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2006年3月

2006.03.28

JSTの電子アーカイブ事業

 気づいたら前回の投稿から本日まで、既に一週間記事をアップしていませんでした。先週どうも気持ちが鬱気味だったのと、その日のニュースにとりあえず茶々を入れるには「はてなブックマーク」が便利なのでつい頼ってしまったのとがその原因と思われます。

 さて、先日報道された以下の記事。

 JST、湯川秀樹のノーベル賞受賞論文などを電子アーカイブ化して無料公開(INTERNET Watch)

 図書館屋としては気になって仕方がないのですが、あまり突っ込んでる気持ちの余裕もなかったりします。とりあえずは以前当ブログでもネタにした「あの」Kirtas社のブックスキャナ(\25,000,000也!)を購入したというだけで驚愕するばかり。何だか3月初め頃、「JST キルタス」とかいうキーワードでググって当ブログにアクセスした形跡があったので、「何故JST?」と不思議には思っておりましたが、そういうことだったのかと納得した次第です。

 感想としては、下世話な言い方だと「やはり金持ちは違う…」の一言に尽きます。さらにこうした大事業を実現する予算を確保するための政治的な努力等に思いを馳せると、ため息をつかずにはいられません。
 電子アーカイブ事業がJST一本に集約されつつあることについて、じゃあ、理学や医学も農学も、果ては人文社会学も全部同じような情報提供のやり方で均質化されてしまっても良いのか?と疑問に思うものの、一方でこうした電子情報を利用する側からは情報提供手段の集約化を求める声も多いわけで、JSTに一概にダウトを出すことはできないのが辛いところです。と言うわけでこの記事も一口かじりかけただけでリンゴを放置するように終わるわけですが。

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2006.03.21

はてなブックマーク始めました

 体調があれなら素直に寝ていれば良いものを、何故かは自分でも良くわかりませんが、前から興味のあった「はてなブックマーク」についに手を出すことにしました。

 MIZの覚え書きブックマーク

 今のところ特にテーマも設けず自分の興味の赴くままにリンクを集めまくっているだけなので、カテゴリも一貫性がなくばらばらですが、そのうちブックマークがたまれば何らかの方向性が見えてくるのかも知れません。ある意味ブログや個人サイトよりも筆者の人間性がむき出しになっているようにも思えるのは気のせいでしょうか。
 そして何より同じブログやニュースサイトの記事に対して世間の人がどの程度関心を持ち、そしてどういう仕分けをしているのかが見えるのが面白いです、今のところ。

 ついでに「はてラボ」の「はてなわんわんワールド(はてわん)」にも登録してみました。このサービスが何かの役に立つのか?というと決してそんなことはないわけですが、まさかGoogleローカルにこんな使い方があったとは思いもよらず。地図上でバーチャルな旅と、他のわんことの交流が楽しめます。渋谷周辺に人口が密集しすぎて長屋状態になっているのが唯一の難点です(^_^;)。

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アクティブな?休暇

 昨日は夕方からとあるNPOの会議に出席しました。夕方からとは言え仕事してから出かけるときつそうだったので、思い切って朝から休暇を取得。
 そういえば4月からの異動先の上司にまだ電話ですら挨拶していなかったということに気づき、午前中を利用して異動先に出向くことに。課長にはお会いできなかったものの、部長には無事ご挨拶することができました。まあ、義理は果たしましたが、それと4月からまともにここで仕事できるかということは話が別です。

 その足で夫の所に出向き、昼食に引っ張り出してぽつぽつと語らった後、買い物をして一旦帰宅。あっという間に会議に出かける時間になり、強風の中上京いたしました。
 肝心の会議については、あまり進展した話にはならず。自分以外のメンバーはそれぞれに知見と経験をお持ちの大先輩ばかりなのだけど、その中で自分のような知恵のない若僧ができることは限られています。また、歴史は長いながら不遇の期間が長かったことも影響して、団体としての結集力もあまり強いとは言えません。流れを変えるには思い切って大なたを振るっていく必要があるのでしょうが、そう簡単な道ではなさそうです。

