図書館における実名報道紙誌原則公開方針(from 日図協)
本日の朝日の夕刊1面トップに掲載されていたこのニュース。
asahi.com:少年犯罪の実名報道紙・誌 図書館協会「原則公開」へ - 社会
この方針は、日本図書館協会の「図書館の自由委員会」の素案として、先月27日の全国図書館大会の分科会で公表されたそうです。「詳細は、機関誌『図書館雑誌』12月号で発表される予定」とのこと。
個人的には以前の記事にも書いたように、公共図書館での閲覧制限はほいほい簡単に実施するもんじゃないし、むしろ行わないのが基本スタンスだと思っていますが、今回日図協として方針を定めたことは、公共図書館にとっては大きい意味を持っているのでしょうね。日図協のウェブページにまだ載ってないけど。
また、G.C.W.さんのブログの記事にある「一般の会員に議論の詳細を知らせることなく新聞報道が先行したことに疑義を唱えておきます」については、確かにそう思います。とは言え、一般の会員に最も確実に議論の詳細を知らしめる為の手段として存在しているのが『図書館雑誌』なわけですが、まあ、号外を出す程の予算はあそこにはないんだろうな、と想像してみたり。ただ、少なくとも、正式に新聞社等に報道資料を送付したのであればそれは(全ての会員がアクセスできるわけではないけれど)公式サイトに載せておいてほしいですし、それができないのであれば委員の判断のレベル(想像)でこういう重要な情報の掲載を許可するのは止めた方が良いと思います。
あと、『図書館雑誌』の誌名が新聞の1面トップに出ること自体珍しいと思います(^_^;)。結構レアかも。
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