リサとガスパール絵本原画展
1時間ほど前に東京から帰宅しました。高速バスに退屈し、トイレを我慢しつつ(笑)、何の目的で上京していたかと言うと、大丸東京店で2005年3月24日から4月12日まで開催されている「リサとガスパール絵本原画展」を見に出かけていたのでした。以前雑誌「MOE」に掲載されていた小特集で美しい色遣いでかつ可愛らしい油絵タッチのイラストに惹かれ、書店で立ち読みしてリサとガスパールの暴れっぷりに笑い、先日はパペットまで購入するほどにこのシリーズにはまっています。でも何故か絵本は1冊も持っていなかったというのが謎です。
さて、実際に鑑賞した展覧会には、絵本の主読者である小さな子が当然多かったですが、親子ではない大人の客も男女を問わず多く訪れていました。丹念に下塗りした上で描かれたのがわかる油絵の原画のうち、特に小さいサイズのものにたわみが生じているのに「?」と思いましたが、ハレンスレーベン氏が実際に使用しているパレット(金属製画板を転用したもの)やラフスケッチなどをガラスケースで展示しているコーナーに、原画に使用している用紙としてトレーシングペーパーが飾られており、納得しました。てっきり油絵なのでキャンバス地か厚地のボードペーパーなどを使用しているものと思いこんでいましたが、まさかこんな薄い紙(耐油性はありそうですが)を使っていたとは思いませんでした。
ちなみに原画はもちろん可愛らしく、そして色鮮やかで、やはり見に来て良かった、と思いました。絵本の表紙絵の色彩が、かなり原画のそれに忠実であることもわかったのも収穫です。あまりに満足したので勢いで、絵本『リサれっしゃにのる』を初購入してしまいました。そして展覧会図録や、数々のグッズ類も。散財したいくぶんかの後ろめたさとともに当分は浸れそうです。
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