 帰りに秋葉原のヨドバシで「鎌倉パスタ」なるお店の和風パスタを初めていただきました。季節限定の竹の子パスタも焼きたてのバジルロールパンも大層美味しかったのですが、どうも疲れた身体にドカ食いは毒だったらしく、帰りの電車内で胃に血液が集中したための脳貧血を起こし、帰宅したとたんベッドに倒れ込む始末。
 さらに、どうやら軽い風邪まで引いたようで、頭がぼんやり。一応仕事を持ち帰りしてきたのだけどほとんど手もつけられず、とうとう春分の日まる1日、脳からぼんやりが抜けずに終わろうとしております。さてどうしたものか。

 でも、そんな最中、昨日の深夜から逃避のように「はてなブックマーク」なるものを始めてみました。詳しくは次のエントリにて。

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2006.03.18

『リサ ママへプレゼント』感想

 後2週間足らずで他の職場に移ると言うのに、相変わらず残務処理がはかどっておりません。昨日などは、月曜日用事があって休むつもりでいるところへ、夕方になり水曜日の朝が期限の仕事が飛び込んできたため、残務処理そっちのけで残業。加えて定時過ぎだというのに周りで小さいトラブルが発生して巻き込まれることを余儀なくされたり。おかげで折角夫が出張から帰ってくるのに夕食も用意できず遅い時間に帰宅する始末。

 ついてないなあ、と憂鬱になっているうち、夫がやむを得ず外で食事を済ませて帰宅しました。彼の手から「買ってきたよ」と差し出されたのは、何と「リサとガスパール」の最新巻!

リサ ママへプレゼント
アン・グットマンぶん / ゲオルグ・ハレンスレーベンえ / 石津 ちひろやく

 九州某所の「どんぐり共和国」というキャラクターショップで見つけてきたとのこと。早速読み始めました。学校で母の日のプレゼント用にせっかくねんどのお皿を作ったのに、うっかり作品をだめにしてしまったリサが、仲良しのガスパールと代わりのプレゼント探しにスーパーまで繰り出したら、またまた「ひゃー やっちゃった」な事件が…というのが今回のお話。
 このシリーズの見どころの一つはどんな目にあっても(トラブルを起こしても)懲りないしくじけないリサの元気っぷりなのですが、もう一つにヘタレだけど辛抱強く心優しいガスパールの存在というのがあります。今回もスーパーでリサが乗り込んだ荷物カートの押し役を務め、売り物の香水を顔面噴射されるなどの被害を受けた上に、リサの起こした事件に巻き込まれて大人への謝り役まで引き受けるという活躍を見せていました。なんてけなげな子なんだ君は!リサは相変わらず(笑)だというのに。

 絵本を読んだからと言って、憂鬱と気持ちのすさみの原因そのものが解決されるわけではないのだけど。それでもこの子供たちの物語は不思議に心をなごませ心地よくしてくれます。ここ1、2年で急速に日本での人気が高まっており、最近はパスコのCMへの登場なども果たしていますが、どうかこの絵柄や物語に漂う温かさはいつまでも失わないでほしいものです。

 なお、ガスパールの活躍にばかり触れましたが、今回のお話における影の主役は実はリサのお母さんだと思います。我が子に対する愛にあふれた素敵な対応を見せてくれます。こういう懐の深い母親になりたいなあ。

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2006.03.17

図書館にさよなら、ではなく。

 以前もちらりと書いたとおり、4月から勤務替えで図書館を離れることがほぼ確定いたしました。
 とは言え、行き先の大事な仕事の一つとして、同じ組織内部の複数の図書館の事務的な取りまとめというのがあるので、全く図書館に関わらなくなるわけではありません。それ以外の図書館と無関係な仕事というのももちろんありますが。しかもかつて筆者がぼろくそに攻撃した仕事だったりします。「じゃあお前がやってみろ」ということなのかも知れませんが、理論と実践は違うので、多分前任者のようにこなすのはまず無理です。
 何か人材選びが間違っているようにも思いますが、いつまで嘆いていても仕方ありません。また、偶々自分におはちが回ってきたとは言え、誰かがやらなければ皆が困る仕事なので、まあ最初は前任者のまねっこをしながらミッションをこなしていくしかないかと思っています。

 それより後任の方にあてた引継資料作りが間に合うのか?また、4月の組織改編に向けたウェブサイトのリニューアル準備作業は終わるのか?当面心配すべきはそちらの方です。早く定時1時間以内に帰宅できる生活に戻りたい…。

