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2006年10月

2006.10.31

都知事とレファレンス

 DORAさんのブログ経由で知った以下のブログの記事で、10月20日の定例記者会見における都知事の発言を知りました。

 葦岸堂: 石原知事の会見記事から

 レファレンスって確かに、端から見ると単に人の話を聞いて、本を調べてるようにしか見えないでしょう。そこには確実に技術と知識の事例蓄積が存在していて、だからこそ都知事のお膝元の図書館の「しらべま専科(レファレンス事例データベース)」や国立国会図書館の「レファレンス協同データベース」などが構築されているのですが、その知識の蓄積過程というのがきっと一般の人には抽象的なものにしか見えないんだろうな、と思います。また、図書館(情報)学以外に専門を持たない人間の参考調査というのは、所詮、過去の書物やデータという他人の褌で相撲を取るものに過ぎないのかも知れません。

 都知事にとっては、図書館というのはあくまで「自分の好きな本を読む為の場所」であって、「より良い調べものをする為の場所」ではないのでしょうね。それを知らずに過ごすのは人生損してますよ、と言いたくなりますが、別に知らなくても生きてはいけるのも確かです。また、こういう人生の損を取り返そうと考えようともしない人を選挙で選んだ人たちの大半も、そんなことを知らずに生きていることでしょう。レファレンスがなきゃないでも十分生活できるというのが、今の日本の図書館の姿なのだから、都知事に暴言吐かれてもきちんと言い返すのは難しいと思います。それにしても図書館もなめられたものです。

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2006.10.29

創作者のプライドと著作権

 かなり今更ですが、ここ2週間ほどの間に出てきた、松本零士vs槇原敬之(マッキー)問題とかテルーの唄盗作(?)問題とかについて思ったこと。
 どうも追及している側もしくはマスコミの皆さんが、著作権法上の権利と創作者としてのプライドの問題をごっちゃにしてるような気がして仕方がありません。

 まず、松本先生の主張(MSN毎日インタラクティブ10月19日記事より)には、何よりも先に創作者のプライド故の傲慢さを感じ取ってしまいました。筆者自身は999のコアな読者・視聴者ではないのであのフレーズは存じませんし、ましてやマッキーが本当に知らなかったのかなどは分かりません。ただ、あのフレーズには無意識に身体に染みこんで来るパワーはあるんだろうな、と思います。とはいえ、松本先生の付けてきた因縁苦情は、その創作者の身体に染みこんだ(かも知れない)ものについて今更「返してくれ」と言っているようなものなので、ちょっと解せません。
 この松本vsマッキーの件については、その後大人の和解が進みつつあるようです。松本作品もマッキーの曲も大好きな人間として今回の争いは辛かったので、少し胸をなで下ろしております。
 また、友人達とのやりとりの中で、松本先生が以前に某プロデューサー氏のせいで『宇宙戦艦ヤマト』の著作権問題で相当に苦しめられたということも思い出しました(参考:当時(2003年)の東北新社のニュースリリース)。そう言えば某プロデューサー氏もマッキーも過去に同じ罪状で…ということで、一概に松本先生の大人げなさを責めることはできないなあ、と今では思っております。

