ねんきん特別便
「ねんきん特別便」(そう言えば何故「年金特別便」じゃなくて部分的にひらがななんだろう?)が、ついに筆者の所にも届きました。筆者の学生時代の国民年金は親がまとめ払いしてくれていましたが、その記録と今の勤務先の年金を自分で結びつける手続きをした記憶が皆無であったり、国民年金支払い時とは姓が変わっていたりする等、年金に関しては危ない要素が満載であるという自覚はありました。でも何か手がかかりそうだし、それに色々大変そうな社保庁の人にわざわざ電話を入れるのは何だか申し訳ないという気持ちもあって、ついつい忙しさにかまけて問い合わせをサボっていた所、案の定、といった感じです。
学生時代に(親が)払った年金の記録と現在の勤務先の年金の記録とがきちんと紐付けされていないというのは予測できていましたが、どうも勤務先の年金の登録が旧姓のままになっているらしく、そこは想定外でした。そう言えば自分で意識的に年金関係の改姓手続きをした記憶がないや、と初めて思い当たった始末です。大体年金関係の手続きは基本的に他人を当てにせず自己責任でしっかり行うべきものだなんて、最近の年金騒ぎで初めて知ったようなものですし。いやしくも自分で稼いだお金を注ぎ込んで居るんだから、もっと早く意識すべきであったと反省しています。
それにしても「特別便」の返送書類の記入説明は実に分かりやすいですね。流石、分かりづらいという意見が出て改善された(らしい)だけのことはあります。でもこれだけ親切に書いてあっても、読み取れない人とか、あるいは「字が多くて面倒」とか言ってほっぽり出す人は絶対いるんだろうな、と思うと軽くウツになりました。生きるためには最小限、この手の説明書を読んで内容を実行できるだけの国語力は必須だと思います。かつてのテレビのお笑い番組「オレたちひょうきん族」で、冷蔵庫やら何やらの取扱説明書をベテラン俳優がひたすら朗読するというコーナーがありましたが、ああいう風に何の変哲もないマニュアル類を音読したりして読み取れるようにする力もまた、国語教育において、文学作品の読解力と同じぐらいには身につける必要のあるリテラシーだぞ、と、学生時代国語の成績だけは良かった(=試験問題の出題者の意図をせこく読み取る能力だけがあった)者としては考えてしまうのです。
あ、みんなそう考えたから、ちょっと古いけど『声に出して読みたい日本語』が流行ったりしたのですね。今更のように声高に言う話ではなかったかも、とまた反省。
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