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2006.03.12

図書館員の能力・業績とホームページについて

 ACADEMIC RESOURCE GUIDE No.235に、「『これからホームページをつくる研究者のために』(仮題)の刊行に向けて」(第1回)が掲載されていました。ホームページという言葉が世の中に出回り尽くしている割にはこれまで意外と語られなかったと思われる切り口なので、単行本の刊行も含めて今後の展開が楽しみな企画です。

 この記事を読んでいて、本筋とは異なる点が心に引っかかりました。研究者がホームページ(個人的にはこの語にやや抵抗がありますがここではあえて使うことにします)を持つことは、その人の研究活動にとって一定の意味をなすと思われます。では、研究者ではない、例えば自分のような図書館員が同じ事をした場合、どんな意味があるのか、ということです。

 研究機関には通常、研究を担う立場の者(いわゆる研究者)とそれを主に技術面でサポートする立場の者(実験補助員、作業員など)、そして主に事務や情報収集の面でサポートする者(事務職員、図書館員など)の3種類の立場のメンバーが存在しています。これら3つの立場を、能力の評価という面で比較してみます。

 まず、研究者は機関外部との交流や、メディアにおける言論活動など、組織内で多少の許可手続きを必要とする場合もありますが、「仕事の一環」として割と自由に認められていたりします。また、細かな実験や調査を積み重ねる過程は決して楽ではないものの、最終的にそれらのうち優れた成果は学会発表や学術誌への投稿論文として結実していきます。

 一方で、サポート担当メンバーがそうした評価を受ける機会は極めて少ないと思われます。例えば筆者の所属先の場合、技術サポート担当者にはまだ技術上の創意工夫業績を評価するためのシステムが存在していますが、事務職員や図書館員にはそうしたシステムがありません。せいぜい勤続○十年表彰ぐらいです。
 普通の図書館員が業界誌や図書館情報学関係の研究会・学会誌に執筆したとしても、それがその人の「職場」における能力評価には必ずしもつながらないのではないでしょうか。もしかしたら国立大学図書館協会賞あたりは職場での能力評価に何らかの反映がなされているのかも知れませんが確かなことはわかりません。

 前置きが長くなりましたが、では研究者がホームページを持つことの意味は何か?と申しますと、「個人の業績を効果的に世界に伝える」ことがその一つであると考えています。当然ながら、業績公開を通じて国内外の研究者同士がつながりを持つためには実名と所属を明かすことが必須となります。
 では、普通の図書館員の全てがホームページで実名や所属を明かして活動できる状況にあるかと言うと、残念ながら必ずしもそうではないのが現状です。特にその図書館員が公務員であった場合、先日経産省で起きた「部長ブログ炎上事件」の例のように大きなリスクを伴います。加えて、「サポートメンバー」の意見が組織を代表するものとして世間に受け取られるのは好ましくないと組織内で捉えられる一面もあります。
 また、サポートメンバーが自らの業績を前に出して活動することは、組織の内部の全てに好意的に受け入れられるわけではありません。「研究者でもないのに余計なことを」「事務屋に連なる図書館員が論文を書いて執筆料をもらうなどもってのほか」などの扱いを受ける例もあります。

 筆者個人としては、図書館員の研究・執筆活動も「業務の一環」として認められ、能力評価につながるのが本筋であると考えますが、所属組織としては研究者の生み出す研究成果と異なり、それらを100%「組織への貢献」として見なしてはくれないのが現実です。
 とは言え、図書館員が研究・執筆活動を行うことは本人に何のメリットをもたらさないというわけでは決してありません。個人のスキルアップにもつながりますし、何よりも自分(たち)の努力で得られた結果を公表することによって図書館界、ひいてはそれ以外の分野に属する誰かの役に立てるかも知れないのです。

 ということで、この問題には容易に結論を出すことができません。しかし、矛盾を抱えていたとしても、やはりホームページを含めて図書館員が館界内外と情報を共有し交流することは、今後意味を持つことですらあれ、出る杭として打たれるようなことは決してあってはならない。そういう思いを新たにするのです。

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2006.03.08

厄日?

