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2006年6月

2006.06.25

物みなは歳日と共に亡び行く

 あのアップルストアがついに札幌にもできたというニュースを耳にしました。

 アップル、6月24日に直営店「アップルストア札幌」をオープン - CNET Japan
 フォトレポート:700人の大行列--アップルストアが札幌にやってきた - CNET Japan

 ちなみに筆者、アップルには特に思い入れはありません。どちらかと言えばあの1ボタンマウスが苦手な方ではありますが、普通にiPodは1台持っていてもいいかな?と思う程度です。
 お店の場所は札幌三越の隣。え、三越の隣?何か引っかかる、ちょっと待て…と思って確認したら、やはり丸善南一条店があった場所ではないですか。調べたところ、丸善は2005年10月16日をもって閉店し、苗穂に移転と相成ったようです。あの京都河原町店の閉店と同時期。会社本体の経営不振によるとは言え、大きくて品揃えもきちんとしていた本屋さんが無くなったのは残念です。輸入品や文具を見るのも楽しかったのだけれど。
 いや、大通近辺にはまだパルコ札幌のブックセンターがあるじゃないか!と思い直そうとしましたが、パルコブックセンター冨貴堂もどうやら撤退してしまったようです。…まあ、1年前には紀伊國屋の札幌本店も移転オープンしているらしいし、ポールタウンにあった旭屋書店札幌店もJR札幌駅方面に移転したらしいし、本屋の中心は大通周辺からJR札幌駅周辺に移ったということなのでしょうか?

 本屋とは全く関係ありませんが、オーストラリアで健在だった、ダーウィンと面識のあるカメ、ハリエットさん(175)もついに先日(6/22)大往生を遂げられたそうですし、物事に永遠というのはありえないと頭ではわかっていますが、実際に移り変わりゆく様子を見聞きすると感慨深い物があります。
 ハリエットさん、誰かカメ語を話せる能力のある人などがいて、彼女の昔語りを聞き書きしてくれていたりしないかな?(妄想)

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2006.06.22

2つの図書館ツアー

 「図書館ツアー」をネタにしたニュースが最近2つ続いたので、一緒に扱ってしまいます。

 1つ目のニュースはこちら。
 図書館ツアー:舞台裏のぞけるツアー 県図書館の閉架書庫など案内−−24日 /宮城:MSN毎日インタラクティブ
 6月24日を皮切りに、2ヶ月に1回程度「街頭紙芝居コレクション」「宮城県関連の視聴覚資料」などのテーマを設けて1時間半ほど宮城県図書館の「舞台裏」を案内してもらえるそうです。図書館屋的には、「ツアー用に資料を整理したりせずありのままを見せて欲しい」と思ってしまうのですが、多分一般的にはそうではないのでしょう。また、図書館の担当者にとっては、図書館という場の面白さ加減をいかに一般の視点に訴えて宣伝するかの腕の見せ所と言ったところ。担当者とて他の仕事を抱えながらやっているわけなので、もしかしたら「専門外」で「重荷」と考えることもあるかも知れませんが、できれば楽しく素材や手法を吟味しながら立案していてほしいです。外の図書館員から見たら本当に楽しそうですし。

 もう1つは、カレントアウェアネス-Rの記事で知ったのですが、亜細亜大学の図書館ツアービデオ。理系のちょっとオタクっぽい男子学生が図書館バイトの女子学生の導きで図書館の利用法を学んでいくというコメディタッチの内容です。映画研究会や演劇研究会など学生サークルの協力を得て作られたそうで、どこかのゲームソフトのパッケージのようなDVDの箱絵が笑えます。また、主人公のペットAIBO(愛称ロボドッグ)がいい味を出しています。
 …それにしても映像を見るにつけ、立派な造りの図書館です。これは確かにこうしたビデオでも作り、学生さん方に使っていただかないと勿体ないな、という気がします。ホームグラウンドの図書館があることの有難みはぜひ学生のうちに享受しておいてほしいと思うので。

