医学情報サービス研究大会
7月4日~5日にかけて標題のイベントが代々木青少年オリンピックセンターで開催されたので、今日午後の発表のみ聴いて来ました。
ほとんど連れの金魚のフン状態で深く考えずに参加した会でしたが、予想以上の充実ぶりに感心。若い医学・薬学系の図書館員が中心となって盛り上げ、特殊分野館ならではのスキルアップを図ろうとしている努力に圧倒されました。
こういう貴重な場を守り続けるには主催者の尽力もさることながら、現場のなみなみならぬ意欲が不可欠であるのは言うまでもありません。
筆者の職場もかなりな特殊分野であると思いますが、今日の大会の主催者ほどの結束力も人的資源も、そしてアカデミズムも持ち合わせていないのが現状です。アカデミズムがないというのは言い過ぎかもしれませんが、どちらかと言えば叩き上げの職人タイプの方が多いため、自館における工夫について積極的に外部に発信しようと言う土壌が薄いのは事実です。
外部への情報発信は、図書館員としての技術の切磋琢磨の他、自館のサービスを客観的に見つめ直し、さらに自館の存在意義をアピールする意味で今後より一層重要になると考えられます。人材育成という立場から見れば、若手にそうした経験を積ませることは極めて重要であると思えるのでした。
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