10周年。
昨夕から、結婚10周年記念兼連れ合いの誕生日のお祝いで、都心某所に宿を取って2泊3日のミニ旅行に出かけています。
職場も忙しい日だし(予約取った時にすっかり忘れていました(>_<)。その代わり事前準備だけはちゃんとお手伝いしました、と自分に言い訳してみる。)、仕事はコンスタントにあるわけですが、ええい、ままよ、と心の中で謝りつつ仕事を中抜けして宿に向かいました。
で、実感しているのは、つくづくうちの家族って日常事を人にしてもらうのに慣れていないんだなあ、ということです。例えば、今回柄にもなく記念のケーキなどというものを予約してみたのですが、それを盆に載せてナイフやフォーク付きで客室係の人が部屋の中まで運んできてくれるわけです。え、それ、重いし、ドアの所で手渡してくれればいいよ、とただただ動揺する我々。しかも写真まで撮ってくれるなんてお兄さん……と、舞い上がりっぱなし。
動揺しつつもケーキはしっかり味わって平らげました。で、食べ終わった後のお盆は、サービスデスクに電話するとまた先ほどのお兄さんが取りに来てくれる仕組みになっています。そんなの出前のお寿司とかみたいに廊下に出しておくから後で取りに来てくれればいいよ、と言おうかと思ったのですが、さんざん躊躇った末に電話して、お兄さんに持っていっていただきました。
これで仮に、ディナーフルコースとかルームサービスで頼んでしまったら、一体どんなことになってしまうか考えるのが怖いです。結局今回は頼まず、昨夜も今夜もも宿の外のお店で済ませてしまいましたが。それが日常事になる身分や状況というのが、世の中には数少ないとは言え存在するのは確かですが、まだ自分の手足で動ける身であるうちはハレの日の出来事だけでいいや、とつくづく思った次第です。
一方で、たまに人に何かしてもらうというのは、逆に自分が人の為に何かプラスになることを意図して行動した時に、こうすれば相手のプラスになる、喜ばれるということを実感して学習するにはなかなか良い機会だったのかも知れない、とも思い直しております。という風に書くと、まるで普段人のことをまるきり考えずに行動しているように見えてしまうかも知れませんけれど(^_^;)。
しかし。ここまでの文章を入力できる環境を、こういう旅先に持ってきている点で既に何か間違っていると思うのですが>自分。
« おせちの話 | トップページ | 図書館有料化の話に少し便乗してみる。 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ここ2年、何してた?(2017.11.26)
- 議論苦手者とTwitterとブログ(2010.07.11)
- 2010年(2010.01.01)
- 2009年年の暮れ、私が望むものは……。(2009.12.30)
- とろ、何とかならないか?(2009.12.11)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
錫婚式おめでとうございます!
最後のくだりは予想外で笑ってしまいました。
末永くお幸せに。
投稿: くるとん | 2007.12.16 06:30
くるとんさん、ありがとうございます。お陰様で10周年を迎えることが出来ました。
最近ちょっと本業で辛い出来事が続いたので(一部現在進行中)、こんな所に行っても良かったのかな?と躊躇いつつも、しっかりサービスは堪能してきました。
10年後の運命なんて誰にも読むことは出来ませんが、また次の10年を2人とも無事に過ごせると良いなあ、とそれだけを願っております。
投稿: MIZUKI | 2007.12.17 07:10
10周年!
おめでとうございます!!
人にしてもらうのに慣れていない…のくだりに、
お二人の謙虚な人柄が見えてくるようです。
だって、私、どこに行っても
人に何かしてもらってばっかりなんですもの…
末永くお幸せに!
投稿: すいすい | 2007.12.17 23:00
>すいすいさん
お祝いの言葉ありがとうございます。
コメントを読ませていただいて、何だか急に恥ずかしくなってしまいました。
普段、自分たち家族だけで生きているのではなく、毎日、何だかんだでたくさんの人たちの助けを受けているからこそ生きていられる、ということを忘れてはいけないですね。つくづく反省。
投稿: MIZUKI | 2007.12.19 22:53
遅ればせながら、おめでとうございます!
投稿: shii | 2007.12.21 17:54
>shiiさん
書き込みありがとうございます。こちらでは初めましてですね。
10年前に結婚した時は、10年後が来るなんて想像もつきませんでしたし、それなりに長い年月だと思っていましたけれど、振り返ると「え?もう10年?」といった感じです。
上のコメントで気づいたのですが、今回のホテルサービスがスペシャルすぎただけで、日頃からあちこちから手助けはいただいているわけで、同じように誰かを手助けできると良いなあ、と思います。
投稿: MIZUKI | 2007.12.22 08:18