ソウルフード
誰からバトンが回ってきたわけでもありませんが、友人のブログで「ソウルフード」ネタがあったので触発されて書いています。
私のソウルフードは、子供の頃食べたかったのに食べられなかったものです。それは、「吉野家の牛丼」。
小学校4年生頃、今も田舎だけど当時は輪をかけて田舎だった地元には良い歯科医が無かったらしく、電車で片道1時間程度かかる歯科に通わされていたのですが、いつもそこに行く途中に「吉野家」がありました。
ああ、地元でお店は無いけれど「牛丼一筋80年」のテレビCMが頻繁に流れているあのお店が!牛丼食べたいのにー!とオレンジの看板を横目に見ながらいつも歯科に連行されてました。帰路は治療直後で食事どころではないので当然食べられず。
で、地元には当時吉野家が存在していなかった上、うちの両親もどちらかと言えば小さい子を牛丼屋に嬉々として連れて行くタイプでは無かったので、実際にくだんの牛丼を初めて口にしたのは、札幌に引っ越した数年後位だったように思います。どこら辺の店で食べたか覚えてませんが、普通に美味しいと思った筈です。
そういえば例の米国産牛肉問題以来、吉野家には行ってません。以前は「おひとりさま」までしてわざわざ食べに行っていたんですが。ちなみに豚丼は、十勝の豚丼の味を知っている立場からすると「豚小間の煮込みなんか豚丼じゃない!」とどうしてもぱちもんに見えてしまって、注文したことすらありません。あれなら自己流で十勝風――お肉は網焼きではなく手を抜いてフライパンで焼いてますが――で作った方が余程美味しいと思ってしまうのです。
以下は蛇足です。
実際に子供の頃口に出来ていたものでソウルフードに該当するものをあえて探すとすれば、「お父さんとお母さんが作ってくれた食事全部」、あえて絞り込むと「お父さんのうどん」でしょうか。
上州人である父はかなりのうどん好きであり、毎週末の昼食には必ずざるうどんが出てきた物です。麺は大体スーパーで普通に売っている乾麺でしたが、たまに余裕があると手打ちで出てきていました。手打ちと言っても素人の物なので麺の形はいびつ、お汁も自己流の大味なものでしたけれど。休日のお昼と言えばいつもいつも山盛りのざるうどんが出てくるものですから、子供心にいい加減うんざりしていたのですが、家を離れてしまった今ではあの山盛りのうどんが非常に懐かしかったりします。幸い父は今も健在なので、そのうち実家に寄った時にでもごちそうになりたいものです。
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