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2005.05.29

無名戦士の墓

 土曜日は冬服のクリーニングに部屋の掃除に・・・色々やらなきゃ、と考えていたのに。朝ブログを更新した後ぐらいから急激に気持ちが落ち込んで身体も動かず、だらだらと過ごすばかりで何もできずじまい。そんな自分の状態が嫌でますます落ち込み、連れ合いに八つ当たりする始末。
 夕方近くになり、たまたま近くまで来た実母から電話があったため、とりあえず誘いに乗って一緒にお買い物。洋服や食料品を眺めたり買ったり、お茶を飲んでいるうちに何とか少し元気が出てきました。今日は少し活発に動けるようになりたいです。と言うか動けないと困ります。

 先日の記事を書いて以降、祖父たちが派遣されていたという前線の様子はどのようなものであったかと気になり、まずはGoogleでその地名を検索して見たところ、ダイビングの名所としての情報が最初に何件か出てきたのに続けて、旧日本軍戦場での遺骨収集活動を実施しているNPOの情報が見つかりました。遺骨収集と供養が実施された地域の当時の戦況解説など大変参考になったのですが、活動に従事した2、3年前の大学生のレポートを読んでいて不思議な感じを覚えました。どことなく文章の言い回しや感情表現が今の子にありがちなものとはかけ離れているのです。有り体に失礼な言い方をすれば「オヤジ臭い」。恐らく、議員さんや遺族の方など、ご年配の方たちと密接に交流して話を伺うなどしている影響なのでしょうけれども、確かに彼らが体験し彼ら自身の手で綴られているのに、決して彼らの日常の言葉では語られていないような、そんな複雑な印象を受けました。
 そんな言い方をして信じてもらえないかもしれませんが、普通はなかなか取り組むことのできない、肉体的にも精神的にも負担の大きい活動に従事している彼らには深く敬服しています。もしかしたら集められた遺骨の中にうちの祖父もいたかもしれませんし。戦後こうした方たちの活動により集められた遺骨は、千鳥ヶ淵戦没者墓苑に納められているようです。祖父は当然靖国神社にも合祀されていますが、彼が本当にいるのはこちらの墓苑なのかもしれません。
 そういえばこの墓苑については雑誌『暮しの手帖』編集長だった花森安治さんが「無名戦士の墓」として取り上げられていました。この文章は同誌の『保存版 III』(2004.1発行) p194に再録されています。また、未所蔵のため確認していませんが、以下の図書にも収録されていたはずです。リンクではbk1を紹介してますが、ここでは取り扱い不可になっています。amazonでは取り寄せ可能なようです。

一銭五厘の旗 / 花森 安治. 暮しの手帖社 (1978) ※正式な綴りは『一戔五厘の旗』

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