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2007年4月

2007.04.26

NZのライブラリアンはクール&ホラー

 4月25日付けのLISNewsの記事に、以下のYouTubeビデオが紹介されていました。

 YouTube - Librarian

 ニュージーランド(NZ)のHauntedLoveとかいうバンドのミュージックビデオで、ロケ地の図書館はやはりNZにある Dunedin Public Library だそうです。
 普通その手の集密書架には異物検知ストッパーが付いているぞ、とか、NZでも司書と言えばやっぱり眼鏡っ娘なんだ、とか、あんなにスリムな司書さんになりたいもんだ(謎)とか、突っ込みどころは満載なんですが、映像自体は結構クールな感じ。しかし、エンディングを見て、この映像がモノクロであることに感謝しました。怖すぎです、この図書館。でも、あの行動を取りたくなる司書さんの気持ちがとってもよく分かってしまう自分は、バイオレンスな人間なのでしょうか。
 それにしてもこのいかにも甘ったるそうな歌の歌詞が、語学力不足につき字幕付きのところしか理解できないのは惜しいことです。実際のところ、そんな大した歌詞でもなさそうだけど。

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2007.04.24

ボケのささやかなツッコミ

 最近の家族の会話から。
筆者「天然ボケって呼ばれて、かつそれを自称するのは、自分を美化するというか誤魔化しているようで嫌なんだよね」
連れ合い「でも世間はそれを『バカ』と呼ぶ一歩手前で踏みとどまってくれているんだよ。それは世間の優しさと思って受け止めた方が良いよ」
筆者「……」
 と言うわけで、バカでもボケでもどっちでも良いけれど、自覚した上でつつましく生きていくことは何て幸せなんだろうと思います。

 さて、ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブログ版の「産業技術総合研究所の『e広報室』」の記事を見て、電子情報に特化して別部門に分けるという発想が面白いと思いました。でも昔々のE電のようなセンスの名称は何とかならなかったのでしょうか。あと、同じ部署にあるCC推進室っていう謎の横文字は何じゃい、コピーキャットか君は、と突っ込みを入れたくなってしまいます。
組織規則を読んだ上であえて言っています。どうもCC=コーポレート・コミュニケーションらしいですが、組織規則を読んでもあえて横文字にする理由がわかりませんでした。

 名称はともかく、こういうきちんとした情報発信戦略を持って活動できる組織というのは羨ましいです。
 しかし、ここの研究所は確か、図書館部門が年々縮小されてるという噂を聞いています。うちの組織って結構産総研の真似っこしたがる傾向があったりします。業務上も多少は関わりがあるところですし、学ぶべき面も確かに多くありますが、それだけは真似して欲しくないです、本当に。どうか図書館が炭鉱のように滅びる日が来ませんように。

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2007.04.14

サクラソウ

 今乗っていた電車の中吊りで見たのですが、つくば植物園で「さくらそう展」が開かれるそうです。
 それで思い出したのは以前図書館時代に受けたサクラソウの品種に関するレファレンスのこと。その調査は自力で答えにたどり着けず職場の専門家の助けを乞い、結局基礎資料に載っていたという恥ずかしい思いをしたのですが(^_^;)、その時専門家に伺ったのが、サクラソウの育種家グループにはいくつかの流派があり、その流派により品種の系統分けのやり方が全く異なるということでした。ある品種をどちらの系統で分けるかで小競り合いになることもあるそうで、花一つにも深い世界が隠されているのだなあ、と嘆息したことを回想する土曜の昼前です。これから帝劇でマチネを観てきます。

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2007.04.03

ある図書館のナノピコ戦争

※ちょっと思うところあって、今回の記事は普段と語調を変えてお送りします。
 モデルについてどこかを連想する人もいるかも知れませんが、そこはスルー希望。

 とある図書館。これまである業界内でそこそこ定評のあるサービスを提供して、決して多いとは言えないけれど利用者もついてそこそこやってきた。ただ、最近の公的予算で運営されている図書館の例外に洩れず、所属組織内でその存在意義を問われている真っ最中である。業界への貢献が「そこそこ」であることが災いして、決め手がないのが苦しかったりする。ところがこの図書館、上の人と下の人との意見調整のバランスがどこか崩れていて、下の意見は上に伝わらないわ、上の人が更に上位から受け取ってきた意見は下に伝わらないわで、皆の方向性がバラバラになっているらしい。
 その図書館の人で、地道……かどうかは分からないけれど、アイディアを武器に図書館の外部で話をしたりとか、寄稿したりとかの活動をやってきた人がいる。その活動は、本人にしてみれば単純な功名心ではなく、どうしても弱小な自館の活動を外に認めてもらいたいという意向が働いたものである。ただ、ちょっとした持病があって、身体もあまり丈夫ではないので、少し遠出したりするとものすごく負担になって寝込んでしまったりするという問題を抱えている。また、外部で仕事をすることにより、現在の内部の仕事とは必ずしも直接には結びつかないプロジェクトへの参加なんてのも出てきたりしている。
 で、その人に、どうやら最近来た上司の1人が目を付けたらしく、
「外向けの活動が多すぎる」
という注意があったらしい。
 しかし、部下は自分の外向き活動が増えていることはこれまで自覚しており、これまで外部向けの仕事をする都度、言われた相手を含む複数いる上司に自分の活動ポリシーを伝えて了解を取り付けてきたし、外で話す内容については上司にその都度チェックを求めてきたので、何故今更、と理解できず、問い質したところ、
「これまで外向けに発表してきたものがそんなに高い質とは思えない」
「夢見てるぐらいなら、仕事で悩んでいる人もいる中を見てほしい」
「たびたび休むことで迷惑をかけている人がいる」
等の言葉が返ってきたという。部下は、努力してきたのに自分のポリシーが強硬に受け入れられなかったと激しいショックを受け、未だに立ち直れないでいるとのことである。

