Webcat Plusで遊んでみる
NIIのWebcat Plusの連想検索は、凄いらしい。と常々聞いています。新聞記事等の文章を検索枠に貼り付けて連想検索にかけると、その文章に関連する図書の書誌レコードをずるずると連想的に引っ張ってきてくれるという評判です。
そこでふと、「2chとかのカオスな言語世界をWebcat Plusの検索にかけたらどうなるだろう?」と思い立ち、早速やってみました。
まずはまっとうなところで、最近はてブで人気を呼んでいる「痛いニュース(ノ∀`):インドで「柿ピー」が大ブームの兆し」の元ネタ「インドで柿ピーが大ブーム? 国際親善 - goo 自動車&バイク」の本文を貼り付けたところ、トップに出てきたのはこんな本でした。
1件目にカレーライスの本が出てきました。……柿ピーどこ?と思ったら、9件目にようやく柿の本が出てきてますが、多分柿ピーとは関係ないかと思われます。
ただ、3件目に、
スズキのインド戦略 : 「日本式経営」でトップに立った奇跡のビジネス戦略
が出てきていて、元記事はインドにあるスズキの子会社の話なので、これは使えるかも、と思いました。
本題に戻り、今度は本格的にカオスな言語世界を貼り付けてみることにします。上記痛いニュースの85に引用されていた辛党のボスとハバネロのコピペです。結果はこんな感じ。
がぜん胡散臭くなりました。特に中谷彰宏の著書が3冊もあるのが何とも。ハーレクインが2冊ヒットしてきてるのが笑えます。確かにハバネロに燃えまくるボスの姿がハーレクインぽく見えないこともありません。
もしかするとWebcat Plusは、このボスに贈るべき本は、
はっきり言うこんな幹部は辞めてくれ!
であり、取引先のお兄さんに贈るべき本は、こんなボスとのお付き合い生活とおさらばするための、
株のいろは
であるということを示唆しているのでしょうか(^_^;)。
さらにしつこく。
コピペの名作と呼ばれている「吉野家コピペ」を貼り付けてみました。結果は以下のとおりです。
リストには、
吉野家の経済学
や、
吉野家
など、いかにも吉野家という組織を学ぶための基礎資料となりそうな本が並んでいます。
一見このリストは真っ当かと思いきや、家族連れに「150円やるからその席空けろ」とかいう輩に対する返答とも取れる、
お前のワガママだけ聞いてやる
なんていうのがあったりします(内容詳細を見たらBLでした……しくしく)。
しかし、一番心に響いたのは、
わかったようでわからない日本語 : そうか!!言われてみれば納得。
という1冊です。そうか、2ch等の日本語って、そういう日本語だったのか、と納得。
というわけで、Webcat Plusの連想検索って意外と奥深い示唆に富んでいたということが判明しました。つらつらとネタを探って思索の世界に遊ぶには良いツールかと思います。そして、せっかくの連休にこんなものを試して遊んでいる自分を見つめ直すにも。
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