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2008.08.02

別室閲覧資料・後日談

 本日夕方、東京在住の友人と待ち合わせて観劇に出向きました。観劇終了後、彼女と夕食を共にしている時に、先日こちらに書いた国立国会図書館に出向いた私的文献複写の話題になりました。
 そしたら、どうも友人、私が仕事関係で得ている何らかの利用者権限を私的に使い(つまり職権乱用)、その文献を入手したと思っていたらしいことが判明。

 このブログを読んでいるのは図書館業界人が中心と思っており、また、ずっと以前に登録申請についてネタにしたことがあった筈なので(8月3日追記:『登録利用者制度を使ってみました』(2006年9月3日)です)、特に注記も何もしなかったのですが。

 ……声を最大にして言っておくと、違います。

 私が利用しているのは「登録利用者制度」というもので、個人が直接国立国会図書館に申請して利用登録する制度です。登録すると利用者カードももらえて、来館複写も郵送複写も依頼できます。
 また、そこまでユルい公僕(厳密に言うと『公』の人ではないのだけど)ではありません、と言っても信じてもらえないかも知れませんが、ちゃんと個人として登録した上記の資格で、勤務時間外に、個人のお金で依頼しております
 ついでに、図書館業界外の方にはどうでも良い話ですが、そもそもうちの職場、国立国会図書館に組織としては利用登録されておりません。まあ、今回のような文献複写はこれから登録しても大丈夫だと思いますが、資料の貸出等のよりハイレベルな利用については多分、新規に職場として登録申請しても、直接登録はできない筈です。専門図書館協議会に加入して、会員として貸出依頼しないとダメだったかと。
 というか、一番ショックだったのは、その友人は元図書館情報学徒で、図書館と無関係の職業には就いてますが、図書館業界に比較的近い、従って例の制度は知っているものと思い込んでいた自分の勘違い加減だったりします。そりゃ業界にいなければ、知らない方が普通だろうと。自分基準を迂闊に他者に当てはめちゃいかんぞ、とちょっと反省してます。

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図書館」カテゴリの記事

コメント

職員も組織の構成員であり図書館サービスを受ける権利はあるのですから、機関ルートを使って文献を取り寄せるのは「職権応用」で力入れて否定しないといけないことでないと思うのですがいかがでしょーかー。
つーか私やってます。
内容によっては休み時間に依頼していますが。NDLから「J○NE」の某ページの複写を取り寄せた経験があります(笑)。

「職権応用」については全く持って仰るとおりだと思いますし、誰が何の文献を頼もうと、法に則った範囲である限りは詮索しないのが図書館の正しい態度です。
ただ、取り寄せたかった複写の中身がうちの組織の専門分野や自分の仕事内容とかけ離れてるということで、ごく私的な態度として、私費を使うにしてもためらってしまったというのはあります。
あと、複写業務を担当している知り合いに、例え目の端でスルーであっても趣味を見られるのはイヤだとか(笑)。……修行が足りませんね。
ちなみにちょっとでも仕事に関係する文献であれば、普通に複写依頼して、公費かけてでも取り寄せています。今の所は相互利用協定館(大学で言う所の学内)の範囲に留まってるのでお金がかかったことはありませんけど。

問題は、昨今の民間さん、それから民間じゃないけど議員さん方は公僕(あるいは準ずる立場)にある人間の行状に、それが法律違反であろうとなかろうと厳しすぎるぐらいに厳しいということです。批判の理由は理解しつつも、行き着く先を将来的に危惧する所は多々あるのですが、ここでは置いといて。その意味で、自分的に先の記事はちょっと説明不足だったと思ったので、補足させていただいた次第です。

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