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カテゴリー「映画・テレビ」の記事

2019.06.09

映画『ニューヨーク公共図書館 : エクス・リブリス』感想(2019.6.1 10:15鑑賞)

皆さまこんにちは。
こちらでは2017年11月以来の投稿になります。
前回の投稿から1年半の間に職場異動で再び図書館と縁が切れてしまうなどの細かい変化はありましたが、その辺の話は横に置いてひとまず本題にまいります。

はじめに、当方は国内外の図書館業界のリアルな情勢とか統計データとかに関する知識は皆無ですし、故に日米図書館事情の比較なんてことはできません。また、残念ながらニューヨーク公共図書館(以下、「NYPL」)を実際に訪れたこともなく、多少『未来をつくる図書館 : ニューヨークからの報告』を読みかじった程度(はっ、完読していなかったかも?)に過ぎません。このような立ち位置ですので、以下は「批評」ではなくあくまで「感想」の範疇にとどまることをお断りしておきます。

2019年6月1日に神田神保町の岩波ホールにて、フレデリック・ワイズマン監督の『ニューヨーク公共図書館 : エクス・リブリス』を観てまいりました。

上映時間3時間25分(休憩含む)。ちょっとしたミュージカル観劇より長いです。

最初休憩時間10分、と告げられており、おいおい、この女子トイレの行列では間に合わないだろう? と心配していましたが、しっかり全員が用を足せていたように思うので、恐らく休憩時間に運営側の微調整が入ったものと推測しています。

閑話休題。肝心の映画の感想ですが、人物紹介等も特になく、図書館(併設施設や分館を含む)やその周辺における各種活動について撮影した実録映像を、何らかの一本貫く姿勢を芯にした一つの流れのシークエンスとして、ノーナレーションでひたすら鑑賞者に提示していく形式のものでしたので、一つ一つの場面を理解するために頭を回転させ続けるのが割と大変でした。
ちなみに上映館にて購入したパンフレットには映画に登場する場面や人物の簡単な解説が載っていました。もちろん映画館内で開きながら映画を観るわけにはいきませんが、これがあるのとないのとでは鑑賞後の振り返りがずいぶん違うと思いますので、これからご覧になる方は是非購入されることをお勧めします。

また、NYPLと言えばあのくまのプーさんのオリジナルのぬいぐるみの子たちが常駐している児童室が著名ですが、本編には数学やロボットプログラミングなど子供たちを対象にしたいくつかの活動は登場するものの、プーさんたちが登場することはありません。これはこの映画がNYPLという施設の物語ではなく、あくまでNYPLという媒体を通じて繋がる人と人との物語であることの表れであると思います。

鑑賞後に真っ先に考えたのは、この映画に登場するような、読書会など本に関わる活動や、学習ワークショップ、講演会、音楽会などの社会教育活動のみならず、低所得者へのモバイルWi-Fiルータ貸与のように社会福祉に関わる活動や、就活支援、起業支援などの活動について、NYPLにおいては「図書館の活動」として当然のものと認められていますが、日本の公共図書館で同じような活動を同じような形で実践するにはやはり壁がありそうだ、ということです。日本の貧困や就労の問題も昨今早急に解決すべき深刻な社会問題として報道されているところではありますが、アメリカのそうした問題は、働く上での学歴や職種による分業や給与体系上の区別が制度上日本よりもきっぱりしている一方で、長年に渡り深い根を下ろし続けている人種差別、移民問題も影を落としているので、単純に「アメリカではこうだから、日本でも」と言えるものでもありません。

とは言え、日本でも図書館でのビジネス支援や、オガールプロジェクトのように地域の図書館を中核施設として位置付けた公民連携まちづくりなど、これまで図書館に期待されてきた、資料提供・保存・調査、読書普及などの知の拠点としての役割をしっかり果たしつつ、従来の図書館の範疇に留まらない人と人とを繋ぐ取り組みがなされています。問題は日本全国でそうした取り組みがまだまだ「当たり前」になっていない点にありますが、決して破れない壁ではないとも考えています。

そのように考える他方で、映画の中で何度か取り上げられていたNYPLの幹部会議の風景において、電子書籍の提供、ベストセラー図書の購入、ホームレス利用者への対応などの課題について協議されているのを見て、「なあんだ、こういう所は日本と同じなのか」と思わず苦笑していました。

あるコミュニティに属する人のひとりひとりが精神的にも知的にも経済的にも自立し、生まれ持った権利と尊厳とを持って生きていくために、そのコミュニティの図書館はいかにしてコミュニティの人々を支援する役割を果たすことができるか?
この映画における各シーンは、いずれもそうした図書館の役割についての示唆に富むものばかりであるという印象を受けました。

個人的に特に印象に残った場面と台詞は、次の2つです。

「『やるべきこと』と『やりたいこと』を一致させる必要がある」
(NYPLの幹部会議における、ニューヨーク市及びスポンサー(NYPLは「公立」ではなく運営主体は非営利組織です)からの予算獲得に関する館長の発言より)

