にゃーにゃー村の展覧会
ひたちなか市のコーヒーショップコマクサまで「ねこてん10にゃーにゃー村の展覧会」を観に行ってきました。
連れ合いが社員旅行で出向いた横浜中華街の猫グッズ屋さんで購ってきた、子猫達が木造の小学校の前で早朝ラジオ体操に励むイラスト(しかも1、2匹、振りのずれてる子がいたりする(笑))を描いた1枚の絵はがきが、にゃーにゃー村との最初の出会いでした。作者さんのお名前と「にゃーにゃー村」で検索すると、ちょっとレトロな日本の農村の風景の中で大人猫も子供猫も生き生きと暮らす風景を描いたイラストと、オリジナル猫グッズが満載のサイトがヒットしました(→にゃーにゃー村のサイトへ)。
以来、猫飼いではないけど猫をウォッチするのが好きな者として、このサイトには癒されております。そろそろ村民になる手続きに着手しようかと思っていた矢先、上記のコマクサさんで4月17日から29日まで展覧会が開催されるという案内がサイトに掲載されました。これは同じ県内に住む以上は行かずにはいられまい、と、本日午後連れ合いの運転する車で1時間弱かけてコマクサまで走って行きました。下の写真はお店入り口の看板です。
コマクサは今年で開店30周年を迎えるという、年輩のマスターご夫婦が経営されている昔ながらのほっと一息付ける雰囲気の喫茶店で、常連らしき方もちらほら見受けられました。コーヒーもケーキもなかなか美味、と思いつつ、店内の壁に吊り下げられたにゃーにゃー村のイラストや、猫の和風人形をじっと眺めていると、少し後に隣の席に座られたご夫婦が絵のことを話題にされました。あー、やっぱりファンなのね(^_^)、と微笑ましく聞いていた所、更に1つ隣のテーブルの女性が何と、「この絵は実は私が……」とにこやかに語りかけられるではありませんか。何と作者さんが!と、もう舞い上がりまくりに。
隣の方が話されるのを横で伺っていた所によると、あのイラストの画材は普通の不透明水彩だそうです。確かにあの猫さん達や建物のみっちりしつつ柔らかい質感は、透明水彩やアクリルでは出せないなあ、と納得。
また、にゃーにゃー村の生活風景は、茨城県内や千葉県に今も普通に残っている懐かし建物や風景を素材にされているとか。つくばの住人としては、自分の身近に残る農村の風景というのは、旧市街の中で浮き上がって開発されている学園都市部とのギャップの象徴として捉えてしまいがちだったのですが、実の所とても貴重なもので、一種の宝物なのでは?ということに気づかされました。にゃーにゃー村は遠くにあると思っていたけど、本当はすぐ近くにあったのか、と。もっと農村の良い所を見直してみようかな、と思います。
ひとしきりにゃーにゃー村の世界に浸った後、作者さんに「つくばから来て良かった」云々とつたないお礼を言って、絵はがき、根付、お人形等々のグッズを手にお店を後にしました。
今回、いつものにゃーにゃー村のイラストの他、今回展示しきれなかったもの、ということで、映画パロディのイラストもコマクサのマスターの奥さまに見せていただきました。SFテイストの猫さん達もかなり新鮮で格好良かったです。このお店でのにゃーにゃー村展覧会は今回で8度目だとか。来年も開催されるのでしょうか。また行けたらぜひ行きたいです。
下の写真はお店から連れて帰ってきた猫のカップルです。今は、散らかしていた玄関の靴箱の上にどうにかスペースを作り、そこにちょこんと座っています。何とも微笑ましい2匹です。
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