 もう一点のテルーの唄について。最初に見た記事はこちら。
 ゲド戦記:挿入歌の歌詞が朔太郎の詩と酷似-今日の話題:MSN毎日インタラクティブ
 詩人の荒川洋治さんという方が、月刊『諸君!』の2006年11月号で指摘されたらしいです。原典は未見なのですが、記事の文面から察するに荒川さんが本当に主張したいのは、
「先人の名作にインスパイアされて作るなら作るで、もっと創作者としてひねりのあるものは作れなかったのか?」
ということなんではないかと思いました。そもそも朔太郎の作品は既にパブリック・ドメインになっているのだから、素材として使われること自体には著作権法上の制限はない筈。ですが、もう少し作品としてひねりを効かせるとか、拡がりを出すとか、何とかならなかったの?あなたには創作者としてのプライドはないの?大ジブリの作品なら何をやっても許されるの?と言う嘆かわしい気持ちの発露の結果が今回の荒川さんの記事なのであれば、大変良く理解できます。
 だから、今回のテルーの唄問題について「著作権問題に詳しい日本文芸家協会副理事長、三田誠広さん」にコメントされると非常に腹立たしかったりします。何故あなたがこの問題を語る?みたいな。それはもしかしたら筆者の三田さんに対する個人的感情かも知れませんが(笑)。コメント中では「盗作とは言い難い」「モラルの問題として、朔太郎への感謝の言葉を入れるべきだ」「先行する芸術への尊敬の気持ちが欠けている」という正論を一応吐かれていらっしゃいますので。
 ――で、その後この問題に関してジブリ側が出したコメントがこちら。
 スタジオジブリ - STUDIO GHIBLI - 「テルーの唄」の歌詞の表記の問題について
これまでの事務面・広報面での対応に特に問題があったわけではなさそうですが、何だか創作者の尻ぬぐい的印象が否めないのはどうしたものかと思います。

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2006.10.25

両面コピーできないコピー機

 

 りぶろぐ: タダコピ = 0円コピー

 この記事を読んで、以前の失敗を思い出しました。
 何年か前、図書館にいた頃、とある外部からの来館者が資料をコピーしていきました。後から知ったのですが、それは両面コピーでした。うちの系列の図書館では、外部の利用者からはカウンターで複写料金をいただくことになっているのですが、その時、どういう訳か筆者は、
「外部の利用者が断りもなく両面コピーするわけはない」
と思いこんでおり、紙の表側分だけカウントしてしまい、料金もその分だけ請求しました。利用者も特に何もおっしゃいませんでした。
 ところが数日後、筆者が不在の時にその利用者が再度来館し両面コピーを取られました。その時対応した他の職員はきちんとそれが両面コピーであることに気づき、料金を請求したのですが、
「前の職員は片面分しか請求しなかった」
とその方はおっしゃったそうです。実はその時我が館では、外部来館複写を受け付け始めたばかりでした。このため、「両面コピーはダメ」と明文化した文書等も無かったので、対応した職員は反論できず、やむを得ず片面分を無料にせざるを得なかったようです。

 以来、筆者は「両面コピーは2枚分の料金をいただきます」との貼り紙をコピー機の前に掲示することにしました。同時に、外部来館者が謙虚であるとの思い込みも止めました。そもそも「外部来館者=うちの図書館を『使わせていただく』と思っている」という考え方が根っこにあったのが原因なわけで、図書館において司書は運営管理に参加する者であっても決して利用者の上に立つ者ではありません。ごく基本的なことですが、それに改めて気づかされた1件でした。あの時の利用者、今回の「広告入りコピー用紙」のことを知ったらどう思うかな?

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2006.10.22

FireFoxを高速化してみる

 タブなどの機能やプラグインの豊富さに惹かれ、ウェブブラウザとしてFireFoxを愛用しているのですが、どうもこのブラウザ、筆者の自宅用PCがノートPC(CPU:Pentium(R) M 1.20GHz, RAM:512MB)なこともあってか、最初の起動や画面描画が異様に遅いことに悩まされております。
 あまりの動作の重さ加減が腹に据えかね、昔広告表示がうざくて(今はありません)使うのを止めたOpera 9.02をインストールして使い始め、こりゃ動作が軽くて良い!と喜んだものの、例えばブログ編集画面でのリッチテキストがサポートされていない点や、Googleツールバーが使えない点などにすぐに不便さを感じてしまい、やはりFireFoxを何とかしようと思い立ちました。
 とは言え、レジストリやコンフィグをいじり倒すには知識と技術があまりにも無さ過ぎ。困ったらとりあえずググれ、ということで、「FireFox 高速化」というキーワードでググったところ、FireTuneというソフトを使うとメニュー画面設定のみで何とかなるかも、ということが判明。さっそくダウンロード、インストールすることに。