 ここ二、三日、凡ミスが多いです。一昨日などは印刷物の校正を依頼してもいない先へ催促のメールを送りつけてしまいましたした。相手の方が温厚な方だったのが救いです。
 今日やってしまったのは、業者さんの取り違え。何度もお会いしている筈の相手なのに、全く違う人に対してまくしたててしまいました。おずおずと人違いを訴える相手に青くなった時は既に遅し。…まさにアルゼンチンまでもぐりたい((c)中村紘子)心境です。
 帰って寝てようかとも思いましたが、不思議なのはこう言う時でもレファレンスはまともにできてるんですよね。午後、レファレンスでもポカミスするようなら本気で帰ります、はい。

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2006.03.07

『屋根の上のヴァイオリン弾き』感想

 もう1週間以上前の話ではありますが、遅ればせながら感想をアップしておきます。

 2月26日、日生劇場で上演されたミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』を観てきました。行けなくなった友人の代理で急遽決まった観劇でして、「昔森繁さんがロングランでやってたヤツ」ぐらいの認識しかなかったため、取り急ぎ公式サイトを流し読みしました。日露戦争と同時代の帝国崩壊を目前にしたロシア、ユダヤ人迫害…どうやらかなり重そうなテーマを抱えた物語らしいという印象を受けました。恥ずかしながら、屋根の上のヴァイオリン弾き=常に足下の危うい流浪の運命を背負ったユダヤ人の象徴、であることを初めて知った次第です。
 しかし実際に観賞後に心に残ったのは、迫害の中にあっても篤い信仰と誇りを持ってたくましく生きるユダヤ人達の明るさでした。確かに主人公テヴィエの3人の娘達が親の意志に背いて選んだ順風満帆とは言い難い結婚や、定石のハッピーエンドではない終幕など、決して軽くはないお話でしたが、ユダヤの人々、特にテヴィエ夫妻のにぎやかで温かく、かつ毅然とした、何昔か前の日本人をも思わせるキャラクターが、物語全般のトーンを心地よく作り上げていました。
 このミュージカルが、日本で40年近くもの長きにわたり再演を繰り返し、愛されてきた理由がわかるような気がします。

 要の一つである音楽についてですが、『屋根ヴァ』はミュージカルとは言ってもストレートプレイの度合いが強いようで、案外「ここが聴かせどころ」的な場面は少なかったりします。もちろん音楽は切っても切れない大事な要素ではありますが。
 私的な聞き所は大学生で後にシベリア流刑となる吉野圭吾さんと、次女役剱持たまきさんのデュエット「すべてが今はこの手に」でした。何と申しますか、辛い状況下でも常に未来を見据えて生きていく若い力が込められていたと思います。
 長女役匠ひびきさんはほとんどソロで歌うシーンがなく残念でしたけれど、ダンスはやはり隙のない所作をされていると思いました。
 市村正親さんの舞台を引っ張っていく力は言うに及ばず。飲んべえだけど神との対話を欠かさず、家族の幸せを心から願っている親父テヴィエを見事に演じきっていらっしゃいました。
 三女役のあさみんちゃんについては、失礼ながらスタートでちょっとつまずいてしまったアイドル、という知識しかなく、ちょっと心配していました。実際のところ、歌うシーンがほとんどない、可愛くあることが全てのような役なのであまり評価のしようがなかったのですが、声の出し方とか、ダンス技術とか、もうちょっと修行を積んでくれないかな、とついオバさんはツッコミを入れてしまいました。
 同行した友達から教えられて驚いたのは長女と結婚する貧しい仕立屋役の駒田一さん。純朴で気弱だけど誠実、という仕立屋さんのキャラクターをコミカルに演じていらしたのだけど、4月に東京でも上演される『レ・ミゼラブル』では対照的な悪漢テナルディエを演じられるとか。ちょうど筆者の観劇予定の日が駒田さんの出演日なので、楽しみにしておきたいと思います。

 以下は余談。
 観劇の日が通算上演1300回に当たっていたので、もしかしたら特別なカーテンコールがあるかも?と考えていましたが、特にそういうのはありませんでした。
 ただ、もしかしたら、「いつもより1回多めに幕を上げてます」みたいなのはあったのかも知れません。気が付かなかったけれど。