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2006.06.19

デジカメ復活

 修理に出していた愛用のデジカメFinePixが、ようやく手元に戻ってきました。
 デジカメの故障が判明したのは2ヶ月ほど前。3月末頃まではどうにかまともに撮影できていたのに、撮影画像に紫と緑の無数の横縞が入るなどして全くまともな写真が撮れなくなる状態に。もしかして1月末に出張のため重い荷物がぎゅうぎゅうに詰まったカバンに押し込んで旅をしたのが故障の原因?と思いつつ、洗濯機の故障・新調や仕事の多忙にかまけ、ようやく連れ合いに職場の売店の家電売り場へ修理を依頼してもらったのが2週間ほど前。

 気になる修理代金は…何とタダ。どうも、以下のリコールに該当する部品の不具合が原因だったようです。

 FinePix A303,F410,F700,S2Pro をご愛用のお客様へのお詫びとお知らせ(CCD故障の無償保証期間の延長)

 こんな重要なこと、メールぐらいちょうだい、と一瞬思いましたが、よく考えたら筆者、FinePixをフジにユーザ登録していない。こういう登録って面倒がってはいけないなあ、とつくづく思いました。また、こういうリコールって人ごとだと思ってましたが、自分の身に降りかかることもあるのだと実感。デジカメは消耗品のようなつもりになってしまっていましたが、使える間は大事に使いたいです。

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2006.06.18

『ミー&マイガール』感想

 6月10日に友人の誘いを受けて、帝劇でミュージカル『ミー&マイガール』を観てきました。
 当主を喪ったヘアフォード伯爵家。かつて当主の許されない結婚で産まれ、長年消息のわからなかった一人息子がようやく発見されたが、その息子ビル(井上芳雄)は下町ランベスで育ったべらんめえ口調の粗野な青年。後見人である公爵夫人マリア(涼風真世)や男爵ジョン卿(村井国夫)は当主の遺言にある後継者の条件「貴族の身分にふさわしい」人物に彼を育てようとし、一族の娘ジャッキー(純名りさ)は妻の座を狙い誘惑。下町から連れ添う恋人サリー(笹本玲奈)は階級の違いから身を引こうとするもビルは流れに抗い…という展開を記すとメロドラマな感じですが、実際は軽快なダンスナンバーやパロディで満たされた、とても楽しくて可愛いお話でした。

 井上君の歌は『エリザベート』や『MOZART!』のCDで何度となく聴いていたものの、生の舞台は初めて。CDの歌声では高音部が金切り声の絶唱になっていてそこが耳について仕方がなかったのですが、今回のミーマイで聴いた歌声はソフトな感じで全然高音部が気になりませんでした。音域上無理をしなくて済む曲が多かったのかもしれないし、曲調も絶唱するようなものがなかったというのもあるけれど、彼は本当に「歌える」人なのだと今回知ることができました。
 ビルとしての演技は初登場シーンが子犬のようにきゃんきゃん暴れていて可愛かったです(^^)。早くに母親を亡くし、生きるためには何でも(恐らく時には悪事も)やってきたような青年なので、本当は「可愛い」だけじゃないと思うんですが、多分彼は今までの境遇を全て受け入れ真っ直ぐに生きてきただけなんだろうな、と思わせるものがありました。一見無分別な子供、という印象ですが、途中で労働者階級の友人に手紙で決別を告げられた時の反応で、この青年が決して愚かではなく、現実を悟っているのだけど懸命にそれに抗おうとしているのだということがわかります。
 玲奈ちゃん演じる下町っ子サリーも素敵でした。最初にビルとともに騒ぎまくってテーブルの下に隠れ、食べ物やテーブルウェアを抱えて逃げていく場面の可愛さといったら!ある日突然貴族になってしまった恋人から身を引こうとする彼女の行動を、時代にそぐわないと思う人もいるかも知れませんが、彼女の行動原理が全て「ビルの将来のため」で一本筋が通っていてうじうじしていないためか、あまり前時代的な印象はありませんでした。
 どうしても主人公中心に語ってしまいますが、屈託なく育ったわがままお嬢様、ジャッキーもなかなか見どころ満載でした。特にビルにガウン1枚でモーションをかける場面。可愛くて色っぽくて、あれではビルが一瞬とは言えほだされてしまうのも無理がありません。プリンス井上君が下半身パンツ一丁(上半身は着てます)という貴重な姿も見られましたし(笑)。

