【Web記事】週刊文春の閲覧制限
重楼疏堂のページの2004年3月17日の記述によれば、週刊文春:東京都立の3図書館が閲覧制限(毎日新聞)とのことです。
田中前外相の長女に関する記事で東京地裁から販売などの差し止め命令を受けた「週刊文春」の閲覧について、都立図書館は該当ページを紙袋でパッキングする閲覧制限を加えたが、その他の図書館において対応が分かれているという内容でした。
この種の問題はたびたび起きてきたことではありますが、筆者の所属先ではめったにこの種の雑誌を受入することがないため、当事者になったことがありません。しかし閲覧方針は基本的に図書館のポリシーに依存する問題なのだろうと思います。記事中にもある、国立国会図書館の「『発行されたものを資料として受け入れる』規定だが、販売差し止め命令を受けた図書を『発行されたもの』とみなすべきか判断できず」受入を保留し検討を続ける、という対応などがわかりやすい例です。
しかし福岡市総合図書館の「取り扱う書店が止めているようで、今後雑誌自体が届くのかどうか分からない」については、図書館でポリシーに基づき判断することすら許されていないということになり、図書館的には悔しいかも知れないなあ、と思うのでした。
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