カッポンとの巡り会い
先日、居住中の社宅アパートに、毎年恒例のお風呂などの排水管清掃を行う業者がやってきました。ちょうど洗面所の排水が最近詰まり気味だったので、ついでにやってもらえないかと頼んでみましたが、今回の清掃は洗面所の排水管は対象外なので、同じ会社に別料金で依頼してほしい、とのこと。予想していたとはいえ、結構シビアです。
と申しましても、件の排水管の詰まりはワイヤーブラシを突っ込もうがパイプ洗浄剤を投入しようがびくともしない難物な上、こちらも平日そうちょくちょくは休めない身なので、今日やってもらえるものなら頼んでしまおう、と早速その会社に電話し、運良く40分程で来てもらうことができました。さて、プロの手管を見せてもらおう、と作業員氏に注目していたところ……作業用バケツから取り出したのは何と、トイレ掃除の時などに使う柄付き吸盤のカッポン!
作業員氏がカッポンを排水口に押しつけながら水を洗面台に溜め、頃合いを見て排水口にカポカポしては勢いよく水を流すという作業を繰り返すこと数回。あんなに詰まっていた水は、嘘のようにスムーズに流れるようになりました。
なお、この件で請求されたお代は約4,000円。
カッポンに4,000円かよ!これならカッポン1本買った方が安かったわ!
と叫びそうになりましたが大人の我慢。ちなみに排水管の更に奥まで掃除すると料金はもっと上乗せされるようです。
悔しいので、近日中にカッポン(正式名称は『ラバーカップ』と言うそうです。初耳。)を探して購入することに決めました。生まれてこのかた暮らしてきた何軒かの家のトイレは深刻な詰まりに陥ったことがなかったので、このカッポンには無縁の生活でしたが、ついに我が家の道具に加わる日がやってきたようです。幾つになっても、新たな予想外の巡り会いってあるものだな、と感慨深くもあります。例えその相手がカッポンだとしても。
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