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2008.08.12

マイクロフィルムが脚光を浴びた日

 毎日新聞が英文サイトにいけない記事を載せていた問題について、新聞社が内部調査結果として発表した時期より更に2年も遡る時期、しかも紙媒体にそういう記事を載せていたことが判明した、という2chの暴露スレに言及した以下の記事を読んで小躍りしました。

 図書館と一般人が新聞社の脅威になった日 - 図書館情報学を学ぶ

 何故小躍りしたかは後述するとしまして、この件に関するはてブのエントリに、
「そんなことは誰でも知ってる」
「小学校でも教わる」
という反応がいくつかあったのが、コメントされた方には大変失礼ながら結構意外でした。いや、マジレスしますと、流石に小学校では教わらなかったですね(^_^;)。子供の頃図書館に縁が薄いまま司書を志してしまった者としては、そういうことを教えてくれる小学校に行きたかったです(ちょっとコンプレックス)。いや、もしかして最近まで小学生だった人は意外と調べ学習のからみで教わっているのかも知れませんが。当方、小学校を卒業してから20数年は経過してます。世間的には若い世代を「このゆとりがぁ!」とののしりがちですが、もし教わってるとしたら、その意味では若い人が羨ましいです。そんなに図書館のネタが授業に出てくるなんて。

 確かに図書館を調査研究目的で使う人、また、過去の記事の調査にマイクロフィルムやマイクロフィッシュを使う人はたくさんいると思います。でなきゃ平日に国立国会図書館に入館して、あんなに混み合っているわけがないでしょう。
 とは言え、「全国新聞総合目録データベース」のページってそんなメジャーだったかしら、ほー、と、意外な需要の存在に感心させられてしまっています。現在自分は図書館所属ではありませんが、比較的図書館に近い世界にいると、自分達にとってはこのページの存在を知っていて当たり前だけど、世間ではこのページがマイナーな存在に違いない、と思ってしまいがちなので。
 というか、このページ。とある知ってる新聞所蔵機関の詳細情報が、何年も前の古い情報のままなんですが。しかも伝え聞く所によれば、その機関から内容更新依頼を出しても修正されないらしいのだけど。今回の件で意外と潜在的に使われてるページだということが分かったことですし、是非国会さんには何とかしてもらいたい所です。

 で、何故今回の2ch暴露の件を知って小躍りしたかと言いますと、個人的に、
「マイクロフィルムで新聞が保存されてることなんか、図書館関係者じゃなくても誰でも知ってるよ」
といくら言われたとしても、マイクロフィルムという一般的には超地味な媒体が、こうして立派な調査ツールとして日の目を見たのが大変に嬉しかったからです。何せ保存方法さえ間違えなければマイクロフィルムやマイクロフィッシュって紙に次いで頼りになる保存媒体だと思いますので。
 ちなみに、学校の授業で、自分の持ってきた好きな本でマイクロフィッシュを焼いてもらう経験をした人は、司書課程の人であっても少ないのではないでしょうか。この点だけは、ざまみろ、ディープな司書課程以外の卒業生、って感じですね。まあ、写真関係の学部や学校の人も焼いてる(しかも機械の操作も自分でやってる)かも知れませんし、この辺をあまり威張るのは考え物だと思います。

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