メールの移行に12日間?(4月1日付記事・補足)
4月1日付記事に書いた、某大学でメールの移行に12日もかかるらしい、という話題について、その友人からメールをいただいたので補足しておきます。
某大学には数年前からサーバA(旧サーバ。有償リースらしい)、サーバB(現サーバ。特に利用費用はかからない)の2つのメールサーバが併存しており、サーバAのメールアドレスを持つユーザとサーバBのメールアドレスを持つユーザとが混在していたそうです。で、今回、サーバAが有償であるなどの事情から、業務上どうしても必要な場合を除き、これまでサーバAを利用していたユーザをサーバBに集約することになったとか。ただ、サーバAのアカウント利用が3/31までなのに対し、サーバBの新規登録ユーザのアカウント利用開始が4/12からとされたため、サーバA→サーバB移行ユーザのメール利用にタイムラグが生じることになったということです。
しかしさすがに移行ユーザから文句が出たらしく、結局サーバAの利用期限は4/12に延長されたようです。当然です。昔ならともかく、現代において年度末・初めに12日間メールが使えなかったら仕事上かなり困ります。
筆者の職場でも3年ほど前にシステムの入れ替えがありました。そのときメールサーバの入れ替えもあったのですが、実質的な配送停止は半日~1日程度だったので、世間は皆そうだと思いこんでいたのですが、実際はそうでもないのかもしれません。システムの運用においてユーザにとっての「当然」を維持し続けるには、運用する側がユーザ側の視点を喪わないことが大事なのだろうと今回の1件で改めて認識しました。
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