« 2007年8月 | トップページ | 2007年10月 »

2007年9月

2007.09.29

今日の早川さん

 先ほどの日刊スレッドガイドのネタの半分近くは昨日書きかけていたものなのですが、昨日最初に書こうと思っていたのが、『今日の早川さん』のことです。原作のブログはこちら
 まずこの本が早川書房から出ているというのが最大のネタだと思うのですが。先週末に購入し、4コママンガなのですぐ読了。
 感想としてまず思ったのは、こういう奴らは決してマンガ表現の誇張でも何でもなくて、必ず現実に存在しているであろう、ということ。これを絵空事と思っていたら大間違いです。
 同時に、自分自身は彼女らのような「本読みさん」ではないということも実感。本も読みたいけど他の楽しいことも並行してやっておきたい、とか考えてしまうところから、既に違っているんじゃないかと思います。しかも私、本を読むのがとても遅いのです。と言っても、ノンフィクションやハウツー本は普通に読めているのだけど、問題は小説。気になった記述をいちいち反芻して読んでしまう上、何ページか前に読んだ伏線をすぐ忘れてしまって読み返すのが一つの原因だと思うのですけど。
 だから、本読みの速読みだったらもっとたくさんの面白い本を体内に取り込むことが出来たのに、といつも思っているのでした。そういう意味でも大量の読書をこなせる本読みさんは羨ましい限りです。たまに駄作に当たってしまったとしてもね。
 登場人物の中では「富士見さん」が少しだけ心情的に近いです。あと、結構素敵だと思うのは「岩波さん」。ひねくれ者で性格悪で理屈屋なんだけど、実は年少の仲間たちを可愛がっているし、ついでに巨乳だし。ご近所の住人とかだったらちょっと厄介かも?とは思いますが(^_^;)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

モスバーガーで言語崩壊

 そういや今月、こちらのブログ記事3本しか書けてないや、と気づいたので、つれづれに少し書いておきます。
 昨日気づいてしまったこと。苦しいことがあった時に良く、
「しゃべれば肩の荷が少し下ろせるからしゃべってごらん」
と人に言いますが、本当に心がメラメラしている時って無尽蔵な油田のようにいつまで経っても燃料が切れない上に、何回しゃべっても後から後から荷物が湧いて肩に乗ってくるのですね。でも悲しいかな、いくら怒ってみても、既に決まって目の前にある現実は変わらず、それと戦っていかなければならないということも分かっております(涙)。

 そんな中、夜帰宅して読んで爆笑してメラメラを落ち着かせるのに役立った記事がこちら。

【2ch】日刊スレッドガイド : モスバーガーのきれいな食い方教えれ

 最初は文字通り、モスバーガーの食べ方ノウハウスレだった筈が、ある人の意味不明瞭なノウハウ披露をきっかけにいつの間にか日本語の解読スレになっていくさまが、つぶさに記録されています。書き込み主は実に大真面目かつ一所懸命に、本人的には大変画期的っぽい食べ方を説明してくれようとしているのに、あまりにも日本語叙述能力がアレなために誰にも読解できず、分かりやすく語ろうとすればするほど逆に言語崩壊を来していくという悲喜劇。しかも、途中で本人が手書き図まで描いてくれているのですが、その図もイマイチで誰も理解出来ない。笑いすぎて腹筋が痛くなりました。
 多分2chという場は独自の言語体系で隠語、略語、絵文字(AA)も山ほど作り出してきた筈なのだけど、そういう場においても本当に叙述が崩壊した言語というのは受け入れられないんだなあ、というのが面白かったです。
 あと、このスレが手放しで笑えた理由は、他の参加者も至って真剣な態度で書き込み主の言語崩壊説明を解読しようとしているということ。もしあざ笑うような態度だったら腹が立つだけだったと思います。皆真面目にやってるからこそ、下手なコントより可笑しいと申しましょうか。ただ、自分が読んだのはあくまでまとめスレなので、もしかしたら元の2chスレにあったそういう書き込みを省いただけかも知れませんけど。
 で、このスレの読後、何故か「私もまた頑張ろう」という気力が蘇ってきました。まさか2chから元気をもらう羽目になろうとは思わなんだ。でもありがとう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.09.08