 もう一つ。1幕目、かなり年の離れたテヴィエの長女との婚約を申し出る肉屋とのかけあいを見ながら、
「親子ほど年の違う結婚って、市村さんそのものじゃん。…いかん、よそ事を考えてはだめだ、パッパッ」
と邪念を振り払っていたところ、どうやら同行の友人も同じことを考えていたらしいことが休憩時間に判明(^^;)。筆者は気づかなかったのですが、どうやら幕間ににぎやかしく市村さんの結婚話をウワサされていた方がいらして、連想せざるを得なかったようで。

 物語の上で肉屋さんの願いは結果的に叶わなかったわけですが、市村さんはめでたし、で良かったなー、とつくづく思いました。

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2006.03.05

祭りのあと

 水曜日から木曜日にかけて全国から人の集まる会議に出席しました。夜は立食パーティーのあと、会議に集結していた後輩たちとお茶しに(飲みではなく)出かけたのですが、どこもかしこも4月に控えた大規模な職場再編の影響などで、人減らしやら配置換えやら口の端に上る話題にあまり明るいものがない様子です。かといって自分の提供できる話題が希望に満ちたものかと言えばそんなのはほとんどないわけでして。多分、4月以降図書館にいられる可能性は極めて低いですし(^_^;)。そんな風にネガティブ方向であったにも関わらず、振り返れば話の盛り上がった会合であったのは不思議です。

 そして金曜日、たかが1、2日いなかっただけなのに仕事がたまりまくり。ウェブサイトの更新、印刷物の校正など、何とか急ぎの仕事だけは処理しました。タイムリミットが半月とか1ヶ月の仕事については何一つ片づいていないことを知りつつも見ないふりをして、とりあえずほっ。
 ほっとした勢いで、思わず毎週ネットで行っている生協の個人宅配の注文を行うのを忘れてしまい、注文締め切りを過ぎた翌日気づいてがっくり。食パンや牛乳パック、半調理冷凍食品など、スーパーで買うと重い、あるいはがさばるものはみんな宅配してもらっているので、結構日常生活への影響は大きいです。まあ、たまには普通にスーパーで食料品の大量買いだめを試みることにしましょう。

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2006.03.01

お役所にとっての国立国会図書館って?

 今更なニュースではありますが、自民党行政改革推進本部のサイトに、国立国会図書館等の法人化について触れた「国会事務局等改革に関する提言」が掲載されました。

(注:PDFファイル)国会事務局等改革に関する提言

 内容的には今まで報道されてきたのとほとんど一緒です。しかし想像していた以上に提言の内容は具体的で、かつあくまで「国会の一組織」としての改革が求められているということがわかります。

 この提言の掲載についてはLibrary & Copyright2月24日付け記事で第一報を得ました。更にその前の記事によれば、わずか5年前には自民党で国立国会図書館の関西館オープン、インターネットサービス拡充等を支援していたそうです。時代の流れで国会の事務局も行革から逃れられないとは言え、「自民党には政策の一貫性というものは無いのでしょうか」(左記ブログより)という意見が出ても仕方ないと思います。

 ところでこの2月24日の記事に付けられたコメントには現役の役人らしき方の発言もあり、なるほどと膝を打つ話もちらほら見受けられましたが、その中にご自身の省庁の図書館(ほぼ間違いなく国立国会図書館の支部図書館)を指して「左遷先」「定年までの飼い殺しの部署」「昼休みの職員の居眠り場所」と定義づけている発言がありました。自分の知っているとある支部図書館は決してそのような位置づけにはなっていないので「違う」と反論したかったのですが、聞くところによれば重要業務を非常勤さんや派遣さんに押しつけて職員に士気の感じられないような館や、カウンター業務など一部業務のアウトソーシング化が開始されてしまっている館が存在するのもまた事実のようです。

 外野から見る限りでは今回の組織改革で支部図書館制度に影響が及んだら各省庁お膝元の職員が一番困るような気がしますが、肝心の各省庁はシロアリに大事な柱の一つを喰われて手遅れになるまで、柱の重要性にすら気づかないんじゃないかと思えてなりません。それぞれの部署は、自分たちが抱えこんでいるわずかな柱さえ守れればそれで満足なのでしょうから。

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