パスファインダーについて勉強
先日から気になっているパスファインダーについて少し勉強しようと思い、他館から以下の本を借りましたがちっとも読み進みません。
パスファインダー・LCSH・メタデータの理解と実践
鹿島 みづき著 / 山口 純代著 / 小嶋 智美著 / 愛知淑徳大学図書館インターネット情報資源担当編. 愛知淑徳大学図書館 (2005.2)
この本を読むためだけに残業するのもアレですし、家に帰ったら帰ったでついネットを見て遊んだり、関係のない雑誌を眺めたり、体調がいまいちで早寝してしまったりとどうも能率が上がりません。おまけにA4判、175pという割とデカめの本を持って自宅と職場の間を往復するうちに本の端っこがすり切れてくる始末。借り物なのに。
それでも少しずつ読むうちにわかってきました。パスファインダーとは思いつきで作れる類のツールではないことが。また、作るとしても誰を対象に作成するのか?という問題があります。特定分野の図書や雑誌が主な蔵書であるうちの館に直接来館する方に、初学者はほとんどいません。
もっとも、マスコミ関係―テレビ番組や出版物の下請け制作会社など―からの問い合わせは割合寄せられます。彼らのうち半数は我が職場を「特定分野のネタ元」としか見なしていないようです。とある研究成果の陰に蓄積されている人間の努力に対し敬意を払うことのない輩に対して、パスファインダーの存在がどれほどの意味をなすのか?などとつい考え込んでしまいます。
パスファインダーの発祥の地というのはMITという大学の附属図書館で、恐らくメインのサービス対象は学生さんだったと推測されますが、それではこのサービスを研究員は利活用する機会があったのか?など、本に書いていないことばかりが気になります。何かベクトルが間違っているとは自分でも思いますが。
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