省庁等からのWikipedia編集事件

 最近10日ほどの間に話題になっているこのニュース。

 

総務省や文科省もWikipediaを編集していた 「WikiScanner」日本版語版で判明 - ITmedia News(2007年8月29日付け記事)

 asahi.com:ウィキペディア 省庁から修正次々 長妻議員の悪口も - 文化・芸能(2007年9月8日付け記事)

 まず、省庁や公的機関からの匿名編集(IPアドレスが晒される)については、ただただ、
「職場でやるな!」
「どうしてもやらざるを得ないのであればアカウントを作成するか、せめてプロキシ経由でどうぞ」
としか言いようがありません。だってWikiScannerを通すまでもなく、Wikipediaの編集履歴を見ればIPアドレスが残るのは一目瞭然なわけですし。
 ただ、聞くところによると、記事にあるような個人的な趣味の項目の編集とか、一般ユーザの書き込みの取り消しや隠蔽を目的とした編集とか以外に、国際機関からの業務命令で項目追加や編集を行ったケースもあるらしいので、そこは一緒くたにしない方がよろしいかと思います。

 もう1つ、朝日の記事にのみ取り上げられていた、長妻議員を中傷する書き込みの件について。記事によれば書き込みは厚労省内のPCから行われたのだそうです。職場PCからの書き込み行為は当然職務専念義務違反であり、また、相手が誰であろうと誹謗中傷するような書き込みもご法度でしょうけれど、きっと氏から提出された多数の質問主意書に徹夜で対応を強いられた省庁の人間は、氏の「役人は暇なんだなとあきれている。」(アサヒコムより)発言に煮えくりかえることでしょう。
 もちろん政府としては、質問主意書が出てきたら徹夜をしてでも必ず回答を出すのが正しい対応ですし、当のWikipediaの「質問主意書」の項目によれば、日本の年間での質問主意書の提出件数はまだまだ低いようですが、更に暴言を言わしてもらえば、
「毎年着々と公務員を定員削減しており、と言うことは寄せ集める知恵の数も減っているのに何を言うか」
という感じです。イギリスなどの海外では省庁をスリム化しても上手くやっているぞ、という意見もあるかと思いますが、日本で同じことを行おうとしている状況を見るに、政治家サイドも官僚サイドも専ら「文句があっても力ずくで(あるいは数の論理で)押し切る」という手段のみを使っているようにしか見えないので、政府の下々の構成員は反発しつつ不満をため込む一方。無茶するとどこかでしわ寄せがあると思うのだけれど。何て転がる石のような組織であることよ。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

Cellの表紙絵

 既にあちこちでネタになってますが、覚え書きとして。学術雑誌Cell 130(5)の表紙にジョジョの作者荒木先生のイラストが掲載されました(アサヒコムの記事)。紙面では9月7日の夕刊の記事です。論文へのリンクはこちら(リンク先はScienceDirect)。

SCRAPPER-Dependent Ubiquitination of Active Zone Protein RIM1 Regulates Synaptic Vesicle Release
Volume 130, Issue 5, 7 September 2007, Pages 943-957

 同じ朝日の朝刊に載った 「「骨壊し屋」女性ホルモンが抑制 東大教授チーム解明」もCellの同じ巻号に掲載されていて(ScienceDirectへのリンク)、これはこれで画期的な内容の筈なのだけど報道では影が薄くなるんじゃないか?と余計な心配をしてしまうぐらい、今回の表紙(これは別の論文著者が作成依頼したもの)はインパクトも強く、しかしこの名門誌の表紙として何の違和感もなくはまっています。
 ちなみに表紙の元ネタ記事が載っているCellのサイトに、昨日の午後あたりから全くアクセスできない状態になっていました。現在(9/8 8:30)はアクセスできるようです。Cellの表紙にあの種のイラストが載ったことも(そもそもアメコミの絵も載ったことがあるのか謎)、Cellのサイトがアクセス殺到でダウンしたことも、恐らく初めてなのではないでしょうか。