 あまり細かく書いてオチがネタバレしてしまってもまずいのでストーリーと無関係の話題を二つほど。
 一つ目は、開幕前にロビーの階段で、一幕目ラストの客席参加ナンバー「ランベスウォーク」の振り付け練習というのがありました。アンサンブルの皆さんと指揮者の塩田さんまで参加されて、ダンスの決めポーズをやさしく楽しくレッスンして下さったのですが…。
 いざナンバーが始まったら、周りの誰も立って踊りゃしねえ!そりゃ、前から10列以内で踊るのは勇気いるかも知れませんが。そんな中で自分たちだけ踊る勇気はありませんでした。アンサンブルさんたちも客席に降りてきてるのに。ああ小市民。後で劇場でお会いした同行の友人の友人からも「何故踊らなかったの?」と突っ込まれた次第。エンディングではその分までスタンディングで踊りまくり、ポーズを決めたのは言うまでもありません。

 もう一つは二幕目のジャッキーと婚約者ジェラルド(本間憲一)との球打ち(クリケット?)の場面。後日再見した友人によれば、ジャッキーが打ったボールが下手出口へホールインワンしてジェラルドにほーら拍手、というのが本来の展開だったようですが、筆者が観た時にはボールが一度壁に跳ね返ってジャッキーの元に戻ってきてしまっていました。苦笑いする純名さんに本間さんがすかさず「はいもう一度ー!」という感じでフォローして、無事出口にイン。客席からも拍手。NGなんですがなごむ場面でした。

 歌以外の井上君ですが、ダンスはその善し悪しがよくわかりません。他のサイトで「タップは玲奈ちゃんの方が上手い」とか書いてるところもありましたが(^^;)、ジャンプ力もあって動きもしなやかで、私としては別に違和感は感じませんでした。演技は、初登場とラスト近くのビルで、実は同じ服を着てるのだけど、語り口調とかが全然違うのに感心。ただ、ジョン卿との図書室でのかけあいの場面など、もうちょっと余裕かましてもいいんじゃない?と思う場面もありました。どちらかと言えば器用な役者さんだと思うので、まだまだ伸びて欲しいです。

 …また長くなってしまいました。簡潔にして要を得る文章を書きたいのだけど、なかなか難しいですね。

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2006.06.12

六本木ライブラリーの会費値上げについて

 某SNS経由で知ったのですが、あのアカデミーヒルズ六本木ライブラリー(以下、『六本木L』。)の会費がこの4月から大幅に値上げされたようです。

 ばっくどろっぷ非常勤日記: 六本木ヒルズにある会員制図書館が月額57.5%も値上げした!?。 [ITmedia  D Blog]

 六本木Lには1回見学に行ったことがあります。薄給な上に自宅からはちょっと遠いので会費を払ってまで使おうとは考えませんでしたが、起業精神に満ち、ある程度資金も貯めてお友達も欲しい人、あるいは公共施設が閉まってしまう深夜近くまで勉強したい人にとっては何て素敵な場所なんだ、と羨んでおりました。
 で、上の記事を読んで抱いた感想は、「普通の公立図書館で事足りる人はあえて六本木Lを使わなくてもいいのでは?」というものでした。無線LANぐらいは公立館の一部はもちろん、ファストフード店でも使える時代になってますし。日経テレコン21の月額料金が半額以下と言っても六本木Lの会費を足すと結構な額になるので、日経テレコン21さえ使えれば良いという人がわざわざ会員になるメリットはないわけですし。
 昨今は普通の公立図書館でもビジネス支援とやらを行うところが増えているけれど、たぶん、そのレベルのことは自力で何とかできるような人が新たな糸口を求めて行く場所。六本木Lの役割はそれで良いと思うのです。いや、実際に利用者の立場になったことがないので100%断言できないのが弱いのですけど。

 今回の値上げの具体的理由についてはわかりませんが、うがった見方をすれば、そうやって興味本位ではないコアなユーザを篩にかけているのかも?とも思えてきます。当然会員には事前通知と理由説明が届けられている筈ですし、その説明で納得してもらえない退会者が出るのはライブラリー側にとって百も承知なことでしょう。入会の敷居は高くなるかも知れませんが、それでもあえて入会する人物こそがライブラリー側の待ち望んでいたユーザ。そんな気がしてなりません。

