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2007年3月

2007.03.24

INFOSTA発行誌、CiNiiで全文無償公開

 カレントアウェアネス-Rの3月23日付け記事によれば、これまでNIIのCiNiiで全巻号有償公開されていたINFOSTA発行の『情報の科学と技術』等が刊行後6ヶ月で無償公開に切り替わるそうです。「CiNiiヘルプ」上のお知らせはこちら

 今の職場は会員になっているので毎月最新号が読めますけど、エンバーゴ付きであってもバックナンバーをオンラインで全文参照できるのは嬉しい限り。特に『UDC information』のように今は亡い雑誌を無償公開してくれないかな、と思っていたので。別に普段UDCを使っているわけではありませんが単なる歴史的興味で(^^)。職場の近くの図書館で全号ではないけど冊子体を所蔵してるのだから、そっちに行けよって感じですが、自分のデスクにいながらにして見られるというのはありがたいことです。
 ただ、同じCiNiiのお知らせに、これまでの全巻号無償公開から定額許諾利用に切り替える学協会も出ていました。これを見て、あくまで無償・有償は学協会側でどう判断するかに委ねられているのだと実感しています。学協会誌って学協会の活動を行っていく上で貴重な収入源だし、また、著作権の問題なんてのもあるので、そうした事情を学協会内で斟酌した上での判断であれば仕方ないとは思うのですが、結局のところ「専門的知識は金を払ってでも身につけろ」ということに帰結するのかなあ、と思いました。

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2007.03.21

2007年3月20日のこと

 土曜日に出張したので、その分昨日お休みをいただいて少しだけリフレッシュ。
 本日出勤し、前日たまった仕事を片づけ、午後ちょっとした会議に出席してきたところ、前回の会議に出ていなかった方が、これまであまり突っ込みが入らなかったけれど突っ込むと痛いところを直球ストレートで突っ込んできました。それに対して思うところがあったので吠えてみたけれど所詮それは負け犬の遠吠えでしかなく、まだまだ自分は力も器も不足しているのだと恥じ入った次第。会議のテーマ全体から見たらたいしたことではないのかも知れませんし、突っ込まれると反論が難しい内容ではあったとは言え、きちんとした理論で反駁できないのがちいと悔しかったです。あれじゃあ嫌味を言っただけに終わっちゃったじゃないか。

 帰宅してブログやソーシャルブックマークの巡回をしたところ、西原理恵子さんの元旦那様鴨ちゃんの訃報を知りました(MSN毎日インタラクティブ記事)。サイバラさんと復縁されているという話は聞いていましたが、そういうことだったのか、と思い至り、『毎日かあさん』等のマンガのキャラクターとしても登場しているお子さん達の顔(もちろんマンガの)が脳裏に浮かんで胸がつぶれる思いに。でも鴨ちゃん自身は色々な苦しみから解放されたのだろうか、とそれだけは救いです。所詮何を言ってみても一読者の気休めに過ぎないのだけれど。

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2007.03.15

図書館を楽しむということ

 ちょっと最近何かとハードな毎日で、更新の間が空いてしまいました。
 さて、ボランティアさんの手作りで運営されているあの「ふなばし駅前図書館」がこのほど3月6日をもって無事1周年を迎えられたようで(スタッフブログの記事より)、まだ一度も現地に遊びに行けたことはありませんが実にめでたいことです。
 上の1周年の記事を読んで、そういえば最近「図書館を楽しむ」っていうことを忘れていたなあ、と思い出しました。近頃の自分にとっての図書館って、
「ある程度まとまったお金が必要なだけに予算削減のターゲットにされるところ」
「余分な説明抜きで利用者にはまだ必要とされている存在なのに、予算を握っている側に余分な説明をいっぱいして知恵を絞らないと今後生き残れないところ」
で、図書館=楽しいという発想からどんどん遠ざかっていましたので、そうか、図書館って楽しかったんだなあ、と軽く涙が出てきた次第。