 その上司は多分、自分に対しても人に対しても等しく厳しい人で、自分の思うところを明確に告げただけなのだと思う。言っていることも恐らくは正論で間違ってはいない。部下がそれまでお伺いを立てていたとしても、つもり積もってこんなに周囲および本人自身への負担がかかっているようではダメだ、と考えただけかも知れないし、また、その部下のこれまでの経験の蓄積を、半端に外部に向けるよりはもっと内部に活かしてほしい、と憂えただけなのかも知れない。
 ただ、「間違っていない」というのは、矛盾しているようだが100%正しい、ということではない。それは上司だけでなく部下の側にも言えることである。

 きっと、その上司が今まで生きてきた、事務屋ではない研究畑の世界では、お互いに相手の一番弱いところを厳しく突くことで切磋琢磨するのが当たり前だったので、部下の甘い部分が我慢できなかったのかも知れない。もちろん、その厳しさを理解して、受け入れる、あるいは耐えることで付いていける人もきちんと存在する筈である。ただ、このケースに限っては相手を間違えたとしか思えない。弱いところを突かれるとどこまでも落ちていく相手だっているのだ。それはライバルに対してなされるべき行為であって、決して部下に対してなすべき行為ではない。人心のつかみ方を間違えたんだろうな、と思う。とは言え、遍く人心をつかもうとかそういうことは考えていないだろうし、いちいち考えていたら説教なんてやっていられないだろう。
 繰り返すが、やっていることが間違っているわけではない。ただ、もう少し(かなり控えめな表現)さじ加減は覚えた方が良いと思う。本人の意思が「指導」であったとしても、相手によってはただの「糾弾」と受け止められることがあるのだと理解すべき。厳しいだけの、相手の心を汲み取らない指導では人は付いてこないのである。

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国立国会図書館ウェブサイトリニューアル

 この4月をもって国立国会図書館のウェブサイトがリニューアルされたことを、CA-Rの記事経由で知りました。リニューアルはむしろ遅すぎたぐらいで、かといって遅きに失することはなく普通に使いやすくなったんではないかと思います。試みにテキストブラウザ(Lynx for Win32)でトップページを読み込んでみると、ちゃんと視覚障害者への図書館サービスのページへの誘導リンクがありました。親切。
 リニューアルの影で『日本全国書誌』の冊子体終刊の告知があって、実はこのニュースも(図書館屋にとっては)さりげなく重要だったりするわけですが(『日本全国書誌』冊子体の終刊及び贈呈の終了について)。実際、とある図書館にいた時、『日本全国書誌』って保存しておきたくても取っておく場所がなくて仕方なく廃棄する対象だったんで、もう捨てる後ろめたさを感じなくて済むようになるのはありがたいのですが、さて、完全に冊子体が無くなるとなると、内部的には冊子体で残しておいたりはしないんだろうか、とか余計な心配をしてしまう旧世代な自分。まあ、電子化オンリーにするとしても、あそこの場合きっと長期的な保存方法については内部的に保障済みなんだろうとは推測してますけれど。

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2007.04.01

皆が等しくお茶を淹れて飲める日が来ることを願って

 4月1日のACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブログ版の記事にお茶の水女子大の機関リポジトリ「お茶の水女子大学教育・研究成果コレクションTeaPot」が取り上げられていました。
 ARGブログ版の記事にもあるように、「ティーポットのように教育・研究成果を注ぎだすイメージ」っていうのが何ともソフトなイメージで好印象。ただ、なぜイメージキャラクタが「オカメインコ」なのか謎です。北大のHUSCAPはすかっぷちゃんに倣って、リポジトリ→リポジ鳥→鳥にしたかったんだろうという事情は何となくお察しします。それに、ネーミングで攻めるイメージ戦略としてはティーポット擬人化の方が効果的なんだろうけど、確かにティーポットよりはオカメインコの方が可愛いし動きもつけやすいだろうし、ティーポットの柄にしておくぐらいでちょうど良いとは思います。でも、なんでオカメインコなんでしょう?お茶女にオカメインコ大好きさんがいたとか?それとも姿形(名前も)が女の子っぽい鳥さんだからでしょうか。謎です。

 でも、北大の先例とか、あえて「学術情報庫」という言葉を使った阪大のように(これもARGの引き写しですが(^^;))、「機関リポジトリ」という言葉を堅苦しく感じさせないような工夫は良いことだと思います。組織のしがらみとか人手不足とかで機関リポジトリをやりたくてもなかなか実現できない組織に属している者として、先駆的に色々できるところにはどんどん頑張ってやってもらって道を切り開いていただきたい、そして、「機関リポジトリ?やらないなんて遅れてる!」と、文科省所管以外の研究を業とする組織の偉い方が考えられる程に普遍化していただきたい、と心から願っております。

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