公的職業人のネット利用のモラルについて
関東では夜半~明け方に雪が積もるかも?という話でしたが、朝9時半過ぎにのこのこ起き出したところ、雨のみが降りしきっておりました。しかし山間部などではだいぶ降雪があったようです。明日も天候は良くないとのこと。貴重な週末なのにふとんが干せない・・・。
さて、昨日~本日にかけて気になった公的な立場にある職業人のニュースが2題ほどありました。
ニュースその1。茨城県水戸市の某総合病院に勤務する女医さんが、自分のWebサイト上の日記で担当の患者を中傷するような言葉や、飲酒していた忘年会中に呼び出されて緊急手術に対応した事実を記述したことを告発され、病院から注意を受け、サイトを閉鎖したそうです。【Yahoo!ニュース他】
新聞や雑誌の記事でホームページのことを“HP”と書く習慣はなんとかならないのかしら、Hewlett-Packardですか?と思うのは既に年寄りの証拠なんだろうと思いつつ。この事件については「図書館雑記&日記兼用」の記事でも取り上げられています。Webに自分の日記や意見を掲載する上での心構えは基本的に「図書館雑記・・・」の管理人さんと一緒です。自分の身元を大々的にオープンにしたいとは思わないので一応ハンドルを使ってはいますが、過去の記事や公開しているプロフィールをつなぎあわせればある程度は判明するでしょうし。だから、身元が明らかになった場合説明できないようなことは極力記述しないことにしています。ただ、過去にあまりに憤懣やるかたなくて他人を誹謗するようなことを書いてしまったことはあります。その記事はできれば消したいところですが、自戒の意味も込めてあえて残してあります。
ニュースその2。新潟市消防局勤務の40代の消防士の男性が、勤務中に複数回ミニカーのネットオークションに参加し、戒告処分を受けたそうです。【Yahoo!ニュース他】
自分のことを白状しますと、オークションではないものの、人に頼まれてやむを得ず職場のネット環境から高額な買い物(ネット販売しか取扱いがなかった)をしてしまったことがあります。
1番目のニュースを見たときにも思ったのですが、ある程度公的な仕事をしている人間には、悪い言い方をすれば「いつどこで、足下をすくわれるか」を常に意識して行動しなければいけない面があります。悪意を持って人の行動の穴を探り攻撃するのはきわめてたやすいことです。実際仕事上で他の人のそうした事例に関わってしまったこともあります。
2番目のニュースで消防士氏の行動が暴露された経緯はよくわかりません。外部からの告発である可能性もありますし、あるいは内部のシステム管理者から警告がなされていたなら、それらを度々無視した結果であるとも推測されます。一つだけ確かなのは、公的な立場にある人間は突っ込まれて言い訳できないような行動は極力慎んだ方が良い、ということでしょう。外部からの告発は「公vs民」という視点で見れば正義なのかもしれませんが、その全てが必ずしも善意ではない筈です。しかし、告発された者が所属する組織としては、フェアかアンフェアかに関係なくしかるべき処置を下さなければならないのですから。
とは言え、これを書いている筆者自身にもどこかに穴はあるでしょうね。例えば上記の買い物の記録は過去のシステムログに残っているわけですし。昼休みなどではありますが、職場から業務に関係ないサイトを多少チェックしたりもしていますし。いつか告発される可能性があることを頭に置いてまた働くことにしましょう。
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