わたくし的この10年+α(2)
今日ブログを見たら、いつのまにかカウンタが50,000ヒットを超えていました。昨日の夜の時点で49,989ヒットだったので、もうすぐかな、とは思っていたのですが、こんなに早いとは。皆さま引き続きよろしくお願い申し上げます。
さて、引き続き昔話。
就職して1年足らず、汎用機の操作に慣れきっていたところにやってきたUNIX。コンピュータを極力避けて通る学生時代を送ってきた筆者にとっては、UNIXに対して「コンピュータクラブのメンバーが熱心に利用しているマニアックなOS」との認識しかありませんでした。しかし覚えなければ全く仕事にならないし、ユーザからの問い合わせにも答えられないので、諸先輩方のレクチャーを受けたり、メーカの講習会に参加するなどして、どうにか基本のコマンドぐらいは使えるようになった頃、何と
「一般のユーザ向けに開催するUNIXの入門セミナーの講師役よろしく」
「!!(@_@;)!!」
という話がやってきました。
「一般のユーザ向けに開催するUNIXの入門セミナーの講師役よろしく」
「!!(@_@;)!!」
という話がやってきました。
専門的なアプリケーションを応用的に使ってもらうならともかく、システム利用の基礎的なことぐらいは(予算も限られているし)手弁当でやろう、という考えだったのか、それとも若手のOJTの一環だったのか、職場内で最低レベルのスキルの筆者が、最初はアシスタント、次はメイン講師という形で数あるセミナーのうちの一つを担当することに。しかもセミナーテキストも先輩方とわいわい打ち合わせしながら手作り。
このセミナー講師は何度かやらせていただきましたが、ユーザからその場で飛び出す質問に答えたり、実習中のトラブルに対処したりと場数を踏むうちに、自分も自然と様々な操作法とかごまかし方(!)とかを身につけることができたように思います。初心者に毛が生えたような講師に担当されたユーザさんはいい迷惑だったかもしれませんが・・・。
職場でメインに担当していたのはとある数値データベースのメンテだったのですが、そのデータベースのユーザマニュアルを、汎用機ユーザ用・UNIXユーザ用の両方立て続けに作成、編集したのもこの頃のことです。今そのマニュアル類を見ると、実に不十分で恥ずかしくて穴があったら潜り込みたくなります。前出のセミナー講師の件と言い、ある意味、それでも笑って済まされるいい時代だったのでしょうね。
考えてみたらこの時代、コンピュータセンターでは汎用機とUNIXの2つのメインホストが並行して稼働していました。いずれメインホストはUNIXに移行されるという前提付きだったとはいえ、当時の上司達には予算面でも運営面でもきっと言いしれぬ苦労があったのだと心から実感できたのは、つい最近のことです。下っ端はそのようなことはつゆ知らず、目の前の仕事に取り組むのが精一杯でした。
・・・お気づきの通り、カテゴリを「図書館」に設定しているのに全然図書館の話ではありません。図書館との関わりが出てくるのはもう少し先のことになりますのでしばらくお待ち下さい。
そのように図書館歴が短いことが筆者が図書館員(ライブラリアン)としてはへっぽこであるというゆえんとなっております。まあ、それだけが原因ではありませんが。:-p
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