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2009.11.16

図書館総合展参加報告(2) : ポスターセッション

 第11回図書館総合展報告その2です。
 今回、時間的制約から、フォーラムは“Library of the Year 2009”しか聴いておりません。
 「ポスターセッション」も当初展示会場のみで見る予定でした。しかし、成り行きで正午を挟んで実施されていた、ポスターセッション出展者によるミニプレゼンを少しだけ拝聴する機会に恵まれました。と申しますか、2Fのミニフォーラム会場でそんなプレゼンが行われているなんて、パンフを見る限りでは知るよしもなかったわけですが(^_^;)。ちなみに私はポスターセッションの出展者経由で知りました。

 で、ミニプレゼンの感想ですが、会場にマイクなし、しかも皆が行き来するメイン通路の真横の部屋だったので、実はあまり発表者の声が良く聞こえず難儀いたしました。廊下で呼び込みされている方の声の方が良く響くような状態で、プレゼン慣れしていてお腹から声の出せる方とそうでない方の明暗がくっきり分かれたように思います。例えば慶應義塾大の田辺さん(Next-L)のプレゼンはお師匠様直伝(?)のアグレッシブさで、後ろの席までよーく聞こえました。
 ごくごく個人的に悔しかったのは神戸学院大有瀬キャンパス図書館の「図書館コミュニティ『喜・楽』」。このコミュニティでは図書館の学生ボランティアによる積極的活動が行われているのですが(お茶女大のLiSAのような感じ)、ふと、
「もしかしたら、こんな風に図書館の学生ボランティア活動を学生教育そして研究の対象として位置付けるようなやり方を、20年近く前の図情大の『公開図書室』でできていたら、あの図書室は『市立図書館ができたから』と言って閉鎖されずに済んだかも知れない」
と考えてしまいました。もちろん当時の公開図書室の学生ボランティアにせよしっかり意志を持って活動していたでしょうけれど、あの活動にそうした教育・研究上の位置付けがきちんとなされていたか?というと、そうではなかったと思うのです。まあ、実際にボランティアをしていたわけでもない人間(月2回程度サークル活動はしていました)が、今更そんなことを言ってみても詮ないわけですが、使いようによってはあの図書室、興味深い実験場になったのではないかと妄想すると、なくなったのは実に惜しいことでした。というわけで、神戸学院大やお茶女大の学生ボランティアさん方には是非これからも面白い実験的取り組みに励んでいただきたいと思います。

 ポスターセッション展示会場は、午前の到着直後と“Library of the Year 2009”の終了後のわずかな時間のみ見ることができました。会場で1対1で説明をいただいたのは、渋沢栄一記念財団実業史研究情報センターの小出さん、そしてお茶の水女子大の茂出木さんのお二人でした。
 小出さんからは大変折り目正しく、丁寧に情報センターの取り組みを説明いただきました。うぅ、こういう穏やかにして重みもあり、それでいて時代の流れに的確に対応できていそうな、そういうベテラン司書さんに私はなりたい、と思っていたのですが。その道は遥かに遠そうです。
 茂出木さんはまずご衣装に圧倒されまして(参照:お茶の水女子大LiSAブログ記事)、すみません、こんなんで隣りに立ってごめんなさい、と真剣に謝りたくなりました。女性としては、あのご衣装をすんなり着こなせる体型に素直に頭が下がります。
 お茶女大図書館の皆さんに、図書館の良い所を書いてもらったという、寄せ書きのようなポスターが、キャンディのようにポップでパステルな色合いで本当に綺麗でした。そして、自分で、こんな風に働いていて「良い所」を言えるような環境作りを果たしてこれまで行ってきただろうか?と目を開かされる内容でした。仕事への誇りと愛着ってやはり大事です。

 他のポスターも駆け足で拝見しましたが、どのポスターもそれぞれに作った人の「思い」が伝わってくる良い内容だったと思います。ビジュアルや色合いで目を引いたのはやはりお茶女大、国立国会図書館(ゆるキャラ(?)「れはっち」あり)、渋沢財団情報センター、神戸学院大、和光大学(ゆるキャラあり)、農林水産研究情報総合センター、Project Next-L、Museology-Labo(Next-M)あたりでしょうか。
 なお、Next-LとNext-Mには相関関係は特にありません。ポスターが隣り合わせに貼られていましたが、きっと事務局のささやかな遊び心だと思われます。ちなみに両方のポスターにはメッセージを書いた付箋を貼れるようになっていましたが、それぞれの付箋が、

「ついに名前をまねられるくらいのプロジェクトになったことに感動しています」(Next-Lポスターの付箋より)
「NEXT-“L”の次だから“M”」(Next-Mポスターの付箋より)

となっていて、笑わせていただきました。
 ポスターセッションについてはとりあえず以上です。次回はARGカフェ&ARGフェストについて書く予定です。

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