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2006.06.10

JST、SciencePortalを公開

 知らない間に科学技術振興機構(JST)がこんなページを作っていました。

 Science Portal

 ちなみにプレスリリースはこちら。
 科学技術の今を伝える -サイエンスポータル- 公開(JSTのプレスリリース)

 用語表現はやや堅めで、あー、お役所だなあ、という感じですが、幅広い科学分野について取り上げていて結構楽しいです。東北大の川島教授(『脳を鍛える』脳科学者)やノーベル物理学賞受賞者のインタビューのPodcastsやからくり人形の映像を流すなど、コンテンツの種類も豊富。
 しかしこの手のページに最近は大体用意されているRSSが、なぜかこのページには用意されておりません。RSSの更新情報に頼らせずトップページのページビューを稼ぎたいという意図があるなど、意識的な設定なのかも知れませんが、利用する側としてはあれば便利なのに、とついつい不満を覚えてしまうところです。

 図書館屋的には文献と図書機関提供データベースが気になるところ。J-STAGE、ReaD、J-STOREがいつの間にか横断検索できるようになっていたとは。データベースは筆者の職場関係で使ってるライフサイエンス系のものが何故かリンクにないので、もっと充実してほしい、と個人的には思います。

(2006/6/13追記)
 ライフサイエンス系ポータル、ちゃんとありました。(情報源:サーチャーの会ブログポータルいくつか

 Jabion-日本語バイオポータルサイト-

 しかもRSSフィードも提供されています。便利です。
 個人的にはPubMedの日本語検索機能が楽しいです。当然検索結果は英語だったりしますが(^_^;)。

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2006.06.09

宙組初観劇記(6/3)

 今週は仕事が立て込んでいて、更新が止まってしまっておりました。8割方書くだけ書いて更新できていなかった先週土曜日の観劇話です。

 土曜日は早朝6時には家を出て友人たちと待ち合わせ、帝劇で『ダンス・オブ・ヴァンパイア』のチケット抽選に参加することになっておりました。なのに金曜日、神経のすり減る会議を仕切ってふぬけのようになった後、夕方は飲み会に参加。夜遅く帰宅してちょっと一眠り、のつもりでベッドにもぐりこんだのですが…。
 次に目覚めたのは何と6:50(-_-;)。どうがんばっても抽選開始の8時には到着できない時間。ショックで半日ふて寝しようかと思いましたが、連れ合いの「行っておいでよ」の一言で思い直し、急いで支度して電車に乗り込みました。
 抽選会を終えた友人たちと落ち合ったところ、2名中1名が150番台の購入順位を確保とのこと。最初3人が狙っていた前楽・千秋楽に手が届かないのは必須なれど、相談の結果、条件の良い違う日のチケ確保を彼女にお願いすることに。そして幸運にも良い席を入手することができました。面目なくもありがたいことです。

 友人1名はここで別行動に。もう1名の友人と日本橋三越の『カフェウィーン』などでしばらく時間を潰した後、宝塚宙組・東京宝塚劇場公演『NEVER SAY GOODBYE』を観てきました。

 宝塚は生では初観劇でしたが、とにかく群舞のレベルの高さと華麗さに驚愕。『エリザベート』の演出もされた小池さんの演出で、華やかなハリウッドから1930年代のスペイン内戦に飛び込んだ青年カメラマンと女性作家の運命というテーマが、華麗に骨太に描かれていました。男役の方も皆美しいです。宝塚では男役が主役であることを十二分に納得させてくれました。主演でこの公演で卒業される和央さんの堂々ぶりはもちろんですが、特に二番手の、スペインの情熱的な闘牛士を演じた大和悠河さん。凛々しくて華もあるのだけど、娘役でも違和感なく通用しそうな美しさです。歌はまだまだらしい、という評判も耳にしましたが、ほとんど気になりませんでした。
 以下はネタバレになります。「続きを読む」オプションは付いてませんので、10行ほど改行してから書かせていただきます。宝塚、特に宙組ファンな方はお読みにならない方が良いかも知れません。









