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2005.07.11

自動ブックスキャナ

黒澤公人の図書館システムの100年(1960-2060)」の記事「すごいぞ。自動スキャニング装置」によれば、本を上向きに広げた形で自動ページめくり装置でページを繰りつつ1,200ページ/1時間の高速スキャンを行い、しかも画像を補整した上でTIFF, JPEG, PDF形式で出力を行うことができるという自動ブックスキャナAPT1200というのが発売されたということです。
キルタス社というアメリカのメーカで作られているのを日本の代理店が販売しているそうです。詳しくは以下のサイトに掲載されています。
http://www.kirtas-tech.com/
http://www.pro-tech.co.jp/

恐らく人間が本をぎゅーと開いてスキャナにかけてまたページをめくって・・・という作業を行うよりは遙かに本のために安全だし能率的なのだと思います。(目一杯180°に本を開くのではなく120°位の開き加減になっているのがたぶんポイント)
しかしどうしても想像してしまう光景としては、

(パラッ)

(ボロッ)

「あ゛ー、酸化したページが崩れる!」

というのだったりするわけで。(^^;) たぶんそんなことが起こらないよう設計されているのだろうとは思いますが。
機械のお値段は知るのが怖いです。いつか手軽にどこの図書館でも購入して利用できるような価格になることを願っています。

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図書館」カテゴリの記事

コメント

この機械、東京国際ブックフェアで実演してました。
すごかったです。
キュッと吸ってペラッとめくってちょっと押さえてかちっと撮って(いや、そういう音はしませんが)。ちょうど、これを一つながりで読むくらいの早さでしょうか、1ページ分のスキャニング。動きがおもしろいのか、子どもが興味津々で見てました。
ページをめくる際に紙を吸い付ける力はそれほど強いものではなく、手で押さえるとめくりそこねてました。
スキャンすることのできない本は、空気を通してしまう和紙などがページに使われている本、厚すぎる紙や硬い紙を使っている本、だそうです。まぁ、説明には入っていませんでしたが、ページが背にくっついていることは必須条件でしょうが。
他にも、スキャナの読み取り面の1辺を斜めにカットすることで、やはり本を180°開くことなく、のどの部分まで読み取ることのできる、スキャナなどが展示されていました。

110kAさん、コメントありがとうございました。
ブックフェア、あちこちのブログに感想が記されており、この機械に関する感想も見かけましたが、こんな面白いものがあったなら、しまった行けば良かった、と少し悔やんでおります。
スキャナにかけられる本の状態にはやはり限度があるのですね。それでも技術の進化には驚くばかりです。

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