 で、当然のように勤め先関係の図書館にはプリント版は未着。これは受入があり次第表紙をコピーに行こうかな……と思ったのですが、雑誌の最新号はコピーNG。しかも、表紙の画像って1単位の著作物。著作権が荒木先生とCell編集部のどちらに帰属するにしても、あれが創作性のある著作物であるのは確かです。
 じゃあ、Cellの次号が発行されて図書館に入庫してから、「表紙の半分以下」をコピーすればいいのかな?とも思いましたが、どこまでが半分なのか?ポーズを決めてる「壊し屋」(SCRAPPER)部分だけ切り取ってコピーするとかなら良いのだろうか?とか考え出すとまた悩んでしまいます。もっとも図書館側の裁量でコピーを断られてしまっても致し方ないわけですが。やはり大人しくCellやアサヒコムのサイトに載っている画像を個人用にダウンロードしてこっそり眺めることにします。
 あと気になったのは、Cellの最新号のサイトには“Cover Caption”いわゆる「表紙のことば」が載っていて、今なら表紙イラストの解説と、これの絵師が“Japanese manga artist Hirohiko Araki”であることが記載されてます。この文章って次号が出たら消えてしまうと思うのだけど、CellのArchiveには保存されないんでしょうか。保存してほしいけど、保存先として該当する場所は無さそうで、ちょっと残念。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.09.02

ねぎぬた?

 先週来ずっと引きずってきた夏風邪。ようやく落ち着きつつありますが、今日土曜日は、どうも最近続いた出張の疲れやら、仕事関係のがっくりやらが無意識に響いてしまっていたのか、どうも心身共に気力が湧いてこず、家でぼんやりして1日を空費してしまう始末。
 しかしそんな無気力な中でも、「農山漁村の郷土料理百選」の人気投票というのを見つけ、料理は苦手ですが食べるのは得意な人間として、いても立ってもいられず投票させていただきました。

 ところが投票終了後に投票案内ページから現時点での投票ランキングを見たところ、何故か埼玉県の郷土料理「ねぎぬた」が圧倒的に得票しているではありませんか。
 そもそも「ねぎぬた」って何?と軽くググったところ、確かに埼玉県の郷土料理であることには間違いないようです。ではそれは美味しいのか?と、より県民の生の声が反映されているであろうブログの検索結果を見ると、

 小学校の給食のメニューとして出てきた→食べたら不味かった→嫌いになった

という記述をいくつか見つけることができました。
 ……確かに味覚発達が不十分な小学生が、臭みのあるネギや甘辛い酢味噌の微妙な味わいを「美味しい」と言ったらかなり渋い小学生だと思いますが……。ただ、筆者は子供の時から雑食性だったので、小学校高学年頃にはアイヌネギぬたなどを抵抗無く食しておりました。醤油漬けニンニクなぞも大好きでしたので、単に臭い野菜好きだったのかも知れません。
 で、「ねぎぬた」高得票。何だか組織票のニオイがぷんぷんしてきますが、特に2ch等で煽られている様子も見られず、謎です。大体最初から「この投票は、百選選 定の際の参考とさせていただくためのものです。」(投票ページより)と謳っているので、露骨な組織票はスルーされると思うのですが。

 ちなみに投票は現在の居住地・出身地、その他の土地の料理リストからそれぞれ3つずつ選べるようになっており、この他にリスト外の任意の料理について1つコメン トできるようになっていました。リストからは「三平汁」「豚丼」「ちゃんちゃん焼」「焼きまんじゅう」「五平餅」「辛子蓮根」と、割合メジャー物ばかりを。残りのリスト外料理は嫁ぎ 先で知ったローカル食材「塩イカ」(塩抜きしてキュウリもみなどにして食す)を投票いたしました。「塩イカ」が何だか分からない方は検索してみてください。こんな論文もあったりします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年8月 | トップページ | 2007年10月 »