの「夕凪と桜」の風景も美しいですが、カバーを剥いだ表紙に描かれている、同じ風景の切絵にも違った魅力があります。

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