 設定画面をチェックすると、どうやら[Performance optimizations]で選択肢を選ぶだけでチューンできる模様。[Fast computer / Fast connection]を選べば良いのね、と、画面下を見たところ、

  Fast Computer: CPU is greater than 1.5Ghz. Memory: at least 512MB RAM
  Fast Connection: DSL, or cable, or better

との注意書きがあります。筆者の環境、Connectionはともかく、CPUはこれより遅めだし、RAMなんてぎりぎりです。不安はありましたが、ええいままよ、と、[Create backup of configuration]で設定バックアップを取った後、最適化を実施。
 恐る恐るFireFoxを起動したところ、これが速いではありませんか。きちんと最適化前の状態と比較測定したわけではないけれど、体感的に起動時間も描画もちゃんと高速化されています。これで順調に使えるようになれば良いのですが。しばらくは不安なのでOperaと併用するつもりです。……とか言ってて次回PCが起動しなくなったらどうしよう、と思ってしまう自分は無知な小心者。

 ちなみにIE6を使わないのは、決して嫌いなわけでも意地でも使いたい訳ではなく、タブブラウザの方が何かと便利だし、楽しいプラグインがたくさんある(Googleツールバーの機能はIEの方が勝ってると思いますが)というそれだけの理由です。IE7の日本語版がリリースされて、それがFireFoxやOperaより使いやすいものだったらそちらに移行する可能性もあります。あくまで使いやすかったらの話ではありますが。

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2006.10.19

司書07年問題

 時間がないので少しだけ。後で書き足すかも知れません。
 ――と、書いたのが今朝のこと。とりあえず、以下のニュースについて思うところを書き残しておきます。

 司書07年問題:今後5年で半数定年 都立図書館ピンチに−話題:MSN毎日インタラクティブ

 東京都で司書職の採用が中断されたことによる、火を見るよりも明らかな結果だと思います。現場の職員はこの数年ずっと歯がみし続けているんでしょうね。今の都知事が替わらない限り方針転換は難しいのだろうけど、ねばり強く戦っていただきたいです。その昔、今の職場と東京都を併願して、都を袖にしてしまった不届き者としてひっそりと見守っております。

 とは言え、実はうちの職場も似たような状況に陥っているのであまり人のことばかり言っていられなかったりします。新人さんの採用が抑制されている上に、司書の職種の採用試験は2、3年前に廃止になりそれっきり。採用試験の廃止に当たっては色々議論があったらしいけれど、結局は別職種で採用された人員の中から、司書資格が無ければ講習で取らせるなどして育成しなさい、ということになったようです。
 そう言えば自分より職階が上の、中間管理職に近い立場にある方を見やっても、10年昔ならヒラの職員や係長がやっていたような実務的作業を今なお担当しているケースが非常に多かったりします。かく言う自分も部下無しの立場なので、各種実務は基本的に自力本願です。若い世代の職員の数が減っている影響がこんな所にも出てきております。現在合理化の波と戦ってくれている、図書館部門生え抜きの課長クラスの方々が2、3年のうちに定年を迎えたら、果たして我々の運命は?という不安でいっぱいです。

 とりわけ都立図書館のように、「(中央図書館の)各フロアで特定分野に精通した司書がいる」(上記記事より)レファレンス態勢を整えてきたようなところにとっては、ベテランがごっそりと職場を去るのはかなりの痛手であるに違いありません。「都立図書館のレファレンス」でかいま見られるようなレファレンスの質の高さを少人数で保っていくには、「広く浅く」ではなく少しでも「広く深く」を目指しつつ、長年のノウハウ伝授を断ち切らないような司書の努力が必要と思いますが、世代交代ができなければそれは難しそうです。
 逆に、外注や派遣という形で新しい世代の司書を増やすとしても、「先人のノウハウを断ち切らず」「広く深くツールに精通し」「一定以上の質を保つ」ことのできる中堅クラスの司書と、そうしたノウハウを吸収し拡大再生産することのできる若手クラスの司書と、両方必要なのではないでしょうか。そして、本人及び職場が希望すれば継続することのできる雇用の保障も。