「しかし、黒人文化研究図書館がこの地域にはある。あなたもお子さんも一生通うことができる。」(故にたとえ教科書が偏向していたとしても図書館で正しい歴史を知ることができる。)
(NYPLのハーレム地区の分館で開催された利用者との意見交換会において、子育て中のアフリカ系女性が『某社の教科書は黒人奴隷の歴史について歪めた書き方をしている』と憤り訴えた際の、黒人文化研究図書館長の発言より)

世界からの高評価に決して甘えることなく、また、アメリカという多民族、民主主義の国家において揺らぐこともない、確固たる方針を持って運営されるNYPLの秘訣を、これらの場面に垣間見たように思います。

以上、映画の感想でした。
7月5日まで岩波ホールにて上映され、その後順次全国の映画館にて公開予定とのことです。(映画公式サイトの劇場情報
図書館、特に公共図書館の活動と社会に果たす役割について関心のある方は、一度、あるいはそれ以上、ご覧になることをお勧めします。

2007.04.26

NZのライブラリアンはクール&ホラー

 4月25日付けのLISNewsの記事に、以下のYouTubeビデオが紹介されていました。

 YouTube - Librarian

 ニュージーランド(NZ)のHauntedLoveとかいうバンドのミュージックビデオで、ロケ地の図書館はやはりNZにある Dunedin Public Library だそうです。
 普通その手の集密書架には異物検知ストッパーが付いているぞ、とか、NZでも司書と言えばやっぱり眼鏡っ娘なんだ、とか、あんなにスリムな司書さんになりたいもんだ(謎)とか、突っ込みどころは満載なんですが、映像自体は結構クールな感じ。しかし、エンディングを見て、この映像がモノクロであることに感謝しました。怖すぎです、この図書館。でも、あの行動を取りたくなる司書さんの気持ちがとってもよく分かってしまう自分は、バイオレンスな人間なのでしょうか。
 それにしてもこのいかにも甘ったるそうな歌の歌詞が、語学力不足につき字幕付きのところしか理解できないのは惜しいことです。実際のところ、そんな大した歌詞でもなさそうだけど。

2005.06.22

Zガンダム映画感想

 『機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者』の当地での上映が今週いっぱいと聞いて、あわてて今日の仕事帰りに見てきました。リアルタイムでの視聴者ではなく、後年ビデオでまとめ見しただけなのであまりガンダムを語る資格はないかも知れませんが、映画版は期待していた以上にわくわくと面白く見ることができました。さすがにガンダムに対する何の予備知識も持たない人がいきなり見るのは辛いかもしれませんが、カミーユとジェリドの因縁など複雑なストーリーが約90分間に巧く整理されてまとめられています。新作カットと古いフィルムのカットとの画質や色調の違いもほぼ違和感なく美しく調整されていました(エイジング処理というそうです)。恐らくは作画監督が異なることによるテレビ版との絵柄の相違についても、人により異論はあるかも知れませんがほとんど気になりませんでした。
 もっとも、長い物語のダイジェストである分、例えばカミーユの屈折や暴走(平たく言えば若さ故の痛い言動)に代表されるキャラクターの激しい感情表現がさらりと流されていたような気がしないでもありません。10月に公開予定の第2部『恋人たち』では複雑に絡まり合った人間関係が軸になると思われるので、そちらにさらなる期待をかけたいところです。第2部に関しては、フォウ・ムラサメの声優さんが旧作の島津冴子さんから別の方に交代されているというのが唯一残念な情報です。キュアホワイトも悪くはありませんが、わざわざ変えなくても、とつい思ってしまいました。

2005.02.19

韓流ムダ突っ込み

 暇なので夕方ぼうっと韓流ドラマ『天国の階段』を見ています。今年の1月初めて実家で見て以降、ここ3、4回見続けておりますが、あまりに突っ込みどころが満載なので試しに視聴しながらツッコミを記してみます。ちなみに韓流ドラマを途中からとは言えちゃんと続けてみるのは初めてです。

