今更、「Googleブック検索」の話
ついに「Google Book Search」の日本語版「Google ブック検索」が始まったそうです。
真っ先に「オペラ座の怪人」とか「劇団四季」とかの趣味のワードで検索してしまったバカがここにいますが何か?今のところ余り良い結果は釣れませんが(^_^;)。
第7回図書館総合展でグーグル日本法人社長の講演を聴いたのが既に1年半前のことなので(記事はこちら)、ここまで来るのに意外と時間をかけたな、というのが第1印象。Amazonや紀伊國屋といった書店の他、出版社のオンラインショップ(オライリー、新風舎等)とも連携しているので、そこら辺が1年半の成果なのでしょうか。図書館検索は「まず有力大学1校と提携する」(アサヒコム記事より)ということで、まだこれからという感じですが、そのうち大手の大学、果ては大きめの規模の自治体の図書館とも連携を深めて行くのだろうと思います。
使い勝手は、まだ日本語の対応書籍は数万冊ということなので仕方ないのですが、漢字の単語で検索すると中国語の書籍の方が多く釣れてきます。検索画面で書籍の記述言語を絞り込めれば良いのに、と思いました。
で、正規のプレス発表は2007年7月5日でしたが、日本語の図書館系サイトで第一報かは分からないけれど、最も情報が早かったのは「Google ブック検索 本番スタート|黒澤公人のドキュメンテーションシステムの100年(1960年-2060年)」の記事(2007年7月3日付け)なんではないかと推測しております。長期的な定点観測の成果ですね。
(2007年7月7日追記)
昨日のプレスリリースで、提携する「有力大学」は慶應義塾大学であったことが明らかになりました(慶應義塾プレスリリース(注:PDFファイル))(Googleプレスリリース)。「著作権の保護期間の切れた書籍約 12 万冊を対象として」(Googleプレスリリースより)ということなので、著作権問題でごたごたすることはないんだろうと思います。多分。
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