図書館を楽しむということ
ちょっと最近何かとハードな毎日で、更新の間が空いてしまいました。
さて、ボランティアさんの手作りで運営されているあの「ふなばし駅前図書館」がこのほど3月6日をもって無事1周年を迎えられたようで(スタッフブログの記事より)、まだ一度も現地に遊びに行けたことはありませんが実にめでたいことです。
上の1周年の記事を読んで、そういえば最近「図書館を楽しむ」っていうことを忘れていたなあ、と思い出しました。近頃の自分にとっての図書館って、
「ある程度まとまったお金が必要なだけに予算削減のターゲットにされるところ」
「余分な説明抜きで利用者にはまだ必要とされている存在なのに、予算を握っている側に余分な説明をいっぱいして知恵を絞らないと今後生き残れないところ」
で、図書館=楽しいという発想からどんどん遠ざかっていましたので、そうか、図書館って楽しかったんだなあ、と軽く涙が出てきた次第。
私的には図書館とはユーザ側のニーズと職員の業務の能率化との間にいかにうまい着地点を見つけていくか、という実学としての図書館学(これはサイエンスとしての図書館学の地位が低くなってしまっている一因でもあるのだけど、それはさておき)の実践の場であってほしくて、その実践の過程が楽しいのだとずっと思っております。
まあ、そんなこと言ってる本人は穴だらけのへっぽこ学徒に過ぎないわけですが。そもそも先立つお金と人材が保障されないと図書館って運営していけないのは理解しております。図書館学の実践の場、なんていうのんびりしたことを言っていられないのが現実。でもやっぱり図書館も時々は楽しくないとね、と思うわけです。
願わくば、これからも図書館には「楽しい」一面を持ち続けていてほしいです。本音を言えば、図書館を生き残らせていくための戦いは、筆者のような甘ちゃんにはとても荷が重い仕事です。でも、図書館のユーザ側、職員側、それぞれの楽しさを守るためなら、ちょっと頑張ってみてもいいかな?と、自身を騙してみるテスト(今まで頑張っていなかったんかい!あと、君だけ戦ってると思ったら大間違いだぞ)。
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