それなりに図書館な1日
昨日の午前中、ようやく物品購入担当者に外国雑誌の見積もり依頼を出しました。今月ずっと続いていた残業の日々にとりあえず一区切り。しかしながら明日の午後あたりからまた2日ほど、通常業務にじっくり取り組めない時間が続きそうです。
本日お昼前頃に雑誌製本の業者から、
「ある雑誌が作業リストには載っているけど一部の号が搬入されていない。そちらで再確認してほしい」
などの連絡がありましたが、午後から職場敷地の共同草刈りに参加したためチェックする時間がありませんでした。
このため今朝になって非常勤職員さんと2人でチェックしたところ、現物が業者に渡っていない雑誌のうち2誌について研究室に貸しっぱなしになっていたのを見落としていたことが判明。どうやら非常勤さんが「後で督促しよう」と考えていて忘れていたようです。また、「新着雑誌は貸出禁止」の規則を無視した上1年近く借りっぱなしにしている研究室もいけません。しかしやはり図書館の正規職員である筆者が雑誌の業者搬出前に部分的なチェックしか行わなかった点に最大の落ち度があります。
そんなわけで研究室に督促を行ったところ、1誌は無事発見されたため、明日製本業者に追加で送って製本してもらう予定です。未発見の1誌については、今回は製本をあきらめるより仕方がなさそうです。
そんなこんなでぱたぱたしているところへ、図書館システムに所蔵データが登録されていない大量の雑誌のシステム登録作業をお願いしている業者さんから、
「古い雑誌の隙間にこんなものが見つかったのですが・・・」
との申し出が。何かと思ったら、このリンク先の画像と同じものがしおり代わりにはさまっていました。こちらのWebページなどによれば、昭和19年の太平洋戦争中に拾銭硬貨の代用品として発行されたものだそうです。なぜ代用品かというと、当時は兵器用に最優先で金属が回されていたため硬貨に回す金属がなかったから。お札の図柄になっている建造物の正体がわからなかったので調べたところ(なぜ人は忙しい時ほど無関係のことに情熱を燃やしてしまうのでしょう?)、九州は宮崎市の平和台公園にある、現在「平和の塔」と呼ばれている建造物であることが判明。「PHOTO MIYAZAKI 宮崎観光写真」などによれば、昭和15年(紀元2600年)に「八紘之基柱」として完成し、戦後「平和の塔」と改名され、現在に至っているようです。いろいろな意味で、この塔がこのままの形で(さすがに戦後いったんGHQに改造されたらしいですが)現存しているということが驚きです。古い雑誌が思いもよらない楽しみをもたらしてくれました。
ところで明日は血液検査があります。このため21時以降から何も食べずに過ごしております。明日の午前中採血が終わるまで食事できません。そんなときに限ってお腹が空いてくるので、ちょっとした耐久勝負の気分を味わっているところです。しかしそれより、早寝しましょう>自分。
明日も朝から書類の作り直しや、職場のニュースレターの原稿依頼など、細々とした仕事があります。朝食抜きでやってられっかあ、という気分ではありますが、血液検査は自分が希望したことなので致し方ありません。さて明日もがんばろう。
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