海老名市立中央図書館に行ってきました(前篇)
2015年11月1日、突如思い立って、図書館界隈だけでなくマスコミ界隈でも話題になっている、あの海老名市立中央図書館に、図書館退屈男さんとともに出かけてきました。
つくばから圏央道経由で約2時間。圏央道を行けば少しは近い筈、と思っていましたが、それでも少々遠かったです(^_^;)。
さて、海老名の図書館は館内撮影禁止とされていますので、現地で撮影した写真は下の玄関風景のみでした。
以下は記憶と、現地でのスケッチとメモに基づく館内レポートです。
地下部1階、地上部4階建ての建物ですが、4Fの児童室には行っていません。行かなかった理由は特にありませんが、もし行っていてもメモ取りなどしていたのでただの怪しい人になっていたかと思われます。
館内は、1Fがスタバ、雑誌販売コーナー、図書コーナー(図書館蔵書書架と書店陳列書架の2つのスペースあり)、蔦屋書店カウンター、図書館カウンターでした。
スタバは予想通り混み合っており、スタバ席以外の閲覧机もほぼ満杯でした。
取りあえずB1Fに降りることにしました。
1F雑誌販売コーナー近くの階段を降りてすぐ左側の書架をスケッチしたのが下図です。最上部2段はダミーで、全集物がその下3段辺りに収められています。図の例は漢文学ですが、他の国の文学の全集物も同じ様な感じで収められていました。
B1Fは文学関係の書架でした。ここも閲覧机はほぼ満席。
神林長平は雪風シリーズが『グッドラック』しかないのか、でも『魂の駆動体』はちゃんとあるな。ああ、栗本薫も定番っぽいのは置いてあるな。等とざっと眺めていたところ、下図のような検索機が何カ所かの書架に設置されているのを見つけたので、試しに使ってみることにしました。
図書館蔵書と販売書籍を両方検索できるのか、と思いながら、取り急ぎ、図書館蔵書を適当に検索してみることにしました。
適当に選んだ検索キーワードは、「著者=中島梓」。理由は、「世間的にメジャーな作家であると同時にマイナーであり、一定の需要はあるが万人受けはしないので所蔵数が限られていると思われる」から。……と言えば聞こえが良いですが、実は私がそういう位置付けの著者をほかにほとんど知らないだけです、はい。
取りあえず検索し、その中から『魔都ノート』(ISBN: 4062044021)を選び、館内マップ表示ボタンをタッチして該当資料の排架場所マップを出そうとしたところ、何と検索アプリが突然強制終了し、iPadの操作画面が表示されるではありませんか。
元の検索アプリを起動しようとしばし試みましたが起動すべきアプリが分からなかったので、仕方なく別の検索機で同じように検索~マップ表示に再チャレンジ。今度は「排架場所はスタッフまでお問い合わせください」という内容のメッセージが表示されました。致し方なく、書誌事項をプリントアウトしたのが、下図になります。
「棚番729242? 飾ファッション??」
と疑問を覚えつつ、取りあえず上階へ向かうことにしました。
まずは3Fを散策。
通常は参考図書コーナーなど1箇所にまとめられていることの多い、辞書・事典類や、レファレンスでお馴染み、日外アソシエーツのツール類が、他の一次資料と混架されており、結構不思議な風景でした。
新聞バックナンバーの収納架の上は、本来は新聞の閲覧台として使える筈ですが、何故かそこが大型地図置き場になっており、邪魔くさいなあ、と思いつつ、NDCで言えば2類、3類辺りの書架をうろうろ。別にオモシロ分類を見つける意図はなかったのですが、「歴史・郷土/日本史/伝記/伝記」の書架に『ケネディ家の呪い』(ISBN: 4777710033)(下図参照)を発見してしまい、ビミョーな気持ちに。
更に、CCC運営第1号館である武雄市図書館でも話題になっていた、「鍵付きのガラスケースに収められている郷土資料」をチェック。
『神奈川県史』や『海老名市史』、『海老名市史資料所在目録』『海老名郷土かるた』などもケースに収められていました。これらは鍵が掛かっているというだけで申し出れば利用は可能なようですが、モニュメント的に扱われている感じで、少々利用のハードルは高いような印象を受けました。ガラスケースの中のかるたは、下図のように各種ラベルを貼った状態で収められています。
なお、後で調べたところ、同じかるたが開架スペースにもあるようです。分類は「スポーツ」のようです。かるたは「競技」なのでまあ、スポーツなのだろうと思います。
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