エリザベート余談
先日ミュージカル『エリザベート』を観てきた話をしましたが、その内容についてはほとんど連れ合いには語っていませんでした。そんな中、昨日ふと「誰に背中からハグされたらうれしいか?」という話になり、
連「ヨン様とか?」(注:別にファンではありません)
私「いや、今は、山口祐一郎さんに背後に立たれただけで心臓が止まるかも」
連「誰それ?」
というわけで、劇場で買ってきたエリザベートのパンフレットを開いて見せたのでした。素顔の写真を探しましたが、後ろの方のページに載っていたためすぐに見つからなかったので、とっさに最初のキャスト紹介の、Wキャストの内野さんと見開きで役(トート)の扮装をして写っている写真を見せたところ、
「これはあれか?X-●A●ANもどきのバンドが解散して、メンバーが真の音楽を求めて旅に出る話か?」
という予測もしなかった反応が。
・・・「もどき」って何だよ、とか、パンフの他のページも見てから発言しろ、とか、人の趣味に少しは興味を示せ、とか言うことは山ほどありましたが、その時はとにかく爆笑しました。想像力の豊かさというか、長髪巻き毛=ビジュアル系バンドという直球な発想があまりに衝撃的で。いや、そう言われても仕方ない彼らの扮装ではありますが。
彼を少しだけ擁護しますと、小学生の頃課外授業の一環で、帝劇に劇団四季かどこかの「子どもミュージカル」を見に行かされたそうです。途中まではまあ普通に入れ込んで観ていいましたが、ある時唐突に「さあみんなも一緒に歌いましょう!」と舞台から声がかかりました。
「えっ、何?」と戸惑う彼の前にステージ上の天井からするすると降りてきたのは何と歌詞を書いた巨大な垂れ幕。入れ込みをぶち壊されたことにショックを受けた彼は、以来ミュージカルというものにちょっとしたトラウマを抱くようになってしまったようです。
加えて、普通のミュージカルや宝塚に見受けられる「一見さんには入り込めない様式美・お約束」というものに妙な畏怖感を覚えているらしく、ミュージカル=自分は知らなくて良いものと思い込み現在に至っているのでした。
そんな彼に、天井から吊されて大音量で歌いながら降りてくるトートとか、電飾階段で歌うトートとか、各場面で不気味に踊りながら舞台装置を運んで来るトートダンサーズとかを見せたらどう感じるのでしょうね。これはいつか一度は大人ミュージカルに連れて行かねば、と思いました。
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» 図書館退屈男だってミュージカルを見る。名古屋でだけど。 [図書館退屈男]
気がついたら家内で共有しているgoogle calenderに名古屋行きの予定が [続きを読む]
> 最初のキャスト紹介の、Wキャストの内野さんと
> 見開きで役(トート)の扮装をして写っている
> 写真
その写真。長髪巻き毛で銀色。少しこけた頬。これはどう見ても、一時は人気絶頂だったが音楽性の違いから分裂、そして解散に追い込まれたビジュアル系ユニット。右の人(山口祐一郎さん?)がボーカルとギター。左の人(内野さん?)はベース。
この写真は解散直後。これからそれぞれの真の音楽を求めて旅に出る。そこで出会う人々。諸々の人生。それが及ぼす2人の心の静かな変化。何が足りなかったのか。答えは出るのか。
再会、そして再出発は武道館でのギグ。気づけば観客席を埋め尽くすかつてのファンたち。感涙とともにフィナーレ。
……っていうストーリーじゃないの? これ?
え、違う? おかしいな。
うわなにをするやめあwせdrtfgyふじこ
投稿: 通りすがりの旦那 | 2005.09.28 01:23