東京都立日比谷図書館、区に移管
さて、既に新聞(都内版)のWeb記事や、ブログでは
図書館雑記&日記兼用さんの記事
でも取り上げられてますが、東京都立日比谷図書館が千代田区に移管される方針で、「25日、同区と交渉に入ることを都教委に報告、承認された。」そうです。(YOMIURI ONLINE記事より。今朝はもう消去されています)
詳しくは東京都のパブリックコメント募集(パブコメって最近よく見る手法・・・)のプレスリリースを。
ただ、働く側の立場で心配なのは、今日比谷図書館に配置されている職員さんのこと。都立図書館の職員は当然「東京都」の職員であって、恐らく今後東京都特別区に移管される日比谷図書館には残れないわけで。事務職の方はともかく、過去に採用された司書職の方はどうなるのでしょうね。他の都立館とか、都立校図書室とかに適切に配置転換されるのでしょうか。
(2005.8.31補足)
上の文章で肝心な部分が言葉足らずだったようです。言い訳しますと、文章を公開する前の推敲中にカットしなくても良い部分までカットしてしまったというのが真相で・・・。
図書館を利用する立場からすれば、実は都立であろうが区立であろうがちらでも良いのだろうと思います。区立になったとしても、これまで行ってきたサービスさえ劣化しなければ。とはいえ、今まで自分は日比谷図書館を利用したことがないので(中央図書館のみ利用経験あり)、「都立ならでは」のサービスがどこまで行われていたかよく理解できていないのですが、今後「大きい区立図書館」として機能するならそれはそれで良いのではないかと考えています。
江東区立江東図書館が設立時に都立で、途中で江東区に移管されたというのは書物蔵さんの記事で初めて知りました。規模的には日比谷と比べてそんなに大きかったと思えないので、都の職員が配置転換される際にもそんなに苦労しなかったのでは?と想像しています。ただ、都の場合、特別区と異なり司書職で採用された方が少なからずいらっしゃる筈でして、そういう方を行政の部署に配置転換するわけにはいかないのではないだろうか?と思ったのでした。別に司書職至上というわけではなくて、現実問題で考えて難しいだろうということです。まあ、業務命令で「そこへ行け」と言われれば、「公務員として」働き続けたいなら基本的には従うしかないのでしょうけれど。
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