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2009年3月

2009.03.11

市立図書館による農業支援

 栃木県にある小山市立中央図書館の方のお話を伺う機会がありました。第1次産業と第2次産業の双方が発展している地方都市の図書館におけるビジネス支援として、「農業支援」を謳い実践しているという話は聞いたことがありましたが、具体的な事例をつぶさに伺うのは初めてでした。

 平成17年度から一般的なビジネス支援は実践されていたとのことですが、平成19年度に農業支援サービス事業が文科省の委託事業に採択され、予算を確保。予算が配分されたのが2007年6月で、それからわずか8ヶ月の予算年度内に、図書館内への「農業支援コーナー」の設置による関係資料展示、レファレンス、地産地消ブランドの紹介や、県の農業振興事務所やJAの協力を得た「農業なんでも相談室」の開催、Webでの「おやま地産地消ライブラリー」の公開等、予算終了後の現在も続く支援事業の基礎を築き上げたそうです。
 実施している内容ももちろん、新奇性もあり充実しているという印象を受けましたが、何よりもまず、国の予算という、使い途に制限も多く、一歩間違えると「お荷物」になってしまいがちなモノに、積極的に応募しただけでなく、予算が終了しても市としての継続的な事業に結びつけているというプロジェクト力に、素直に感嘆いたしました。
「そうした予算制限の下で工夫されたことがあればぜひ」
という質問を申し上げた所、「図書館はアイディアで勝負」という一言をいただきました。つまり、限られた資料費等のやり繰りに常日頃から頭を悩ませているからこそ、決して多いとは言えず、縛りも多い予算(例:件の委託事業予算では図書館蔵書や備品(つまり事業終了後も長く残る物)の購入不可)の使途を工夫し、出費を節減することができるということのようです。

 図書館での「ビジネス支援」には、それは果たして図書館の本業なのか?というような意見もあるかと思いますが、小山市立の場合は「地域の情報拠点」としての図書館の立ち位置を見失うことなく、かつ利用者を「待つ」だけに留めないという積極的姿勢を忘れずに支援を行っているので、十分本業としてありだと思います。農業ビジネス支援のセミナーの受講生が、ジェラート屋、就農、野菜直売所など幅広い分野で起業してからも、節目節目で継続的に図書館のサポートを受けるにとどまらず、受講生有志の主催で新たにセミナーを開催するなどしている、という事例を嬉しそうにお話しされる図書館の方を拝見していて、そうしたことを強く感じました。
 あまり気の利いた結論も出せないのですが、何と申しますか、ポジティブさと着実さが程良く同居しているのがこの支援事業、そしてこの図書館の美点だと思います。私の中の「一度実際に訪問してみたい図書館リスト」に、また1つ新しい館が加わりました。

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2009.03.08

「夢を25個」その後(2009.3.8現在)

 アタマでは「働かなくちゃ」「宿題やらなきゃ」「たまったビデオ見なきゃ」と思っているのに、何だか鬱で心身共に機能停止している土日です。「ニコニコ動画」のアイトロマスターSPの動画の可愛さにとても癒されています。
 それはさておき。ふと思いついてぼうっとした頭で年頭に書いた25個の夢に関するエントリを読み返してみて、
「あちゃー、1個も実現できてないや」
とため息をついているのでした。

12.仕事関係の書類や頼まれ原稿の提出締め切りは守りたい。

なんて、現在まさに締め切り破り中のものがありますし。

 あ、でも、

4.どんなに忙しくても、少なくとも週の半分は家で料理したい(自分が外食や弁当が続いても耐えられる嗜好の持ち主であることに甘えない)。

は、「週の半分」は無理だけど、週2回ぐらいは何とか作るようにしています。主食を白米100%ではなく白米2:発芽玄米1で炊くと、割と胃の負担が少ないようだということに気づいたので、これは続けていこうかと思います。

 また、お仕事関係の夢、

13.所詮は学部卒の司書で、図書館情報学しか学んでいない人間ではあるけれど、図書館屋として自分は何をしています、ということを世間に堂々と語れるような仕事をしたい。

 についてですが、どうももうしばらく図書館屋には戻れなさそうな気配です。
 いえ、どうしても図書館の仕事だけがやりたい、という強いこだわりがあるわけではないのですが、今の仕事というのが、計画を立てて人に振って調整して結果を取りまとめて実行、という半分管理職みたいな仕事なので、今の年齢のうちにもう一度ぐらい、図書館みたいに利用者に直接対面できる場所で仕事をやってみたいというのが正直なところ。
 きっと、利用者の顔が見えさえすれば、場所は図書館だろうがイベント会場だろうが(うちの図書館では機関広報のお仕事もやっています)、どこでも良いのだと思います。
 若かりし頃は「司書一筋20年」「カタロギングとレファレンスの技術では文句言わせない」みたいなスペシャリストに憧れていたんですけどね。15年経って気づいたら、どうもジェネラリストになっていたようです。
 ……こっそりと。コーディング技術のあるシステムライブラリアン(SL)には、今も細く長く憧れております。それこそ簡単なJavaScriptを書けるレベルのSLから、システム動かせるレベルのSLまで幅広く。本当は自分がそういう立場になれれば良かったのですが、自力でコードを書けないし読めない(かじっても身にならなかった)ので、こればかりはどうしようもありません。

 最後に趣味の方の夢として、

17.役者某氏への愛が年々大変なことになっているので、出演舞台や番組はチェックし追いかけつつも程々抑制に努め、家族への愛は忘れていないぞと常に主張し続けていきたい。

 ということを申してましたが、取りあえず、1~2月は自粛しました。1月はちょっと遠かったですし(新幹線で行くことは十分可能な場所でしたが)。また、2月後半は体調を崩して東京にすら行ける状態ではなく、そもそも2月の大半は次の公演のお稽古期間で舞台への出演自体がありませんでしたし。
 3月も、新幹線ですぐ行ける場所で公演があるけれど、行ってたら体力的に危険なので自粛中。でも、4月は『レ・ミゼラブル』の地方巡演があるので、1ヶ所泊まりがけで遠征予定。どこが抑制なんだか分かりません。

 今年1年終わった時、1個でも実現できていると良いなあ。ま、頑張ります。
 はぁ、それにしてもやっぱりすごいや、元ネタの夢100個の人。私も煩悩の数なら確実に108個以上あるんですけどね。関係ありませんが(^_^;)。

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