 自分でこれを書いていて、かなり保守的かも、とは思いますが、司書の資格も、ある分野に関する専門的知識も、あればそれで済むというものではなく、経験の伝授というのが欠かせないので、やはり業務の継続性がものを言ってくると考えます。また、個人的には司書にもライトスタッフというのが存在すると信じておりますが、例えばそれがやや欠け気味だとしても、過去の積み重ねを受け入れ応用する柔軟性があれば、十分補えることでしょう。
 司書という職業は、金銭的に魅力が薄れていく一方で、そうした意味で今後一層質の高さが求められていくのではないでしょうか。いや、質が高くても生活が立ちゆかなければ何の意味もないのですが。生き延びるための条件の何と厳しいこれからの社会であることか。

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続・図書館に静脈認証システムが

 「図書館員もどきのひとり言」の10月15日の記事によれば、以前こちらでも「図書館に静脈認証システムが」の記事でネタにした那珂市立図書館がついに開館になり、そこに行ってきた人がいるそうです。(図書館OPEN|xxxxHoliC
 設備は流石新設館だけあって整っているようですが、利用者の認証手段としては「手のひら静脈認証」と「和暦の誕生日」と「資料の数(貸出冊数)」の3点セットになっているそうです。
 …だから何で個人の預金や財産、個人用あるいは業務用のコンピュータ・ファイルを保護する為ならともかく、公共の物を借りるのに生体情報を提供しないといけないのかと。しかも、エラー回避の為かも知れませんが別の情報の入力も求めていますし。更に利用者登録に身分証明書も必要、ということは、通常の図書館で利用者カードを作る時に必要な、住所・氏名・生年月日・電話番号といった情報の他に、更に生体情報が求められるというわけで。
 どうもここの図書館に関しては、言葉は良くありませんが上手いことカモられたようなそんな気がしてなりません。実験的な事例にはなるのかも知れませんが、図書館のウェブサイトの構築など、もっと先にやることはあると思うのです。
 ちなみに、以前に右クリックができない、とケチを付けていた那珂市のウェブサイトは、現在は右クリックできるようになっているなど改善されているようです。図書館も同じように成長していくことと期待しています。

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2006.10.14

A4用紙を手軽に三つ折り

 今さらですが、この記事について。

 ITmedia Biz.ID:A4用紙を手軽に三つ折りする方法

 何度読んでもこれがはてなで700user以上にブックマークされる理由がわからず。何故なら自分は何も使わなくてもA4判用紙を三つ折りにできるから。
 と、連れ合いに言ったら、
「世の中には不器用な人間もいるんだよ!」
とたしなめられました。おかしいな、筆者も不器用度の高さだけは人に自慢できるんだけど、と納得いかずにくだんのはてブのコメントを読み返すと、
オタクはどんな紙でも三つ折りに出来る」
というコメントが。
 いや、仕事上この3月までは印刷物の編集に関わっていたので、A4判=210mm×297mmというのが頭に入っていて、じゃ、目分量で10cmに見えるぐらいずつ折れば三つ折りね、というのが普通だと思っておりましたが……結局、そういうことだったんでしょうか。