 異例の娘役トップ期間だったという花總まりさんは流石の貫禄で、大国の視点から次第に社会に目覚めていく女性作家キャサリンを演じていましたが、事前に「歌が弱い」と聞いていたのは実際その通りだったとわかりました(^^;)。それでも、気品があって儚げだけど実は強靱さを秘めたこの方の雰囲気というのは、そう簡単に出せるものではないと思います。
 和央さんは一幕目の途中までは傍観者の立場で内戦に参加するという役どころもあってか、やや影が薄めでしたが、一幕目の後半で救護隊に加わり、ハリウッドでの恋人を捨てるあたりから徐々に光を帯び、故郷を持たない根無し草のユダヤ人で虚飾の世界に身を置いていた主人公ジョルジュが、共鳴し合った人々と共に戦うことにより自分の居場所を見出していく姿を生き生きと演じられていました。
 一点気になったのはせりふで時々滑舌が良くなく聞き取りづらい所があったこと。友人によれば「去年末の転落事故の前はこんなことはなかった」そうですが、もし何らかの影響が出ているとすればご本人にとってこれほど辛いことはないだろうと思います。今後も芸能活動を続けられるというお話なので、何とか克服されることを願っております。
 先にも記した大和悠河さんは、幕開けすぐのハリウッドの華々しい登場シーンに目を奪われてしまいました。歌唱力が気にならなかったのは、多分声質が私の耳に合っていたのだと思います。劇場内の「キャトルレーヴ」でブロマイドをチェックしたところ、舞台化粧ではない素顔も綺麗でした。

 宝塚を見慣れていない人間として、物語の展開であれれ?と思ったのは、キャサリンにフィルムを託してアメリカに帰した後のジョルジュが、数場面の戦闘シーン(群舞)を経ただけでいとも簡単に戦死してしまった点です。もちろん、ダンスによって主人公たちの戦況がかなり苦しくぎりぎりであったというのは理解できたのですが、宝塚が戦闘シーンに弱いというのはこういうことなのかも?と実感した瞬間でした。遼河はるひさん(背が高い!彫りが深い!)の演じた敵役も、ねちねちとキャサリンをいじめていた割には主人公チームを追いつめた途端にあっさり殺されてしまいましたし。
 もう一つ、これは観劇後友人も同じことを考えていたと知り膝を打ってしまいましたが、一幕目と二幕目の冒頭および二幕目のラストに花總さんが二役を務める「キャサリンの孫」が出てくるものの、キャサリンが子供を産んだという事実は劇中どこにも出てこなかったりします(^^;)。あれはアメリカに帰ってから再婚して(キャサリンは離婚歴あり)子孫が産まれたのか、それともあわただしい戦闘シーンの合間にお腹に宿ったジョルジュの子孫なのか?としばらく悩みましたが、後から聞いたところによると劇の冒頭で孫が「祖父と祖母の思い出を探しに来た」とか言ってたらしいので、まあ、きっとそういうことなのでしょう。

 突っ込みばかり入れてますが、全体を通して、貧しい民衆たちのシーンはかなり印象に残りました。怒りに燃えて銃を取る者たちが咆哮するダンスの力強さは『エリザベート』(宝塚以外)の“HASS!”や『レ・ミゼラブル』の砦のシーンを連想させるものがありました。
 また、やるせないラストの後に華やかなショーで締めてくれるのが宝塚の良い所です。新人さんのお披露目でもあるラインダンスが可愛かったです。凛々しい顔立ちの男役候補っぽい子も、小柄な娘役候補っぽい子も、皆ミニの衣装で美脚を見せて元気に踊ってくれました。メインの3人は背中に羽根を背負ったきらびやかな衣装で大階段を降りてきてご挨拶してくれます。ショービジネスとはこうでなくては!と感じた瞬間でした(何を言ってるのか自分でも良くわかっていません)。

 おまけ。この日は偶々某カード会社の貸切日で(友人も人づてでチケットを入手したので知らなかった)、抽選会もありましたが、やはり図書カードすら当たりませんでした。そしてショーの終了後に主演の和央さん単独のご挨拶というのがあったのですが、当然のようにきちんとしたご挨拶。そうか、やはり東宝ミュージカルの誰かさんのご挨拶は特殊だったのか、あと、一路さんのご挨拶が真面目なのも、恐らく宝塚時代からこなされているから道理、と心から納得いたしました。

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