 私的には図書館とはユーザ側のニーズと職員の業務の能率化との間にいかにうまい着地点を見つけていくか、という実学としての図書館学(これはサイエンスとしての図書館学の地位が低くなってしまっている一因でもあるのだけど、それはさておき)の実践の場であってほしくて、その実践の過程が楽しいのだとずっと思っております。
 まあ、そんなこと言ってる本人は穴だらけのへっぽこ学徒に過ぎないわけですが。そもそも先立つお金と人材が保障されないと図書館って運営していけないのは理解しております。図書館学の実践の場、なんていうのんびりしたことを言っていられないのが現実。でもやっぱり図書館も時々は楽しくないとね、と思うわけです。
 願わくば、これからも図書館には「楽しい」一面を持ち続けていてほしいです。本音を言えば、図書館を生き残らせていくための戦いは、筆者のような甘ちゃんにはとても荷が重い仕事です。でも、図書館のユーザ側、職員側、それぞれの楽しさを守るためなら、ちょっと頑張ってみてもいいかな?と、自身を騙してみるテスト(今まで頑張っていなかったんかい!あと、君だけ戦ってると思ったら大間違いだぞ)。

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2007.03.07

『地球へ…』TVアニメ化

 スラッシュドットジャパンの記事で、『地球へ…』がこの4月7日からTVアニメ化されることを知りました。竹宮さんの作品とはどうも縁が薄くて、『風と木の詩』を全部通して読んだこともなく、『地球へ…』は原作も昔の映画版も観たことがございません。24年組ではどちらかと申しますと萩尾さんの絵の方が端正で好みです。でも何故か『変奏曲』は愛蔵版で持っているという謎。
 アニメの公式サイトを見る限り、キャラデザがあまり竹宮さんの絵には似ていない感じなので、門外漢としては却って馴染みやすくなるかも知れません。ただ、放送時刻が毎週土曜18時ですか。観劇で上京していたり、仕事関係で外出していたりする確率が非常に高そうな時間帯です。そんなわけでとりあえず「忘れなかったら観る」程度のスタンスにしておこうかと考えております。まあ、第1回ぐらいは録画してみようかな……。

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2007.03.04

図書館ブログに見る戦略

 先週水曜日の夕方に時間休暇を取って上京し、「マロニエの花咲く 横芝光町立図書館blog」の中の方のお話を伺ってまいりました。
 筆者の所属先とは畑違いの公共図書館での実践例ですので、さて、どれだけ参考になるだろうか?という一抹の不安は、演者のユーモアを交えつつ明快な語り口もあって講演開始後にすぐ吹き飛びました。
 職員体制が小規模な図書館(これは多くの専門図書館でも共通なところです)でも機動的かつ臨機応変に情報発信を行っていくためのツールとしてブログに着目し、使いこなしていくためのノウハウももちろん勉強になったのですが、最も目から鱗が落ちたのは次のお話でした。
 図書館の構成要素である「建物(空間)」「資料」「人」(竹内紀吉氏の言によるそうです)のうち、「人(司書)」はお客にとって用もないのに近寄ってくる鬱陶しい存在に過ぎず、家電量販店の店員のようにお客が商品説明を求めた時や価格交渉の時だけ声をかけてくれれば良いと思われているのではないか?実は図書館は「物流(本)」にしか期待されていないのではないか?というたとえ話から、これからの図書館は資料の現物だけでなく情報の発信も行うことにより、それを実践する司書の認知度を高めて重要性をアピールしていくべきであり、その一手段としてブログを活用している、というのがそのお話です。ブログはつい「便利なツール」として使ってしまいがちなのですが、ただ便利に使うばかりでなくいかに戦略的に利用していくかを念頭に置いて進めていくという発想がとても新鮮に思えました。

 また、公共図書館においてはよく、来館者数や貸出冊数の増加が目標としてあげられ、時に活動の中身より数値が一人歩きしてしまうことでやり玉に挙げられたりもします。横芝光町立図書館では決してそれらは目標としておらず、むしろ情報収集・発信という最も数値にするのが難しい部分に力を入れているように見えますが、レジュメに添付された参考資料に掲載の同館の利用統計表を見ると、来館者数や貸出冊数は着々と増加の一途を辿っています。情報の「収集」と「発信」を継続して積み重ねていくことは、言うは易く行うは難しなのですが、それらを司書が楽しみつつ(これが重要)きちんと実践していくことがやはり物を言うのだと、改めて肝に銘じさせられました。
 利用者層も収集資料も異なる館種の人間としては、今回の講演をそっくりそのまま真似っこすることは出来ませんし、また、図書館組織は小さいですが親組織があまりに大きいことなどが災いして、ブログを即座に取り入れられる立場にもありません。それでも、制約の中で利用者の要望を取り入れつつ、同時に図書館の存在意義も満たしていくということにチャレンジしていくのも、大変だけどそうつまらないことでもなさそうだな、と今回の講演を聴いてから思えるようになりました。

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