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2006.10.13

公務員の海外出張

 昨日のニュースから。
 asahi.com:衆院職員「海外研修」実は、国政調査費で欧州芸術の旅 - 社会

 いつもの朝日新聞の釣り記事だ、と思っても、つい擁護したくなる私。とは言え、衆院事務局側の、
「(前略)研修中の余った時間をいかに活用し、海外の知識を深めるかという意味を含めて海外研修が行われている。(後略)」
「(美術館の入場料を公費から支出することについて)意識の問題。本人は行きたくないのに、職務として行っていることもある。(後略)」
等の発言を見ると、例え本当に予算消化だったとしても、もっと上手な言い訳をせんかー、といらだちます。いや、当事者側が「予算消化のための慣習なんてなくなれ」という深慮遠謀の元にコメントしてるんだったら話は別ですが。

 ごくごく個人的には、公務員の海外出張に目くじら立てる国というのは、何て味気なくつまらない国だろうと思うのです。もちろん、今回の事例では世論の支持は得られないだろうと感じますし、「無駄のない海外出張をすればいいじゃないか」という意見があるかと思いますが、実際のところこういうことがあると、内部の審査が極端に厳しくなって、本当に「無駄」であると言い切れない出張まで取り下げられたりするのが現実です。

 例えば図書館関係の国際会議など、海外と業務上密接な交流のある図書館だったら公費で行かせて欲しい、できれば若い有望株に大舞台を経験してきてもらいたい、というのが人情ではないかと考えますが、そういう伺いが「若いから」「具体的な業務上の交渉に行くんじゃないから」、という理由で却下された例を耳にしました。確かに国際経験を積むには必ずしも公費を使う必要はありませんが、ノンキャリアの若手を送り出すにはベストな選択肢だと思ったのですが…。海外出張の支度金とか美術館の入場料(笑)なんて要らなくて、飛行機のチケットと最低限の宿泊代さえあれば十分なのに。
 そんなに行かせたければ有志がカンパでもして送り出せば?と言われるかも知れません。けれど日本はいつからそんなに余裕のない国になったんでしょう。…って、嘆いてばかりじゃ仕方がないのですけどね。

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2006.10.11

YouTube買収

 北朝鮮が地下核実験なんていう物騒な事をかましてくれましたが、自分にとってそれよりインパクトが大きかったのが次の記事。
 GoogleがYouTubeを16億5,000万ドルで買収(INTERNET Watch)
 当たり前のことなんですが、この件で、ようつべことYouTubeも立派なビジネスなんだということを認識いたしました。YouTubeというのを「みんなの遊び場」的にしか考えていませんでしたが、あるメッセージを動画という媒体に託し、世界の人々に遍く見てもらうには現在最強の場ですし。
 YouTubeというのは言ってみれば土管の置いてある原っぱだと勘違いしていたけど、実は初めから整備管理された公園だったんですね。恐らく原っぱで遊んでいた時のような宝探しのわくわく感はなくなってしまうけれど、きっと手軽に安全に宝探しを楽しめる場所って他には少ないから、やっぱりここへ来てしまうんだろうな。

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2006.10.06

国会図書館ガイド

 最近家に帰って夕食を取るとすぐ爆睡してしまうことが多く、定例チェックのブログを巡回するのがやっとなのですけれど、そんな中で偶然、「国会図書館ガイド」というのを連載しているブログを発見しました。

 本はクニーガ

 惜しい、NDLは「国立」を頭に付けるのが正式名称なんだよー、というわずかなツッコミはありますが、この内容がなかなか微細に入っていて具体的。システム障害時の入館者対応とか、食堂・売店の開店時間とかもあって、これは学生さんなどでよほど通い詰めているか、あるいは中の方なのかな?とか想像したりして。

 ちなみに最新記事は「国会図書館ガイド27~ロッカーに忘れ物を取りに行くには?」ということで、受付の通り方などが書いてあります。基本的には館内利用カード(と、帯出中の資料)を預ければ良いのですね。随分長いことあそこには行っていませんが、覚えておこう。

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2006.10.01

米沢代表のご退任、そして訃報

 今朝方知った以下のニュース。

 米沢嘉博の代表の退任と新しい共同代表の就任について(コミックマーケット準備会)

