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« 『ベガーズ・オペラ』観劇記 | トップページ | 国立国会図書館、独法化へ »

2006.02.02

一寸の図書室にも五分の魂

 出張で静岡方面に来ています。
 仕事の本番は水、木曜日で、火曜日は途中で我が職場の地域キャンパスに寄ってきました。うちの職場は何度か移転を繰り返しておりますが、ここのキャンパスが歴史的には創設の地であり、構内には謂われのある樹木や歴史上の人物が関わった建物の遺跡などが点在しており、なかなか見応えがあります。

 外部非公開で規模は大きくないものの図書室も設けられています。PC用のデータベースソフトを使って独自に資料所蔵データベースが構築されている他、本館(筆者の勤務先)では行われていない新着資料案内メルマガまで発行されているなどなかなか充実した図書室活動を行っています。
 これはひとえにキャンパスの図書委員を長年引き受けて下さっている研究員の方の熱意と力量によるものですが、図書室の日常業務をお願いしているパートタイマーの方の努力にもよる面が大きいようです。
 ここでは共通の図書館システムを便利に使うのと並行して、小回りのきく独自データベースが活用されています。新着案内のメルマガも、このデータベースから整形出力されたレコードから作成されているとのことです。しかし、独自のデータベース構築は、長年ここのキャンパスに相互協力館間共通の図書館システムが導入されていなかったために発達したものであり、本来であれば早急に共通システムに統合されるべきなのかも知れません。パートの方は共通システムと独自データベースとで二重に入力作業を行っているので、大変と言えば大変です。

 長いものに巻かれて楽をするのが大好きな普段の筆者であれば、そんな独自方式は止めてしまえ、と言っているところなのですが、今回に限っては、これはこれで「あり」なのかも、と思いました。確かにやり方を効率化しようとすればやりようはありますけれど、細かいやり方よりも「普段みんなで使っているこの図書室を、自分たちの力でもっともっと使いやすくしよう」という委員さんとパートの方の心意気が感じられたのです。
 ただ、心意気とアイディアが良くても器が不十分だと活かされません。例えば電子ジャーナルの利用サポートなどが図書館という器(媒体)を上手に使うための手助けだとすれば、そうした援護を行っていくのが本館の仕事なのだろう、と改めて考えた出来事でした。

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