たかが4コマ漫画、されど。
お久しぶりです。10月は全くブログを書かないまま11月になってしまいました。
最近かなり精神が停滞気味です。逃げたい現実は多すぎるくらい多いですし、Twitterの図書館クラスタは現場事情に関する知識を最新にアップデートしていないと絡めませんし、U40も遠くから見守るだけでしたし、歯医者で大きい虫歯を治療中に虫歯があと2本発見されて当分通わないといけないことが確定しましたし(長くてすみません……)。
こういう時の自分は、何か家事などをしている間は良いのですが、ふとした日常の隙間に脈絡のない厭世観に囚われてしまう傾向があります。そこから脱出する方法として、大体次の手段に走っています。
- 観劇に出向く→たっぷり半日は時間が必要。資金もそれなりに必要。
- 何か甘い物を食べる→手軽だがカロリーの関係で無制限摂取は不可。
- ブログやTwitterに何か書く→携帯電話またはWeb接続端末さえあれば可能。
- 4コマ漫画を読む→雑誌代・単行本代はかかるが手軽に家の中でできる。
異論はあるかも知れませんが自分の中でのお手軽度は4>3>2>1の順番となります。1は家ではできませんが2~4は可能。2は確実に体重増加に貢献しますが(加齢により身体の代謝が落ちているので)、3、4は少なくともノーカロリー。また、3は頭を使いますが4は使わずとも可。ポイントは「4コマ漫画」であり、ストーリー物、例えば士郎正宗作品のように欄外にまで細々描き込まれているものではないという所にあります。あれはあれで面白いですが。
但し、自分が単行本まで買って読む作家はみずしな孝之、小坂俊史、ひらのあゆ、樹るう、といったラインナップですが、前のお二人はともかく後のお二人はどちらかと言えば「ストーリー4コマ」的な作品の方を得意とされています。もちろん4コマの文法を比較的守っている作品も好きなのですが、そうでない作品も好きなわけで、そう言う人間が本当はあまり大きい声で「4コマ漫画が好き」とはあまり言ってはいけないのかも知れませんが。でも「好き」と言わせていただきます。
ということで、上記の作家さん方の中では、樹るう『わたしのお嬢様』(1巻・2巻・3巻)に最近癒されています。「なんちゃってヴィクトリアン」と言いつつ19世紀イギリスの空気をしっかり取り込み料理していて、ギャグとシリアスのバランスが取れていて読み応えがあります。Amazonのレビュー(上のリンクはbk1ですが(汗))で「日曜にやっていた名作アニメを4コマホームコメディにしたような」という評価があるように、安心して読めますし。それなりに影を引きずって生きているキャラ達の描写に悪意がないのが上手い、と思います。
この方の作品では『ポヨポヨ観察日記』や『そんな2人のMyホーム』(1巻・2巻)もキャラが立っていて可愛くて、お話も面白いです。
ちなみに一応図書館系ブログらしいことも書いておきますと、『わたしの―』と『そんな―』にはちょっとだけ図書館も登場します。前者は3巻に、主人公の思い人が通う大学の図書館が登場。館内描写等は背景として出てくるだけなので調べてませんが、恐らく「なんちゃって」だと思われます(^_^;)。後者は1巻に、主人公の舞ちゃんが公共図書館らしき場所のカウンターで、エプロン姿の司書に「忍者文字」についての本のレファレンスを依頼する場面が出てきました。多分作者さんの日常に図書館の存在が割と自然に溶け込んでいるのだろう、と思わせてくれる雰囲気で、割と好感が持てる場面でした。
というわけで精神的リハビリ手段その3にお付き合いいただきありがとうございました。この次はリハビリではなく普通に書きたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
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