 へぇ、米沢代表がついにねえ……としばし呆然。気を取り直し、早くまた復活して名誉代表とかでお元気な姿を見せていただきたいものだわ、と思っていたところへ、以下の続報が。

 訃報:米澤嘉博さん53歳=漫画評論家、コミケット社長-訃報:MSN毎日インタラクティブ
 asahi.com:マンガ評論家の米沢嘉博さん死去 コミケ代表長く務める - おくやみ

 現在アクセスが集中しているのか、サーバが重くて実際のページを見られないものの、コミックマーケット準備会のページにも訃報が伝えられているようなので、まごうことなき事実なのでしょうけれど、それでも信じたくないです。コミケにとって、ある意味近年亡くなられたイワエモン氏以上に「そこにいて当たり前」だった方が、こんなに早く遠くへ行かれてしまうとは。しかも死因はイワエモン氏と同じ肺ガンとのこと。何か因縁めいたものを感じてしまいます。

 自分のような末端の参加者ですらこんなに衝撃を受けているのですから、準備会の方の動揺はいかばかりかとお察しいたします。今はただ、ご冥福をお祈りするばかりです。

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「大学図書館は学生の強い味方」

 昨日G.C.W.さんの「愚智提衡而立治之至也の取り急ぎブックマークしました」経由で見つけたコラム。

 第20回 広い,24時間開館! 大学図書館は学生の強い味方:ITpro

 執筆されているのは、ニューヨークの日本企業でシステムアナリストとして勤務しながらニューヨーク大学(NYU)の大学院に社会人入学されている方なのですが、修士論文を書くために実質的に初めてきちんと大学図書館を利用したところ、実に便利で頼りにできることがわかり感動している、というのがこのコラムの要旨です。
 このくらいのことは、国内でもある程度学生数を抱えていて図書館の運営をきちんと行っている今どきの大学であれば、完璧とは言わずともかなり対応できると思うのだけど、と思って筆者の方のプロフィールをチェックすると、1991年に京大農学部を卒業されています。世代的には自分とそんなに変わらないようです。つまり、この方がご存じの日本の大学は、15年以上前の姿ということになります。確かに例え図書館を使ったことがあったとしても、夜間開館をしている館は極めて少なかっただろうし、ましてやInternetなどあるわけがありません。

 当時の大学というのは今みたいに学生生活のノウハウを学生に手取り足取り教えるのではなくて、学生が先輩や同級生と情報交換し、先生方に質問しながら自主的に動いていくものだったように思います。で、そういう時代だったからこそ、図書館に直接行かなくても生きて行けたんではないかという気がします。
 まあ、いくら当時の大学であっても図書館のオリエンテーションぐらいはやっていたように思いますが、京大の場合、小耳に挟んでいる学生気質として、あまりそんな説明に真面目に耳を傾ける人間もいなかったのではないでしょうか。また、理系の学部ということで、もしかしたら図書館利用より実験の方が中心だったのかも知れません。自分は兄弟も含めて文系だっただけでなく、通っていた学校の専門の関係上、図書館の資料を使いまくらないと単位の取りようがなかったので、ここは想像するしかないわけですが。

 ……と、ごちゃごちゃ突っ込んでおりますが、別に図書館の使い方を今頃知ったからと言って、他人様の頑張りにけちをつけるつもりはさらさらありません。むしろ、折角図書館の使い方を会得されたのですから、ぜひ図書館を使い倒してレベルの高い修士論文を仕上げられた上で、これからもこうして図書館の効果を宣伝していただきたい、と思っているぐらいです。
 もっとも、この方が日本に戻られてからどこかの図書館を利用されたとして、万一その館の対応がしょぼかったりしたら……と考えると、妄想だけで気が重くなってしまうのですけれど。いつ、誰が、どんな依頼を持ってきても、少なくともしょぼくない対応のできる図書館であることって、つくづく大事だと思います。相変わらずオチなしの記事ですみません。

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