全国図書館大会に行く(その1) : 兵庫大会マスコットははばタン!
昨日は1日お休みをいただいて、日比谷公会堂で開催された全国図書館大会全体会に出かけてきました。
別に出張で行かせてもらえないわけではなく、記念講演はごく個人的に聴きたいけれど仕事に少しは結びつきそうな分科会にはどうにも食指が動かなかったので、あえて休暇で行ってきました。
開始時刻の13時に15分程遅れて会場入り。長尾先生のご挨拶はもう終わっていたと思います。1時間近く挨拶が続いて、この挨拶タイムにネタは無いのか?と思っていたところ、最後に次期開催県の兵庫県立図書館長の挨拶で、「次期大会のシンボルキャラクターは『はばタン』」というご発言が。はばタンと言えば昨年の兵庫のじぎく国体から生まれた、現兵庫県マスコットの、あのまん丸い黄色のお顔がたまらないフェニックス。キャラ物好きとしては大変喜ばしいことです。後で当日資料を見返したら、はばタン入りの次期大会チラシが同封されていました。
14時からは塩見理事長による基調報告でした。先日公表された「図書館法の見直しに当たっての意見」や、夕張市立図書館の存続問題、指定管理者問題、図書館サービスの非正規職員への依存問題、犯罪少年の本人推知記事の提供問題、船橋市立西図書館問題等に触れていました。船橋市立西図書館問題については本人に協会として説明を求めたが、本人が退会してしまった為実現しなかったとのことです(そ、そういう物か?とちょっと思わないでもありません)。最後に井上ひさしさんの『父と暮せば』の、被爆して自分だけ生き残ったことに対して葛藤する主人公の代弁者である父親の幽霊の「図書館こそ人の悲しみや喜びを伝える所であり、お前はその為に生きるべきだ」という趣旨の台詞を紹介し、図書館大会が101年目だが戦争による中断で開催回数は93回であるというのは重い意味を持っている、として、次の記念講演につないでいました。
14時45分から20分休憩で、15時5分過ぎにいよいよ記念講演「文化の力 図書館の力」が始まったわけですが、続きはまた後ほど。
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