  • 主人公カップル。いろいろ災難はあるけど気心の知れた幼なじみでこれだけ言いたいことを言い合ってるのに、失明の危機とかそういう肝心なことは言えなかったり、相手の目の異変に気づかなかったり。人間て不思議。
  • 知らなかったんだねチョンソ。君と憎みあっていた義妹が君を車ではねた上に死体すり替えまで実行した犯人だと。(気づかなかったんかい・・・) そしてお父さんも本当にこれまで何が起こっているか全然気づかなかったんだろうか?
  • テファお義兄ちゃん、チョンソの目の異変に気づきましたね。それよりデッサンを右手で描いてましたが、確か右手ケガしてたような気がします。いつ治ったのでしょう。
  • チョンソの目、先週の予告にもありましたが、お約束通りやはり悪性でした。しかも手術をしても治癒率は50%の上100%失明とは。しかし確か冬ソナのストーリーを斜め見した時も、「命が助かっても失明」という展開だったような。
  • テファお義兄ちゃんの行動には共感できるんですけどあまりに報われなさすぎなのが気になります。
  • あっ、オフィスにアトムとウランのぬいぐるみが!
  • 憎みあってる義姉妹が同居してるオフィスってかなりイヤかも。でもキム・テヒちゃんはこんな根性悪の役なのに可愛いと思います。
  • 手術しないつもりかチョンソ・・・。でもなぜ彼とか義兄とか友達とか、人間関係切りまくる?
  • でもパパだけは大事なんだね。やり方間違っているけど。
  • ユリ、あっさり辞表を出されて何かに気づきましたか?
  • お義兄ちゃん、けなげすぎる。
  • ソンジュお兄ちゃん、色々な意味で坊ちゃんなんだなあ、としみじみ。
  • えーと、いきなりウェディングドレスですか?写真館の貸衣装?
    (補足)公式Webによればブライダルショップの衣装だそうです。
  • 次回予告。えーと、あれだけ啖呵切ったのにもう出てっちゃうんですか?お義兄ちゃん。何が起きるのでしょう。あと、公式Webの予告によれば主人公カップルが海辺の家で一夜を過ごすらしいですが、でも別に何も起こらないんでしょうね・・・。
  • ドラマ後の芸能ニュースでやっていたNG集。海の潮に水没しかけたピアノのその後を真剣に心配してしまいました。(そもそも♪海辺にピアノを置いたらさびる~♪と思いますし)

・・・と、思いつくままリアルタイム突っ込みを入れてみましたが、こうして書くこと自体結構イタいかもしれません。
 それよりも、早くリンゴの山を、いや、今すぐ夕食を何とかしましょう>私。
 テレビだけ見てるわけではなく、今週買った本も一部読了したりしてるのですが、それはまた後ほど。

2005.02.11

風邪っぴき

 本日の仕事。印刷中のパンフレットを、関係者に校正依頼するとともに自分でも校正作業。職場のイベント実施の打ち合わせ。大判印刷用カラープリンタの利用指導。その他こまごまとした文献検索。それなりに充実していたような気がしたのに、書いてみるとそんなに面白くないのは何故でしょう?
 ここ何日か、暖かかったり寒かったり、そんなに仕事をしたわけでもないのに帰宅したら身体が良く動かなかったりして、どうも体調がおかしいと思ったら、昨日あたりからのどが痛く頭痛がして身体もだるくなってきました。どうやら軽い風邪を引いてしまったようです。明日から三連休なので、せいぜい養生することにします。
 そんなときはさっさと寝ればいいのかも知れませんが、今期話題のTVドラマ『優しい時間』を粛々と鑑賞してしまうのでした。ドラマを見るときめったに女優さんに注目することはないのに、珍しく長澤まさみさんにひきつけられています。主人公の喫茶店で働いている、初恋の人に裏切られて心に傷を負い、繊細でわがままで不器用で純粋な少女アズ(梓)を、共演のベテラン俳優たちに伍して実に見事に演じていらっしゃいます。例えば第4話において喫茶店の売上額のつじつまを合わせるために、売上と合わない分のお金を時に自分の財布から補填したりしまい込んだりしていたことをとがめられ、「自分が泥棒と思われた」と思いこみ逆上した際の演技など、アズの少女らしい潔癖さが大変鮮やかに表現されていて背筋が寒くなるものがありました。このドラマ、ストーリー自体もゆっくりじっくり人間関係を掘り下げて描いていて面白いのですが、毎週見るための違う楽しみを見つけたように思います。
 ―と、ここまで書きかけて、風邪で頭がぼやけてうまくまとまらなかったところへ、連れ合いから「(風呂が冷めるから)早く入れ」との言葉がありました。全然思ったことを書ききれていませんが、一区切り付けてお風呂であったまって寝ることにします。

2004.05.18

ななみちゃん

 最近NHK BSの戦略にまんまと乗せられ、NHK全体のキャラクターに昇格してしまったどーもくんを引き継ぎBS新キャラクターとして登場したななみちゃんにはまり始めています。無表情キャラクターの定番(?)であるクター(ここで引き合いに出すのもアレですが)に通じる無表情さが醸し出す愛らしさと小動物ライクなちょこまかしたしぐさとの相乗効果で心の秘孔が攻撃されて小爆発を起こしてしまいました。とりあえず、一週ごとに内容が変わるらしい、BS2とBS hiで放映されるアニメは真面目にチェックしようと決めました。そのうちどーもくんのように絵本やグッズが登場したら、ずるずると買ってしまうかもしれません。ちなみにどーもくんはゼンマイ人形1体(現在行方不明)を購入したのみで踏みとどまっております。
 実はななみちゃんのデビューが決まったときに、どーもくんがリストラされてしまうのではないかと心配しておりました。続投が決まって一安心しております。そんな3X歳。