JR福知山線脱線事故(その2)
連休初日。だらけた1日を送りました。
夕刊が休みなのであちこちのニュースサイトをチェックしていたところ、どこも大きく扱っていたのがこの記事。
脱線快速に乗車の運転士2人、救助活動せず出勤(読売新聞)
人命救助にささやかな協力を行う意志よりも、シフトを抜かした場合に会社から受けるであろう制裁に対する恐怖の方が大きかったためにこのような結果になってしまったのでしょうか。例えば単純に気が動転した結果だったとしても、そう思われても仕方がない行動だと思います。
※話の本筋からは外れますが、ここで自分ならどうしただろう、と少しだけ考えてしまいました。もしかしたら、「ここは下手に素人で腕力もない自分が助けに入ってもじゃまになるだけだからレスキューなどの専門家に任せて引っ込んでいよう」など勝手な理屈を付けてひよって逃げてしまったかも知れない。そこで力仕事以外に自分ができる手伝いを探すこともせずに。で、後から気づいてあぁ何てバカな私、と自分にグーパンチを喰らわす。そんな自分を想像してへこみました。
話は戻りますが、行為自体はほめられたものでないにせよ、当然このお二人に事故自体の責任があるわけではありません。恐らく報道で見る限りでは、今後法の裁きのもとでJR西日本が責任を負う方向に向かうのでしょう。こんな時こそ、JRの現場の方には意気消沈せず足を踏ん張っていただきたいと思います。500系のぞみのような美しい車両を作る底力を持った人たちならきっと大丈夫、と信じています。というより、一度でもあの車両に「かっこいいなあ」と見とれた者として、素朴に信じたいです。
(おまけ)先日丸山さんのブログ記事で、JR西日本の正式社名“西日本旅客鉄道”の正式社名の“鉄”は“金+失”ではなく“金+矢”であることを初めて知りました。最初見たときはうまいこと考えたものだな、と感心していましたが、よく考えると別に“鐵道”という字でも良かったのでは?ということに気づいてしまいました。たぶん落としどころとしては、ロゴデザイン上、“金偏に矢”にするのが一番すっきりするし、書きやすいし、ということになるのだろうけど、日本語としては“鐵道”の方が正しいのになぜ?
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