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2007年8月

2007.08.25

書架でまわりの本を見る

 「Talk to Myself | 書架で回りの本を見る」の記事で奈良県立図書情報館のOPACの「書架で回りの本を見る」機能を取り上げていたのではてブに追加したんですが、意外とこれ、はてな周りの方(そう言えば『回りの本』って『周りの本』が正しいと思う)にはふーん、って感じの反応。
 確かにシステム的には同じ分類の図書を再検索して請求記号順に並べてるだけなんで目新しいことじゃないし、実際に書架の間に立ってブラウジングしている状態とはほど遠いです。何より、OPACを使ってこのリンクを見つけた人には、「え?書架を見られるの?」とワクテカしてクリックして、単なる請求記号順のハイパーリンクリストが出てきたらふしゅー、と気が抜けてしまうかも知れません。それでも、Orangeさんが書かれているように、書庫(閉架)の図書と開架の図書を並列に眺められるというのは大きいメリットです。欲を言えば、所謂連想検索なんかと併用できればもっと良かったのにね、とも思います。

 それでもしかし、「同じ分類で再検索する」というリンクよりは、「書架で回りの本を見る」というリンクの方をクリックしたいぞ、と思う非システム屋な筆者なのです。システム屋さんとかスクリプト屋さんの「あのシステムのここをもっとカスタマイズすればもっと素敵になるのにー!」という抑えがたき欲望の存在は良く存じ上げているのですが、こういう、システムを使う人の心に届く日本語のセンスの大事さって意外と忘れられがちなのではないのでしょうか。
 もっとも、「ユーザにとってのわかりやすさ」だけを追究しようとすると多分システム作りというのは行き詰まってしまうわけで、そればかり言ってるといつまで経ってもユーザインタフェースに新機能なんて盛り込めないというのも分かります。ただ、現在のシステム(LIMEDIO)の中で出来る小さいけどセンスに富んだ工夫に対して、あまり冷たい評価をしないでほしいな、と思ったというそれだけなのです。非システム屋のひがみかも知れませんが、はてブのコメントにちょっとしたシステム屋/スクリプト屋諸氏のおごりみたいなものを感じてしまったので。

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2007.08.21

熊本その後

 ただいま羽田発秋葉原行きのエアポートリムジンバスの中にて、携帯電話でこのエントリを書いています。
 今朝方熊本のホテルで目覚めた直後はだいぶ調子が良かったので、朝食をしっかりいただいた所、何と微熱とめまいがぶり返してチェックアウトを1時間延長して寝込む羽目に。
 結局ホテルにタクシーを呼んでもらいひとまず空港へ直行。ちょうど某カード会社のゴールドカードを持っていたのでビジネスラウンジを無料利用することにして、2時間程ソファに寄りかかり、週刊誌等パラ見しながら半死状態で過ごしました。
 で、このラウンジは2時間までしかいられないことになっているので、別に追い出された訳ではありませんがその後は普通の待合室を転々として、ひたすら出発までの時間を潰しました。
 空港ではついに食事はしませんでした。また熱がぶり返すのも怖かったしお店に入る程の食欲もなかったので。そんなときでもSOYJOYだのの携行食はお腹におさまるのが不思議です。
 現在19時少し前。バスに乗る前に小さい菓子パンを口にしただけですが、あまり空腹感は無し。とは言え全く夕食を食べないわけにはいきませんので、何か食べるとは思いますが、食欲無いなあ。

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2007.08.20

熊本、くうぅ……

 18日、19日の自業自得の無茶なスケジューリングがたたったのか、なんと熊本に出張してお仕事(セミナーの仕切りと立ち会い)する肝心の当日である今朝から突如発熱。同行の業者さん達が午後のセミナー準備に勤む最中、仕事先の医務室を借りて解熱剤を服用して寝込む始末に。どうにかセミナーの時間までに微熱に下げることに成功し、無事セミナーの仕切りも完了しましたが、その後の飲み会等の予定は全てキャンセルし、今はホテルに送ってもらってベッドに寝ています。
 何が悔しくて情けないかって、体調管理を万全にしていた筈なのにみのらなかった自分の脆弱さ加減。そして結果としてたくさんの人に迷惑をかけてしまった社会人としてのダメっぷり。色々胸が締め付けられる思いですが、明日家に帰れる程度には治さねばなりません。とりあえず寝ます。ちなみにこのエントリは携帯からの更新です。

