人生の価値
日曜日に起きた秋葉原の事件。アキバのあっち側(電気街)は最近めったに歩かないのだけど、傍観者とは言え健康な人間でも見聞きしていて結構辛いのだから、体調のすぐれない人にはかなりのダメージを喰らわせるに相違ありません。
正直言って、加害者が社会の谷底で苦しめられていて、オタクで……なんて言う話はどちらでも良かったりします。というか、関連記事をじっくり読むと辛くて胸が締めつけられるので、流し読み状態。
今回のケースが、裁判の結果どういう判決になるかはもちろん分かりませんが、記事を斜め読みする限りでは、心が疲れ切って正常な状態にはなかった可能性はあるにせよ、しっかり計画性も判断力もありそうですし、まず極刑は免れないかと思われます。
自分としては、人生の喜びとか生き甲斐とかを味わえない暮らしを送っていたらしき加害者の彼には、本当にそれらが自身にはなかったのか?心に余裕がなくなっていて見失っていただけではないのか?ということを、良く考えて欲しいです。その上で、あの時偶然歩行者天国にいた人々が、大なり小なり謳歌していた人生を断ち切るという行為がどれほどエゴに満ちていたかを十二分に理解してから、刑を受け入れてもらいたいと思います。自分の人生の価値が分からなければ、他者の価値など理解できるわけがありませんから。
ずっとこの事件について何か一言書き残しておきたくて、何度も書いては消して、やっとこれだけ書けました。彼と全く同じではなくても、かなり近い絶望を抱えて生きている人はたくさんいるのだと考えながら。
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