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2007.08.18

2007年夏の参戦報告

 本日は有明という所でやっている某イベントに出かけてきました。昨日まで、皇后エリザベート(の姉さん)がお見合いをしたバートイシュルの夏並みに暑かったので(本当は行ったことが無いので知りませんが)不安になっておりました。何しろ夏や冬のイベント参加直後に脳貧血を起こしたり、インフルエンザにかかったりという数々の前科を持っている人間ですので。しかも明日は帝劇でマチネを観た後その足で飛行機に乗り南日本へ出張予定ですので、ここで暑さで倒れるわけには参りません。
 まあ、再来週出張に行く時の新幹線の切符と宿もついでに旅行会社に予約してきたいし、イベントは大事だし、と覚悟を決めて一夜明けたら、空は薄曇り、気温は涼しいとまでは行きませんが屋外での生存が可能な程度まで下がっておりました。と言うわけで予定通りお出かけ。
 会場に11:45頃到着しましたが、壁列にも並ばずひたすらまったりお買い物。入手した物を帰宅後に数えたら、もらい物も含めてわずか22冊。開催ごとに購入数が減っているように思います。ちなみに半分以上の中身はミュージカルの劇評やパロディ物です。
 滞在していた2時間半程度の間に、東と西の両地区を訪れましたが、以前は西地区(昔風に言うと西館)のイメージキーワードは「空いている」「空気が澄んでいる」だったのに、今回は西地区もだいぶ人間が詰まり、空気も結構澱んでいたように感じられました。ジャンル配置を工夫する等して、東と西に参加者を上手くばらけさせる努力をしているのでしょうか。
 あと、西館→東館の間にある西地区救護室の向かい側の「レセプションホール」が有料休憩所に設定されていたので、時間があれば使ってみようかな、とも思っておりましたが、実際には時間がかなりテンパってしまったため断念。次回機会があれば是非使ってみたいです。
 会場を出た後は友人一同と汐留まで出て、カレッタ汐留の「台北・点心 鼎泰豐(ディン タイ フォン) [Din Tai Fung]」で小籠包等をいただきました。友人達は他も回ってお茶するとのことでしたが、体力温存を意識してこれにて失礼。
「私、他にも何かすることがあったような?でもセーブセーブ。荷物も重いし」
と秋葉原で本屋を冷やかしただけで素直に帰宅。……で、再来週の出張の切符をすっかり取り忘れていたことが判明(^_^;)。明日早めに出かけて取ろうかな?と思っています。

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2007.08.11

農学雑誌の四天王(挫折編)

 ご無沙汰しております。また本業多忙&趣味充実につきこちらの更新が出来ておりませんでした。ということで、たまには書いておくことにします。

 先日、奈良県立医科大学附属図書館のブログ「ないとブログ: 医学雑誌の四天王!?」に、「英文医学雑誌の四天王」というのが載っておりました。じゃあ、「英文農学雑誌の四天王」なんてのは果たして存在するのか?と疑問を持ち、乏しい頭で思いつく限りをピックアップしてみたところ、

  • Agronomy journal(ISSN: 00021962)
  • Journal of agricultural science(ISSN: 00218596)
  • Crop science(ISSN: 0011183X)
  • Journal of agriculture and food chemistry(ISSN: 00218561)
  • Theoretical and applied genetics(ISSN: 00405752)

この時点で既に5つ出てきてしまいました(笑)。

 しかし、これらはあくまで農学分野において比較的共通に需要の高いジャーナルであって、研究者の専門分野によっては異論が出ると思われます。例えばTheoretical and applied genetics(TAG)なんて、獣医学の研究者にとっては縁は薄いです。むしろ、獣医学関係や畜産学、動物学、それにウイルス学とか病理学関係のジャーナルの方が利用されるでしょう。また、食品工学系の研究者の場合は、化学分野や医学分野の論文を必要としていたりもします。そういう人達に向かって「これが農学の代表雑誌だ」と4、5誌程度を示しても、多分「だからどうした、我々には用がない」と言われてしまうことでしょう。

 ちなみに、手近なところでJCRの集計対象分野の中から農学に関連するもの(と、林学、水産学がらみ)を拾ってみると、これだけ出てきます。

  • Agricultural Economics & Policy
  • Agricultural Engineering
  • Agriculture, Dairy & Animal Science
  • Agriculture, Multidisciplinary
  • Agronomy
  • Biochemical Research Methods
  • Biochemistry & Molecular Biology
  • Biotechnology & Applied Microbiology
  • Cell Biology
  • Fisheries
  • Food Science & Technology
  • Forestry
  • Genetics & Heredity
  • Horticulture
  • Microbiology
  • Mycology
  • Plant Sciences
  • Soil Science
  • Virology
  • Zoology

 ……「四天王」に絞り込むの、絶対無理です。
 前出のように化学分野や医学分野も無視できませんし、自分の分野拾い出しが完全である自信もありませんが、これらの分野からインパクトファクター上位のタイトルを拾い出せば百天王(何だそれは)位にはなるかも?と一瞬だけ考えました。

 でも、以前、トムソンの方を講師として、JCRを使って2ステップマップを作るというセミナー実習を受けたことがあるのですが、その時に分かったのは、ある雑誌のインパクトファクターが高いことと、その雑誌がとある分野においてコアジャーナルであるか否かは必ずしも一致しなかったということです。インパクトファクターだけで雑誌の価値は計れない、という慣用句について身をもって理解した瞬間でした。

 というわけで、実際に本気出して「農学雑誌百天王(あるいは百大誌)」をピックアップするというのは結構大変な作業だと思います。
 とは言え、個々の図書館が購入雑誌(含むEJ)の重要度を判断する必要に迫られた場合には、そのくらいのデータが示せないと本当はまずいんでしょうけれどね。ちょっと今は根性がありません。

 以下は余談。上述のセミナーの後、内輪の団体誌に受講報告を載せる為に2ステップマップの習作を作り直したことがありますが、たかだか20タイトル程度のマップでもめちゃくちゃ苦しみました……マップ作成そのものよりも分析の方に。マップ作成自体はとても楽しかったですよ。セミナーでも言ってましたがソフトで描くならVisioがお勧めです。

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